
ヘラオオバコ[2025年05月01日(Thu)]
大百池公園MrMax側遊歩道の脇でヘラオオバコが花を咲かせていました。花茎の先で
白く飛び出しているのはオシベの葯です。ヘラオオバコはオオバコ科オオバコ属の1
年草でヨーロッパ原産の帰化種とされています。この辺りではこの個体のほか2,3本
が花茎を立てていて目につきますが、よく見ると花径を立てる前の個体がいっぱいで
す。在来種のオオバコも一緒ですが。根出葉と言って根元から直接葉が放射状に拡
がっていますのであまり目立たないようです。やがて花茎を立てて来れば嫌でも目立
つようになります。この植物、日当たりの良い場所でも悪い場所でも育ちますし、温
度適応用性も高く、さらに一個体で1万個もタネを作るそうで、雑草としての適応力
が高く、寒帯から熱帯まで広範囲にその分布域を拡げているそうです。しかしなが
ら、在来のオオバコのように踏み付け耐性は持ち合わせていないようです。弁慶の泣
き所と言ったところでしょうか。