
ハルニレ[2025年04月16日(Wed)]
ソメイヨシノはほぼ葉桜になり、今はヤエザクラでも色の濃い種がさかりですが、落
葉樹の芽吹きが目立つようになってきました。大百池公園下流の池畔のハルニレの芽
吹きが見事です。
ハルニレはニレ科ニレ属の落葉高木で全国の山地に見られますが、冷温帯の植物です
ので、南にいくほど高地にあるようです。千葉県では自生地はほとんどなく、千葉県
レッドブックの旧版ではランクAに指定され「(千葉市)平山町はハルニレの自生を.
見られる貴重な場所」と書かれています。 大百池公園のハルニレは移植されたもの
と思われますので、保護対象にはなりません。適地でない場所に植えられていますの
で樹勢は元気がありません。しかし毎年こうした景色を楽しませてくれていますので
いつまでもと願っています。