
カラスノエンドウ[2025年02月26日(Wed)]
大百池公園城の台近くの陽だまりでカラスノエンドウがわずかながら花を咲かせてい
ました。もう少し暖かくなってから咲く花です。畑や道端の雑草としてなじみの野草
ですが、改めて資料を読むと意外な(筆者にとって)ことが多かったです。マメ科な
のは花を見ればわかります。葉や種子の形がエンドウに似ていますがエンドづ属では
なくソラマメ属。カラスノエンドウが本名と思っていましたが、ハヤズエンドウが標
準和名。実がまっ黒なのでカラス、小葉の先端が矢の弓の弦にあてる部分(ヤハズ)
のようにへこんでいるからこの名がついたとありました。今時ヤハズと言ってピンと
くる人はごくわずかと思いますが、この和名をつけた時代には普通に通用したので
しょうか。オリエントから地中海あたりがもともとの自生地らしく、農耕が始まった
ころは食用にもされていたとありました。オリエントからはるばるこの日本列島まで
どのような人々がかかわって到着したのでしょうか。