
遺跡発掘[2025年01月22日(Wed)]
大百池公園の西側台地の上で遺跡発掘が始まっています。しばらく前に5カ所ほどで
試験的に行われていましたが、今回はその結果を受け本格的調査とのことです。前回
このブログでは、土器の欠片らしきものが見えていましたので、近くにある森台貝塚
の端っこかなと書きましたが、そうではなく奈良平安時代の住居跡とのことです。こ
の台地一面にかなりの密度で住居跡が残っていると推測されているようです。奈良、
平安時代というと教科書に出てくるような寺院や貴族の屋敷跡とまではいかなくでも
それなりの住居を想像するのですが、竪穴式住居ですので、基本的には縄文時代と変
わりません。農耕が始まり縄文時代より生産性があがっていますので農民のレベルも
豊かになっていてもよさそうですが、富が一方に集中してしまい、農民は相変わらず
竪穴住居暮らしだったようです。