ツマグロヒョウモン[2024年10月05日(Sat)]
泉谷公園第1花壇でツマグロヒョウモンがキバナコスモスの蜜を吸っていました。褄
(つま)すなわち端が黒い豹紋柄のチョウ。わかりやすい名前ですが、多少ケバイ感
じがしますが、毒蛾であるカバマダラの擬態で小鳥から捕食されるのを避けていると
の説もあるそうです。南方系のチョウで80年代は関西以西が自生地だったのですが、
徐々に東進、北上し、90年代には関東南部に至り、今では東北南部までひろがってい
るそうです。ここでも温暖化の影響が見て取れますが、これを否定するわけではあり
ませんが、(それに加え)こんな考え方もあるそうです。このチョウの幼虫の食草は
スミレの仲間です。在来のスミレ類だけではなくパンジーやビオラでも全く問題なく
育つそうです。都会の中の花壇は絶好の場所ですし、花苗の流通も広域化してツマグ
ロヒョウモンの拡散に知らず知らず貢献しているとの説も聞いたことがあります。