ナメクジ[2024年07月18日(Thu)]
泉谷公園六通口すぐ脇の大木でナメクジに会いました。普段は地表近くでしか会いま
せんが、この高さまでキノコを食べに上がってきたのでしょうか。ナメクジは陸棲貝
(すなわちカタツムリ)の仲間で、進化の過程で貝殻を脱ぎ捨ててきたとありまし
た。これから貝殻を獲得する前の段階ではないようです。カタツムリの殻の中には重
要な臓器がありますので、これを無防備な体の中に戻すにはよほどのメリットがあっ
たと思われます。移動スピードはあまり変わりませんが、狭いところに這い入り込め
るメリット、貝殻の生産・維持コストを考えればそれなりのメリットがあったものと
思われます。民家近くでは貝殻の痕跡を背中につけている外来種のチャコウラナメク
ジが多いのですが、この個体は在来種のナメクジ(フタスジナメクジ)と思います。