大百池のほとりの桜の幹に地味なチョウが停まっていました。近づくと飛び立ち今度
は人のズボンに止まりました。あまり人を怖れていないようです。サトキマダラヒカ
ゲと思います。里−黄―斑―日陰です。日本固有種ですが、全国の平地で普通にみら
れ、市街地や住宅地でも多く見られるそうです。幼虫の食草は竹や笹の葉で、成虫は
クヌギやコナラの樹液、腐った果実の汁などを吸っており、花にはたからないそうで
す。ところで、チョウの翅の裏表分かりますか。翅を閉じて止まっているとき見えて
いるのが裏だそうです。裏表で極端に模様が違うチョウもいますので、図鑑で調べる
とき厄介です。