
ヨコヅナサシガメ[2024年04月22日(Mon)]
大百池のほとりにある木のうろの周りにヨコヅナサシガメが大集結していました。カ
メムシの仲間で海外からの帰化種といわれ関東以西に普通にみられるそうです。光沢
ある黒地に白と鮮やかな赤の斑紋が良く目につき、すでに成虫かと思いましたが、こ
の段階はまだ幼虫だそうです。昆虫の中ではサナギをつくるグループとつくらないグ
ループがあります。チョウやカブツムシの仲間はサナギをつくり幼虫と成虫では姿・
形も住む場所も違いますのでその区別は分かりやすいのです。バッタやカメムシの仲
間はサナギをつくりませんので幼虫でも似た姿をしています。ただし、セミやトンボ
はサナギをつくりませんが幼虫の姿はずいぶん違いますので、一様ではありません。
サナギをつくるグループの祖先を辿るとつくらないグループに行き着くらしいですか
ら、それなりの有利性があって進化してきたと考えられています。