
フキノトウ[2023年02月10日(Fri)]
泉谷公園六通側の陽だまりにフキノトウがぽつりぽつりと顔を出しています。年寄り
夫婦があまり出ていないなどと言いながらこれを摘んでいました。フキはキク科フキ
属の多年草で全国の丘陵地や平地などに広く分布し、あまり珍しくなく見られます。
地下茎から直接花茎や葉を出しますので少し変わった植物といえます。早春にまず花
茎をだし、しばらくして葉を出します。いずれも食用になりますが、若い花茎をフキ
ノトウといい、そのほろ苦さが早春の山菜としての魅力だそうです。フキノトウの一
般的なイメージとしては「山里や雪の中より蕗のとう (政岡子規)」 ですが、ここ
泉谷公園のフキは去年の葉がまだ元気に残っていて、そのあいだから顔を出していま
すのでずいぶん違います。最近(といっても2年ほど前ですが)フキノトウの苦みの
成分ペタシンがガンの増殖・転移を抑制するとの報道がありました。その続報に接し
ていませんがどうなったのでしょうか。