
エリマキツチグリ[2022年10月20日(Thu)]
泉谷公園ラクウショウのあるところから少し手前の湿った落ち葉が積もったあたりに
見慣れないキノコの群落が出現しました。特徴的な形ですのでエリマキツチグリと思
います。図鑑によれば、遺伝子を調べれば数種に分かれるとありますし、似たような
別種もありますので、おそらくそうであろう程度にしておいてください。珍しいキノ
コと思ったのですが、湿った落ち葉が堆積する場所のこの時期発生する「きわめて普
通のキノコ」とありました。はじめは球体ですが、成熟すると外皮が反転し、さらに
それが同心円状に割れるさまを襟巻きに見立てこの名がついたそうです。中心の球体
をグレバといい中に胞子形成細胞が詰まっており外からの刺激(例えば雨粒)により
頂点から胞子を吐き出すそうです。