クリ[2022年08月19日(Fri)]
大百池公園城ノ台のクリの木がたくさんの実をつけています。まだ食べられる大きさ
ではありませんが、イガが弾けるころ期待して立ち寄るのですが、落ちているのは抜
け殻ばかりです。朝寝坊には秋の実りをゲットするのは無理のようです。クリといえ
ば、食糧資源だけではなく、建築用材としてもずいぶん昔からこの列島に住む人々は
利用してきました。よく知られているのは三内丸山遺跡の直径1mもある巨木です。
また、白川郷の合掌造りの主要部材はクリの木が多いようです。古い時代はクリの巨
木、大木が多くこうした需要に対応できたのですが、今ではそうした用材を国内の森
の中に見つけるのはほとんど無理のようです。薪炭材としてもクリは重要でしたし、
強靭で腐食に強いので鉄道の枕木はもっぱらクリの木が使われました。それらも今で
はほかにとってかわられていますので、クリの木の居場所はどんどん狭くなっている
ようです。