キセキレイとカワセミ[2021年02月16日(Tue)]
このふたつ何の脈絡もありませんが、散歩の途中に出逢うと何となくうれしくなりま
す。今年の冬はキセキレイとカワセミの当たり年とみえてよく逢います。キセキレイ
は渓流沿いに生息するセキレイの仲間で冬の間だけ里に下りてきます。泉谷公園や大
百池公園で観察できますので3,4羽が越冬しているのではないかと思います。カワ
セミも大百池から泉谷までの水路沿いや池の畔でほぼ散歩の都度見られます。これも
それぞれ複数羽が活動しているようです。輝くような青い羽根が最大のチャームポイ
ントですが、羽根自体が青い色素で染まっているのではないそうです。羽毛にある微
細構造に光が反射したり屈折したりするため、人の目には青く見えたり時には緑色に
みえたりするそうです。CDの裏面がきらきら光るのと同じ理屈で、空が青く見える
のも同じ現象だそうです。カワセミ以外にも青く見える野鳥は多くいますが、その大
部分は色素によるものではなく、言ってみれば「幻の色」といえます。本当の意味で
「青い鳥」はいない。青く見えているだけだ。何か寓話にでもなりそうです。