ヒマワリの発芽[2021年01月29日(Fri)]
大百池公園城ノ台の森の中の切り株にヒマワリの種を定期的においている人がいま
す。野鳥へのエサなのか、地表においていることから推測すればウサギへの給餌かも
しれません。切り株の首位のこぼれているタネをよく見ると何本もが発芽していま
す。この真冬に発芽するとは驚きました。植物の種子が発芽するためには温度、酸
素、水が必要条件であることはよく知られています。水分を吸収することで発芽のス
イッチが入るそうです。このところよく雨が降っていますが、ここ1週間の最低気温
は0.4℃〜7.1℃で推移しています(気象庁:千葉)。地表気温はさらに低いはずで
す。ヒマワリの発芽適温は20℃から25℃とありますから、ずいぶん適応範囲が広い植
物なのでしょうか。秋の終わりころ、花壇でこぼれたコスモスのタネがたくさん発芽
していることを見かけますが、冬を越すことは出来ません。発芽と成長は別のプログ
ラムのようです。もっとも森の中のヒマワリは似合いませんので、成長したとしても
抜くことになります。