ホウライシダまたの名をアジアンタム[2021年01月20日(Wed)]
大百池公園観賞の池から下流の池までの水路の縁石などにたくさんのシダが生えてい
ます。柔らかそうな扇形の小さな葉(シダの場合株元から出ているのが一枚の葉です
から、この場合小羽片というはずです)がたくさんついています。湿った日陰を好む
ホウライシダです。日本における本来の自生地は四国とか九州地方でそちらでは絶滅
が危惧されているところもあるそうです。このシダ、姿が優しく涼しげですので園芸
植物のアジアンタムとして好んで栽培されています。それが野外に出て定着したもの
です。アジアンタムはホウライシダ属の学名です。属は種の上位分類ですが、園芸植
物では種を細かく分類せずひとくくりにして呼ぶことが多いようです。ピラカンサや
アベリアなどがその例です。