昨日、第３回ザリガニ駆除作戦を行いました。戦果はふるわず、１８匹に留まりまし た。本当にいなくなったのであれば、喜ばしいことなのですが、まだ素直には受け止 められないでいます。話は別ですが、ビオトープ脇の水路にクサガメが登場しまし た。こんな浅い水路にいることは珍しいので、産卵場所を探していたのか、あるいは 帰り道に捕まったのかも知れません。クサガメは在来種と思われていましたが、遺跡 からの発掘例がないので疑問視する向きもあったようです。遺伝子分析の結果、中国 産が江戸時代に持ち込まれたものとわかり、いまどきのテレビではクサガメは外来種 だとし、駆除の対象とも思わせるような表現も見られます。人の交流に伴い動植物が 移動し、新しいところに居場所を見つけ少しずつなじんでいくことは止むええないこ とです。数百年、数千年前までさかのぼってその出自を調べ、起源が外国だから外来 種、即駆除対象という過激な意見を主張する方はいないと思いますが、明治以前に 入ってきてすでに日本の生態系の中で平穏裡に居場所を確立している種は許容してい くべきと考えます。