エゴノキ[2020年05月25日(Mon)]
エゴノキが枝先いっぱいに白い花をつけています。地表にたくさんのハナガラが落ち
ていますので、すぐ判りますが、大百池公園から泉谷公園までのたくさんの場所でこ
れを見ることが出来ます。北海道から沖縄まで日本全国の雑木林で普通に見られると
あります。泉谷公園菖蒲田の脇に10mほどの大きな木がありますが、それ以外はおそ
らく公園になるときに植えられたのだろうと、思います。たくさんの白い花が見事
で、「森のシャンデリア」ともいわれ、英国ではsnow bellと呼ばれているそうで
す。やがて球形の果実になりますが、未熟の時は種皮、種子ともにサポニンという有
毒物質を含んでいます。熟すると種子の有毒成分は消滅するらしく、野鳥のヤマガラ
はそれを知っているのか、器用に果皮を除いています。有吉公園四阿はすぐ脇にこの
木がありヤマガラのお食事風景を観察する絶好の場所でしたが、近頃は樹勢が衰えた
のか、遭遇することが少なくなりました。