もうすぐ9月 [2020年08月30日(Sun)]
毎日いろいろありますなぁ...
先週ようやく大雨が来て、雲がわくようになった。 ブタが掘りこんでた放牧地の小屋に、大量の雨水が流れ込み泥沼化したので、土日に土木。 ローダーで運んだ砂利を、スコップで泥沼の上に広げていく。温室みたいで暑すぎ。ローダーのバケットが直接入るように豚小屋を作らなかったのは浅はかだったよなぁと思いつつ。 ようやく何となく高床にする。雨にも負けずを期待しよう。 ブタさんががっちり踏み固めてくれるでしょう... 先週は乳牛もちょくちょく産んでいた。 白い乳牛が黒い子牛を産んだ。F1。 生まれた子牛は関節が伸びない突球(ナックル)だった。 勝手に治りそうで治らなそうなので、とりあえず。 麻酔、水で固まるプラスチックギプス、中巻、外巻...。 関節は意外とがっちり硬かった。 とりあえず片肢だけにしておこうかな。 「あー、よく寝た...。」目覚まし薬で起きる子牛。 巻いてる中はいろいろ工夫(手抜き?)して、専門の人からみると突っ込みどころ満載なのですが、外巻だけきれいに巻いとけばそれなりにみえるのかも...。 先週生まれた子豚さんたち。 V字開脚に股開きして立てないのがいた。 悪化した7月の先例。結局治りましたが痛々しいですね。 後肢がV字で前肢がT字になったりします。 靭帯が伸びちゃうのか、筋肉が痛むのか... 今回はこちらを考案して使ってみました。ガムテープと使い捨ての点滴管の一部と、コードを束ねるマジックテープ。 前肢がT字に開かないように、こんなの制作。 伸びた後肢は折りたたんでガムテープで巻いて。 しばらくはリハビリと人工哺乳でしのぎます。 数日で立てるようになり群れに戻りました。 調べると、こんないいのもあるみたい。今度ためしてみたい。 http://www.gpf.co.jp/img/pdf/20140218.pdf https://www.youtube.com/watch?v=yetk7ye6iuw うまくいかないことも多いですが、この子豚はラッキーでした。治療より予防が大切なので、いろいろ変えてかないといけないです。それにしても、YouTubeとGoogle翻訳は便利ですね...。 先週の都井岬はすっかり秋の風が吹いていた。あれだけ蠢いてたダニが激減しており、自然界はまったく不思議だらけだ。馬にとってはいい季節だろうか。 先週は2頭の親馬が死んで、週明けにも病理解剖するそうです。実習のため解剖に参加できませんが、2頭ともちょくちょく見る個体だったので、葬儀に行けなかったような気分。 こうして8月も終わっていくのでありました...。おしまい。 |
Posted by
鎌田
at 19:03