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シリア内戦ぼっ発後初めてのMBZアブダビ皇太子とシリアのアサド大統領との電話会談[2020年03月29日(Sun)]
3月27日、バッシャール・アサド・シリア大統領は、UAEの実質的指導者であるムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アブダビ皇太子兼国軍最高副司令官から、地域と世界に広がるコロナウイルス感染の拡大と影響、およびこの流行に対処するために両国で講じられた予防策と対策について電話を受けた。電話の中で、ムハンマド皇太子は、シリアと同胞たるシリア国民はこの機微な状況で取り残されることはない、UAEは、この疫病克服のために支援を提供すると述べた、ことを明らかにした。

一方、ムハンマド・ビン・ザーイド(MBZ)アブダビ皇太子は、シリアのバシャール・アサド大統領への電話の中でコロナウイルスの拡大の影響について話し合い、この例外的な状況におけるUAEによるシリアとその国民への支援ならびにこの危機的状況における人道的連帯はすべての考慮を超越すると強調した。そして、これらのデリケートで重大な状況で同胞国シリアを見捨てることはないことを確認した。
https://arabi21.com/story/1256371/اتصال-هاتفي-بين-محمد-بن-زايد-وبشار-الأسد

(コメント)ハリーファ大統領に代わってUAEの事実上の指導者となっているMBZアブダビ皇太子とシリアのバッシャール・アサド大統領が直接電話会談するのは、2011年のシリアの内戦ぼっ発後初めてである。湾岸アラブ諸国のほとんどの指導者は、内戦開始後、アサド政権が人民を弾圧しているとして、アサド大統領の退陣を強く求めてきた。しかし、2015年秋以降ロシアとイランの支援を受けたアサド政権軍は、反体制派への反撃に転じ、シリア北東部のクルド人支配地域、反体制派が拠点を奪われた後移住してきたイドリブ県、ならびにトルコが実行支配しているシリア北部国境地帯をのぞいて、シリア国内での支配を拡大し、現政権の軍事的崩壊の可能性は極めて小さくなっていた。未だシリアがアラブ連盟のメンバーシップを停止されているにもかかわらず、2018年12月、UAEは大使館のダマスカス復帰を決定した。今回のアブダビ皇太子のアサド大統領への電話会談は、主としてコロナウイルスへの取り組みにおけるUAEによるシリア支援についてであったとされるが、この電話の実施は、湾岸諸国のリーダーが、シリアのアサド政権よりも、ムスリム同胞団を支援し、リビアのシラージュ暫定政権を支持するトルコのエルドアン大統領をより警戒すべき敵とみなしていることを物語っているように思われる。イドリブを巡って、シリア政府軍とトルコ軍が最近直接戦闘したばかりであり、MBZ皇太子の動きは、トルコの対外政策を強く意識したものであることは間違いない。

Posted by 八木 at 14:20 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

イラク・シーア派の最高宗教権威シスターニ師は、コロナウイルス感染死者の火葬を禁じるファトワを発出 [2020年03月29日(Sun)]
3月28日、イラク・シーア派最高の宗教的権威であるアリー・アル・シスターニ師は、公式ウェブサイトでのコロナウイルス犠牲者の洗浄、覆い、埋葬に関する問い合わせに応じて、@コロナウイルスが原因で亡くなった人々を公共の墓地に葬ることに異議はなく、関係当局はこれを促進する必要がある、A(ウイルス感染死者の遺体を火葬する可能性について)イスラム教徒の遺体を火葬することは許されず、彼の親族や他の人々はそれを控え、それを埋めることを主張しなければならない、とのファトワ(宗教的意見)を発出した。シスターニ師は、死者を棺に入れる手順について、「死者の顔をキブラ(メッカのカアバ神殿)の方向にあわせ遺体を棺の箱の右側に向ける」という条件で、手順を承認した。

3月28日イラク保健省は、前日比2人の死者と48人の新たな感染者が報告され、コロナウイルス感染者の死者は42人に、感染者総数は506人に達したと発表した。

Posted by 八木 at 10:27 | イスラム世界で今注目されている人物 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

トルコ検察によるサウジ人ジャーナリスト・カショーギ氏殺害容疑者20名の起訴[2020年03月27日(Fri)]
トルコのイスタンブール最高検の検察官は、2018年10月2日、訪問したイスタンブールのサウジ領事館で殺害されたサウジ人ジャーナリスト・ジャマール・カショーギ氏殺害容疑で、サウジ人20名を起訴した(関連記事要旨参考1参照)。容疑者20名はインターポールを通じて国際手配される。容疑者全員は、事件後サウジに帰国しており、今後、トルコ国内で欠席裁判が行われる見通し。サウジでは、起訴された容疑者11名に対して、昨年12月一審で5名に死刑、3名に24年までの有期刑、3名が証拠不十分として解放されている。

(参考1)トルコ検察によるカショーギ殺害容疑者20名の起訴に関するディリーサバーハ紙オンライン記事要旨
●イスタンブールの最高検察官であるイルファン・フィダンは、ワシントン・ポスト紙のコラムニストで、2018年10月2日イスタンブールのサウジ領事館内で殺害されたサウジ人ジャーナリスト・ジャマール・カショーギ(Jamal Khashoggi)の殺害に関与した20人の容疑者を正式に起訴した。検察官は、声明の中でトルコは、サウジアラビアの漠然とした説明と論争の的になっている殺害に関する声明に不満を抱き、独自の調査を実施してきたが、調査は終了したと語った。
●検察官声明によれば、起訴状はサウジアラビアのアフマド・アル・アッシーリ元総合情報庁副長官とサウード・アル・カハタニ元王宮府顧問を「おぞましい意図を持った計画的殺人を扇動した」として糾弾した。また同声明は、この2人に加えて、カショーギの殺害を実行したとして他の18人も起訴した。しかし、容疑者は全員トルコを離れており、サウジアラビアはトルコでの裁判実施の要求を拒否した。サウジアラビアは、王国の法廷こそが彼らが裁判にかけられるべき正しい場所であると主張し、殺害に関して11人を裁判にかけた。
●18人の容疑者の中には、MBS皇太子と頻繁に外国訪問に同行した諜報部員マーヘル・ムトレブ、法医学の専門家サラーハ・アル・トゥバイギ、およびサウジアラビアの王宮ガードのメンバーであるファハド・アルバラウィが含まれ、彼らは意図的かつおぞましい意図をもち、苦痛を与えた殺害で起訴された。有罪判決を受ければ、彼らは刑務所で終身刑に服することになる。
●ムトレブ、トゥバイギ、バラウィの3名は、リヤドで裁判にかけられていた11人に含まれる。西側の当局者によれば、被告人の多くが、作戦の指揮官としてアッシーリの命令を実行したと述べ、自分たちを弁護した。2019年12月にサウジアラビアで名前が公表されていない5人の人々が死刑を宣告された一方、他の3人は24年までの懲役刑を受け、3名が証拠不十分で釈放された。カハタニ元王宮府顧問は調べられたが、「証拠不十分な証拠」のためにサウジアラビア当局から起訴されず、アッシーリ副長官は起訴されたが、結局同じ理由で解放された。
●トルコの検察官は、欠席裁判で20人の容疑者に対して開かれると述べたが、日付は明らかにしなかった。検察はすでにトルコにいない容疑者に対して逮捕状を発行した。起訴状によれば、容疑者の携帯電話の記録、トルコへの出入りの記録、領事館での彼らの存在の記録、証人の声明、カショーギの電話、ラップトップ、iPadの分析に基づいて起訴が決定した。すなわち、殺害された故人、原告、および容疑者の電話による会話の記録が調査され、故人の領事館への入場、容疑者のトルコへの到着、領事館の建物および領事住居への映像が調査された。
●トルコ当局はサウジアラビア当局に容疑者を引き渡すよう要請する一方で、殺害に関与した20人の容疑者に対してインターポールによって国際手配された。
●国際調査をカショーギの殺害に関する調査報告をまとめた国連人権特別報告者アグネス・カラマールは、サウジアラビア人容疑者20人のトルコに対する起訴を歓迎した。
https://www.dailysabah.com/politics/turkish-prosecutors-seek-life-sentences-for-killers-of-saudi-journalist-khashoggi/news


(参考2)サウジにおける裁判経緯
2019年12月23日、リヤドの刑事裁判所は、著名なサウジ人ジャーナリストでワシントンポストのコラムニストでもあったジャマール・カショーギ氏が、2018年10月2日、イスタンブールのサウジ領事館を、トルコ人女性との結婚に必要な書類を取得するために訪問した際、本国から派遣された15名の暗殺団によって殺害された事件の容疑者への判決を下した。今回のサウジ側の発表によれば、31人が取り調べをうけ、21人が逮捕され、11名が起訴されていたが、第一審の刑事裁判所は、起訴された11名のうち、5名に死刑、3名に合計24年までの禁固刑、3名は無罪となった。残る11名は証拠不十分で解放した。有罪判決を受けた人物は、最終的な司法の判断が下されるまでは、名前が公表されないとのこと。この判決に対して、サウジ国内やUAEなど友好国は、判決を評価しているが、トルコや国連の人道分野の特別報告者であるカラマル氏などは、裁判が国際的に受け入れられる水準に全く達していない、事件を指示した幹部にはほとんど調査、審査された形跡もないとして厳しく批判している。控訴審で争われるのかは、控訴裁判所の判断に委ねられるとのこと。

(参考3)リヤド刑事裁判所(一審)での判決結果(2019年12月23日)
検察は、31人を含むこの事件の審査と関連手続きを終了したと述べた。31人のうち、21人が逮捕され、10人が拘留の根拠なしとして、逮捕されずに尋問のために呼び出された。審査の結果は次のとおり。
第一に、この事件では、11人が起訴され、リヤド刑事裁判所における被疑者に対する刑事告発が提出された。
第二に、リヤド刑事裁判所は、以下のとおり起訴された11人に関して判決を下した。
@ 被害者の殺人を犯し、直接関与した5名に対する死刑。
A この犯罪を隠蔽し、法律に違反した3名に対して合計で24年までの異なる禁固刑。
B 裁判所は、3名に対する検察官の告発を却下し、有罪ではないと判断した。
第三に、検察は残る10人に対しては、証拠が不十分であるために告訴をせず、彼らを解放した。
検察は、裁判所の判決を検討し、第二審に控訴するかどうかを決定すると述べた。
https://www.spa.gov.sa/viewfullstory.php?lang=en&newsid=2014204#2014204

(コメント)今回のトルコのイスタンブール最高検による容疑者20名の起訴は、サウジ国内で進行してきた裁判では、真相が明らかにされないほか、責任者の処罰も不十分・不公平という観点から、エルドアン大統領の意向を踏まえたうえで、検察が起訴に踏み切ったものと考えられる。サウジ側においては、2018年11月15日にサウジの検察が11名を起訴して、2019年1月からリヤドの刑事裁判が開始され、9回のセッションを経て、10回目のセッションで、判決が下された。この裁判は、完全非公開に近い形で進められてきたが、カショーギ氏の家族や、G5+トルコ大使館の代表は傍聴を認められた。但し、裁判のセッションは当然アラビア語で実施され、ローカル・スタッフの同行は認められず、また、傍聴の内容も外部に漏らしてはいけないとの条件で行われたとのこと。この事件では、CIAがサウジの実質的指導者ムハンマド・ビン・サルマン(通称MBS)皇太子の関与を指摘したが、皇太子は、最近でこそ国としての監督責任には言及したものの、自身の関与を一切否定してきた。第一審の判決では、@本国から暗殺団を実質的に指揮したとされるカハタニ元王宮府顧問は、起訴もなれておらず、嫌疑なしとして解放されたこと、Aアッシーリ元サウジ情報部次長も起訴はされたものの、無罪になったこと、Bイスタンブールのサウジ領事館の主で、事件の推移をすべて見守り、記者団を領事館内に招き入れて、カショーギ氏はどこにもいないとの虚偽の発言を行ったオタイビ元総領事も罪に問われず、逆に、C一審は、今回の事件は、事前に仕組まれたものではなく、現場のチームがやむを得ず実行したものと判断し、殺人の罪を本国関係者は除外し、現場にいた暗殺団15名の中でも直接殺害に関わったとされる5名に限定していることである。これについて、サウジ上層部は、今回の裁判を「茶番」ではないか、あるいは「トカゲのしっぽ切り」との見方が出てくるのは、あえて承知で、年内にこの件に一区切りつけたいとの意向があったものとみられる。2018年10月の段階で、当時のジュベイル・サウジ外相は、国王、皇太子は、「レッドライン」であるとして、防衛線を貼っており、この防衛線を高めに設定して、カハタニ、アッシーリも無罪にしてMBS指導のサウジ国家体制の維持のために多少の批判は覚悟のうえで、サウジは、自国流のやりかたで国内での法的手続きを着実に進めていることを印象付けようとしたものとみられる。判決後のシャアラーン次席検事の記者会見で、とりわけ、印象的なのは、あえて、トルコに13通の尋問嘱託書簡を送ったにもかかわらず、返事があったのは一通だけであるとして、トルコ側が協力的でないため、証拠不十分で嫌疑を固められなかったケースが多かったことを示唆したことである。サウジ側は、サウジ上層部への追求の手を緩めず、サウジの司法手続きから距離をおくトルコ政府に強いフラストレーションを抱いてきたとみられる。逆に、トルコ側は、15名の暗殺団が殺害に何らかの役割を演じており、本国から指揮したとみられているカハタニ、アッシーリは何の処罰も受けず、また、サウジ領事館の主であるオタイビ総領事は殺害を見届けながら、直後に記者団を招き入れて、カッショーギ氏は立ち去ったとしてしらばくれているにもかかわらず、何の処罰も受けていないこと、そもそも、未だに判決をうけた容疑者の名前も公表されていないことから、裁判が透明性においても、法の正義の実現という観点からも国際的標準にまったく達していないとみている。今回のトルコ側の起訴により、サウジ国内で罪を免れたカハタニ、アッシーリも国外に出れば、インターポールの国際手配を通じて逮捕される可能性が出てくる。
この件は単に法律的な正義の実現という観点と離れて、二国間関係においてもサウジの実質的な指導者MBS皇太子とトルコのエルドアン大統領の関係を、修復できないレベルにまで切り裂く可能性がある。両国指導部の関係悪化は、シリアやリビアの情勢をはじめとする地域情勢をめぐる両国の対立を招く可能性が大きい。

Posted by 八木 at 15:20 | イスラム世界で今注目されている人物 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

中東におけるコロナウイルス感染拡大(米国によるイランに対するさらなる制裁発動、3月26日時点)[2020年03月27日(Fri)]
3月26日、イランの感染者数は一日で2389件、死者数は同157件増加し、イランでの感染拡大は一向に収まる気配を見せていない。前日、8千万人のイラン国民の命を救うためとして、80時間にわたる米国財務省の外国資産管理局(OFAC)にイラン制裁の一時解除を求めるキャンペーンが開始されたことを紹介したが、OFACはイスラム革命防衛隊コッズ部隊やコッズ部隊と関係の深いイラクの民兵組織を直接間接的に支援してきた組織や個人に対する新たな制裁を発動し、コロナウイルス感染拡大によっても、イランに対する制裁の手を緩めることはなく、むしろ制裁をさらに厳しくしていく姿勢を鮮明にした(下記参考参照)。トルコでは、一日で過去最大の1196件、イスラエルでも324件の感染者数拡大を記録した。北アフリカでは、アルジェリア、モロッコで感染拡大が続き、死者も増えている。

イラン  感染者29406件(+2389) 死者2234名(+157)
 (前日)感染者27017件(+2206) 死者2077名(+143)
トルコ  感染者3629件(+1196) 死者75名(+16)
 (前日)感染者2433件(+561) 死者59名(+15)
イスラエル感染者2693件(+324) 死者8名(+3)
  (前日) 感染者2369件(+439) 死者5名(+2)
サウジ  感染者1012件(+112) 死者3名(+1)
 (前日)感染者900件(+133) 死者2名(+1)
カタール 感染者549件(+12) 
 (前日)感染者537件(+11)  
エジプト 感染者495件(+53) 死者24名(+3)
 (前日)感染者456件(+54) 死者21名(+1)
バーレーン感染者458件(+39) 死者4名(変化なし)
 (前日)感染者419件(+27) 死者4名(+1)
イラク  感染者382件(+36) 死者36名(+7)
 (前日)感染者346件(+30) 死者29名(+2)
レバノン 感染者368件(+35) 死者6名(変化なし)
 (前日)感染者333件(+15) 死者6名(+2)
アルジェリア感染者367件(+65)死者25名(+4)
 (前日)感染者302件(+38)死者21名(+2)
UAE   感染者333件(変化なし) 死者2名(変化なし)
 (前日)感染者333件(+85) 死者2名(変化なし)
モロッコ 感染者275件(+50)死者11名(+5)
 (前日)感染者225件(+55)死者6名(+1)
ヨルダン 感染者212件(+40)
 (前日)感染者172件(+18)
クウェート感染者208件(+13)
 (前日)感染者195件(+4)
チュニジア感染者197件(+24)死者6名(+1)
 (前日)感染者173件(+59)死者5名(+1)
オマーン 感染者109件(+10)
 (前日)感染者99件(+15)
パレスチナ感染者84件(+13)死者1名(変化なし)
 (前日)感染者71件(+11)死者1名(+1)(初の死者)
シリア  感染者5件(変化なし)
 (前日)感染者5件(+4)
スーダン 感染者3件(変化なし) 死者1名(変化なし)
 (前日)感染者3件(変化なし) 死者1名(変化なし)
ソマリア 感染者2件(+1)
(前日)感染者1件(変化なし)
リビア  感染者1件(変化なし)
(前日)感染者1件(変化なし)
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries

(参考)米財務省、イラン、イランのIRGC-QF関係者およびフロント企業の広大なネットワークを制裁対象に指定(2020年3月26日)
米財務省外国資産管理局(OFAC)は本26日、イスラム革命防衛隊(IRGC)コッズ部隊を支援またはそのために行動している20のイランおよびイラクを拠点とするダミー企業、幹部職員、およびビジネス関係者を制裁対象に指定した。彼らは、カターイブ・ヒズボラ(KH)やアサーイブ・アハル・アルハック(AAH)などのイラン支援のテロ民兵組織にも必要な援助を移送してきた。他の悪質な活動の中で、これらの組織や個人は、イラクのウンム・カスル港を通じての密輸、イラクのダミー企業によるマネーロンダリング、シリア政権へのイラン石油の販売、、イラクとイエメンへの武器の密輸、IRGC-QFとそのテロリスト民兵組織に代わってのイラクでの宣伝活動の促進、イラクの政治家の威嚇、IRGC-QFの予算を補うために、見かけ上宗教的な機関に対して行われた資金と公的寄付の活用などにかかわってきた。KHやAAHなどのイラン政権が支援するテロ民兵組織は、イラク駐留の米軍および連合軍への攻撃を続けている。
スティーブン・ムニューシン財務長官は、イランは、ダミー企業のウェブを利用して、地域全体のテロリストグループに資金を提供し、イランの人々からリソースを吸い上げ、人々の基本的なニーズよりもテロリストの代理人を優先している。米国は、イランの人々がコロナウイルスと戦うのを助けるために、農産物、食品、医学、医療機器を含む人道援助の幅広い例外と認可を維持している、と述べた。
今日の指定は、修正された大統領令(EO)13224に従って行われた。これは、テロリストおよび指定されたテロリストに支援を提供する、または指定されたテロリストのために行動する、またはテロ行為を支援する者を対象としている。
イラクの神聖な神社の再建組織
イラクの神聖な寺院の再建組織(ROHSI)は、イランとイラクを拠点とするIRGCコッズ部隊が管理する組織であり、その指導陣は、故人となったIRGC-QF司令官カーセム・ソレイマニ(Qassem Soleimani)によって指名された。表面上は宗教的機関であるが、ROHSIは数百万ドルを、IRGC-QFの管理下にある別のイラクに拠点を置く組織であるイラクに拠点を置くBahjat al Kawthar Company for Construction and Trading Ltdに送金した。同組織は、Kosar Companyとしても知られおり、イランが支援するテロ民兵グループへの武器や弾薬の輸送など、イラクにおけるイランの諜報活動の拠点を務めてきた。
さらに、Kosar Companyは、イラン中央銀行から数百万ドルの送金を受け取った。イラン中銀は、2019年9月にIRGC-QFおよびレバノンのヒズバラへの財政的支援のためにEO 13224よって制裁対象に指定された。IRGCコッズ部隊とヒズボラはどちらも、米国国務省によって移民国籍法の第219条に基づく外国テロ組織として指定されている。
さらに、IRGCコッズ部隊の幹部職員はROHSIの資金を使用してIRGCコッズ部隊の予算を補い、イラクのシーア派神社の建設と維持を目的とした公的な寄付を横領している可能性がある。
ROHSIとKosar Companyは、EO 13224に従って、IRGCコッズ部隊が直接または間接的に所有、管理、または監督されており、制裁対象に指定された。

(その他の制裁を受けた個人、企業省略。詳細はプレスリリース参照)
https://home.treasury.gov/news/press-releases/sm957

Posted by 八木 at 10:28 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

中東におけるコロナウイルス感染拡大(イランに対するOFACの制裁解除を求めるキャンペーン開始、3月25日現在)[2020年03月26日(Thu)]
3月25日、イランの感染者数は一日で2206件、死者数は同143件増加し、イランでの感染拡大は一向に収まる気配を見せていない。コロナウイルス感染拡大と闘う8千万人のイラン国民の命を救うためとして、80時間にわたって、5分ごとに米国財務省の外国資産管理局に電話で対イラン制裁の一時解除を求めるキャンペーンが開始された(下記参考参照)。トルコでは、一日で561件、イスラエルでは二日連続400件以上感染者数が拡大している。パレスチナでは25日初の死者が報告された。24日、サウジで初の死者が、リビアで初の感染者が報告された。

イラン  感染者27017件(+2206) 死者2077名(+143)
 (前日)感染者24811件(+1762) 死者1934名(+122)
トルコ  感染者2433件(+561) 死者59名(+15)
 (前日)感染者1872件(+343) 死者44名(+7)
イスラエル感染者2369件(+439) 死者5名(+2)
  (前日) 感染者1930件(+488) 死者3名(+2)
サウジ  感染者900件(+133) 死者2名(+1)
 (前日)感染者767件(+205) 死者1名(+1)(初の死者)
カタール 感染者537件(+11) 
 (前日)感染者526件(+25) 
エジプト 感染者456件(+54) 死者21名(+1)
 (前日)感染者402件(+36) 死者20名(+1)
バーレーン感染者419件(+27) 死者4名(+1)
 (前日)感染者392件(+15) 死者3名(+1)
イラク  感染者346件(+30) 死者29名(+2)
 (前日)感染者316件(+51) 死者27名(+4)
レバノン 感染者333件(+15) 死者6名(+2)
 (前日)感染者318件(+51) 死者4名(変化なし)
UAE   感染者333件(+85) 死者2名(変化なし)
 (前日)感染者348件(+50) 死者2名(変化なし)
アルジェリア感染者302件(+38)死者21名(+2)
 (前日)感染者264件(+34)死者19名(+2)
モロッコ 感染者225件(+55)死者6名(+1)
 (前日)感染者170件(+27)死者5名(+1)
クウェート感染者195件(+4)
 (前日)感染者191件(+2)
チュニジア感染者173件(+59)死者5名(+1)
 (前日)感染者114件(+25)死者4名(+1)
ヨルダン 感染者172件(+18)
 (前日)感染者154件(+27)
オマーン 感染者99件(+15)
 (前日)感染者84件(+18)
パレスチナ感染者71件(+11)死者1名(+1)(初の死者)
 (前日)感染者60件(+1)
シリア  感染者5件(+4)
 (前日)感染者1件(変化なし)
スーダン 感染者3件(変化なし) 死者1名(変化なし)
 (前日)感染者3件(+1)
リビア  感染者1件(変化なし)
(前日)感染者1件(+1)(初の感染者)
ソマリア 感染者1件(変化なし)
(前日)感染者1件(変化なし)
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries
(参考)8千万人の命を救うための80時間電話キャンペーン
●8000万の国民です。 米国の制裁が解除されなければ、8000万人のイラン人が悲惨な結末に直面します。
●イランがCOVID-19のホットゾーンとなるこの世界的危機の真っ只中、トランプ大統領は同じ週にイランに追加の制裁を課しました。
●制裁が解除されなければ、少なくとも350万人のイラン人の命がCOVID-19で失われると研究者たちは予測しています。 米国が制裁を解除しなければ、イラン人はマスク用の紙などの必要な物資を購入したり作ったりすることができません。
●米国財務省の外国資産管理局(OFAC)に電話し、米国がイランに対する致命的な制裁を解除する必要があることを知らせます。
●私たちは、8000万人に代わってOFACに80時間電話をかけます。#EndCOVIDSanctionsとの戦いに参加して、専門家がCOVID-19を阻止するために重要である指摘するイラン人に生命の危険に立ち向かうための120日間の制裁猶予を与えてください。
https://act.newmode.net/action/mpower-change/80-hours-80-million

Posted by 八木 at 12:07 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

中東におけるコロナウイルス感染拡大(収まらないトルコとイスラエルでの感染拡大、3月23日現在)[2020年03月24日(Tue)]
イランでの感染者、死者の拡大が止まっていない。感染者数は、前日比1411件、死者数は同127件増加した。一方、3月23日までの回復者は、8376人となった。EUはイランに対して2100万ドルの緊急人道支援を実施すると発表した。イラン以外では、トルコの状況がますます悪化しており、感染者数は中東でイランに次ぐ第二位となり、感染者数も前日比293件、一日で新たな死者は7名報告された。イスラエルでも感染者数の拡大が続き、一日で371件の感染増が報告された。湾岸アラブ諸国で最大の感染者を出しているサウジは、23日、王宮令で21日間の夜間外出禁止令を発令した。UAEは、今後2週間の商業フライトの停止を発表した。
(国別感染者・死者の状況 3月24日5:29GMT現在)
イラン 23049件(前日の21638件から増加) 死者1812名(前日の1685名から増加)
イラク 266件(前日の233件から増加) 死者23名(前日の20名から増加) 
バーレーン 377件(前日の334件から増加) 死者2名(変化なし)
クウェート 189件(前日の188件から増加)
UAE 198件(前日の153件から増加)死者2名(変化なし)
オマーン 66件(前日の55件から増加)
カタール 501(前日の494件から増加)
サウジ 562件(前日の511件から増加)

エジプト 366件(前日の327件から増加) 死者19名(前日の14名から増加)
イスラエル 1442件(前日の1071件から増加)死者1名(変化なし)
ヨルダン 127件(前日の112件から増加)
パレスチナ 59件(変化なし)
レバノン267件(前日の248件から増加) 死者4名(変化なし)
トルコ 1529件(前日の1236件から増加) 死者37名(前日の30名から増加)
シリア 1件(変化なし)

アルジェリア 230件(前日の201件から増加) 死者17名(変化なし)
モロッコ  14315件(前日の115件から増加) 死者4名(変化なし)
チュニジア 89件(前日の75件から増加)死者3名(変化なし)
スーダン  2件(変化なし) 死者1名 (変化なし)
ソマリア  1件(変化なし)
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries

Posted by 八木 at 15:32 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

中東におけるコロナウイルス感染拡大(ガザとシリアで初の感染確認、3月22日現在)[2020年03月23日(Mon)]
イランでの感染者、死者の拡大が止まっていない。感染者数は、前日比1028件、死者数は同129件増加した。一方、3月22日までの回復者は、7913人となった。3月22日、ハメネイ最高指導者は、演説の中で、米国からの支援の申し出を断り、イランに持ち込まれたウイルスはイラン人に対して、さまざまな手段で入手したイラン人の遺伝データを使用して特別に構築された可能性があると主張し、米国は医師やセラピストとして人々を派遣し、イランに来て、彼らが自分たちで作り出した毒の効果を見極めたいと考えているのかもしれないと発言した。イラン以外では、トルコの状況がますます悪化しており、感染者数は中東でイランに次ぐ第二位となり、感染者数も前日比289件、一日で新たな死者は9名報告された。イスラエルでも感染者数の拡大が続き、一日で188件の感染増が報告された。サウジでは、一日で119名の感染増が報告された。天井のない監獄と称されるガザで初の感染が報告された。感染者は、19日パキスタンからエジプト国境のラファ経由でガザに戻ったパレスチナ人2名で、パレスチナの保健当局が感染の事実を21日夜公表した。ガザは、封鎖状態におかれ、医療スタッフ、器具とも不足しており、今後の感染拡大が懸念されている。また、シリアでは22日、シリアの保健相が、外国から帰国した20代の青年1名の感染が確認されたと発表した。
(国別感染者・死者の状況 3月23日1:44GMT現在)
イラン 21638件(前日の20610件から増加) 死者1685名(前日の1556名から増加)
イラク 233件(前日の214件から増加) 死者20名(前日の17名から増加) 
バーレーン 334件(前日の310件から増加) 死者2名(前日の1名から増加)
クウェート 188件(前日の176件から増加)
UAE 153件(変化なし)死者2名(変化なし)
オマーン 55件(前日の52件から増加)
カタール 494(前日の481件から増加)
サウジ 511件(前日の392件から増加)

エジプト 327件(前日の294件から増加) 死者14名(前日の10名から増加)
イスラエル 1071件(前日の833件から増加)死者1名(変化なし)
ヨルダン 112件(前日の100件から増加)
パレスチナ 59件(前日の53件から増加)
レバノン248件(前日の230件から増加) 死者4名(変化なし)
トルコ 1236件(前日の947件から増加) 死者30名(前日の21名から増加)
シリア 1件(初の感染報告)

アルジェリア 201件(前日の139件から増加) 死者17名(前日の15名から増加)
モロッコ  115件(前日の96件から増加) 死者4名(前日の3名から増加)
チュニジア 75件(前日の60件から増加)死者3名(前日の1名から増加)
スーダン  2件(変化なし) 死者1名 (変化なし)
ソマリア  1件(変化なし)
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries

Posted by 八木 at 11:30 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

中東におけるコロナウイルス感染拡大(トルコの状況一段と悪化:3月22日現在)[2020年03月22日(Sun)]
イランでの感染者、死者の拡大が止まっていない。感染者数は、前日比966件、死者数は同123件増加した。一方、3月21日までの回復者は、7635人となった。同日ローハニ大統領は、コロナウイルス対策としての旅行や学校閉鎖等の制限措置は、今後2-3週間続くと発言。一方、22日現在の数字は、感染拡大、死者拡大の勢いがすこし鈍くなってきた兆候を示す可能性があり、今後の結果が注目される。イラン以外では、トルコの状況がますます悪化しており、感染者数は中東でイランに次ぐ第二位となり、感染者数も前日比277件、一日で新たな死者は12名報告された。イスラエルでも感染者数の拡大が続き、一日で178件の感染増が報告された。サウジを除く湾岸諸国の感染者数の伸びは鈍化している。
(国別感染者・死者の状況 3月21日23:10GMT現在)
イラン 20610(前日の19644件から増加) 死者1556(前日の1433名から増加)
イラク 214件(前日の208件から増加) 死者17(変化なし) 
バーレーン 310件(前日の298件から増加) 死者1名(変化なし)
クウェート 176件(前日の159件から増加)
UAE 153件(前日の140件から増加)死者2名(変化なし)
オマーン 52件(前日の48件から増加)
カタール 481(前日の470件から増加)
サウジ 392件(前日の344件から増加)
レバノン230件(前日の177件から増加) 死者4名(変化なし)
トルコ 947件(前日の670件から増加) 死者21名(前日の9名から増加)

エジプト 294件(前日の285件から増加) 死者10名(前日の8名から増加)
イスラエル 833件(前日の705件から増加)死者1名(変化なし)
ヨルダン 100件(前日の85件から増加)
パレスチナ 53件(前日の48件から増加)

アルジェリア 139件(前日の94件から増加) 死者15名(前日の11名から増加)
モロッコ  96件(前日の86件から増加) 死者3名(変化なし)
チュニジア 60件(前日の54件から増加)死者1名(変化なし)
スーダン  2件(変化なし) 死者1名 (変化なし)
ソマリア  1件(変化なし)
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries

Posted by 八木 at 08:49 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

中東におけるコロナウイルス感染拡大(ハメネイ最高指導者の新年のメッセージ:3月21日現在)[2020年03月21日(Sat)]
ペルシャの新年ノウルーズを迎えたイランでの感染者、死者の拡大が止まっていない。感染者数は、前日比1237件、死者数は同149件増加した。ハメネイ最高指導者は、ノウルーズにあたり、イラン国民がこの困難を乗り越え、生産性を高めるよう呼びかけた(下記参考参照)。イラン以外では、トルコの状況が悪化しており、感染者数は、前日比311件、死者数は5名増加した。UAE、イスラエルで初の死者が発生した。サウジを除く湾岸諸国の感染者数の伸びは鈍化している。
(国別感染者・死者の状況 3月21日2:42GMT現在)
イラン 19644(前日の18407件から増加) 死者1433(前日の1284名から増加)
イラク 208件(前日の192件から増加) 死者17(前日の13名から増加) 
バーレーン 298件(前日の278件から増加) 死者1名(変化なし)
クウェート 159件(前日の148件から増加)
UAE 140件(変化なし)死者2名(初の死者)
オマーン 48件(変化なし)
カタール 470(前日の460件から増加)
サウジ 344件(前日の274件から増加)
レバノン177件(前日の157件から増加) 死者4名(変化なし)
トルコ 670件(前日の359件から増加) 死者9名(前日の4名から増加)

エジプト 285件(前日の256件から増加) 死者8名(前日の7名から増加)
イスラエル 705件(前日の677件から増加)死者1名(初の死者)
ヨルダン 85件(前日の69件から増加)
パレスチナ 48件(前日の47件から増加)

アルジェリア 94件(前日の90件から増加) 死者11名(前日の9名から増加)
モロッコ  86件(前日の63件から増加) 死者3名(前日の2名から増加)
チュニジア 54件(前日の39件から増加)死者1名(変化なし)
スーダン  2件(変化なし) 死者1名 (変化なし)
ソマリア  1件(変化なし)
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries
(参考)ハメネイ最高指導者のイラン新年に当たってのメッセージ(3月20日)
●本年のノウルーズは、イマーム・ムーサー・アル=カーズィム・イブン・ジャアファル・アッ=サーディク(シーア派十二イマーム派第7代イマーム。マディーナで生まれ、バグダードに没した)の殉教の日に一致する。したがって、私の偉大な人格に対するサラワトの一部の朗読から私の声明を始めるのが適切である。「ああ、神よ、敬虔な指導者で、正義の後継者であり、光の宝庫であり、長期にわたるサジダの一つであり、豊富な涙と豊富な祈りの対象であるムーサ・イブン・ジャアファルに挨拶を送っていただきたい。 親愛なる神よ、あなたの挨拶を彼の父親たちと彼の純粋で、汚れのない、絶対的な子供たちに送ってほしい。 神の憐れみと祝福が彼のうえにありますように。」
●イランのすべての親愛なる人々に、Eid ul-Mab'athとEid-e Nowruzを祝福したい。特に、私は、殉教者の尊敬される家族、身体障害者の退役軍人、その患者と勤勉な家族、そして最近数週間で見事に活躍した保健の分野のジハード主義者、そしてすべての勤勉な奉仕者を祝福したいと思う。このような困難な状況でタスクの一部を引き受け、都市、村、道路、国境、および国の隅々で誠実で熱意と意欲的な方法でサービスを提供することに忙しい人たちすべてにお祝い申し上げる。幸せなノウルーズを迎えてほしい。
●また、私たちの寛大なイマームの清純な魂と殉教者の純粋な魂に挨拶を送りたい。
私は、1398年の殉教者の家族に祝福と哀悼の意を表明する必要があると考えている。そして、殉教者ソレイマニと同志たち、アブ・マフディ・アル・ムハンディスと彼の同志たち、そしてケルマン事件の殉教者たち、飛行機事故の殉教者、保健の道程における殉教者たちに対してである。
後者は、患者にサービスを提供している間に神の道で高いランクの死を達成した人々である。私は彼らの家族に哀悼の意を表し、このイードと彼らの子供たちの地位に祝福したい。これらの事件はすべてイラン国民の利益になると信じている。この問題についてはすぐに説明する。
●1398年はイラン国民にとって激動の年であった。洪水から始まり、コロナウイルスで終わる年であった。地震や制裁などのように、年間を通じて、国と国内の一部の人々にさまざまな事件が発生した。これらの事件のピークは米国によって犯されたテロ犯罪であり、それは有名なイランとイスラムのサルダール、ソレイマニの殉教であった。年間を通じて、人々は多くの困難を抱えていた。このように年が過ぎた。したがって、それは困難な年であった。
●しかし、重要な点は、そのような困難に加えて、前例のないいくつかの成果があったことである。イラン国民は、真の意味で明るく輝いていた。年の初めに起こった洪水では、敬虔で意欲的な人々が洪水に見舞われた州、都市、村に向かって駆けつけ、そこで人々を助けた。老いも若きも私たちの親愛なる人々は、洪水に見舞われた地域に行くことで美しい景色をつくった。彼らは泥と汚物で覆われた家を洗った。彼らは家具を取り出し、それらの地域の人々のために洗った。彼らは、そこに住む人々の洪水に起因する困難を緩和するために働いた。
●そして、私たちの親愛なる偉大な殉教者の殉教の後、テヘラン、コム、アフワズ、イスファハン、マシュハド、タブリーズ、ケルマンで形成された集まりは、通常、このような多数の動機を持つ世界のどこにも見られない集まりであった。それは私たち自身の歴史でもユニークであった。人々のプレゼンスと熱意、そして人々が自分の愛するものを示したという事実は、イラン国民の評判と尊厳にとって非常に重要であった。最近の病気-コロナウイルスの蔓延-については、犠牲的精神にあふれており、外国人でさえ彼らを賞賛する義務を感じていた。
●主に、これらの犠牲的行為は、医療グループ、医師、看護師、アシスタント、マネージャー、病院で働くスタッフによって行われた。これらの人々と並んで、医療スタッフを助け、患者を看護する人々、学生、聖職者、バッシジ、およびさまざまな個人の中からボランティアが加わった。これらすべての現象は、尊厳と評判の源である。人々は医師や医師の助けるために駆けつけた。支援グループもあり、その一部は、患者や手袋、マスクなどの大衆向け製品を製造する目的で、工場や家さえも提供した。
●そして、道路や人々が頻繁に訪れる場所などの消毒に従事した公共サービス・グループがあった。また、高齢者を連れて行って買い物をすることで高齢者を助けることにした若者もいた。さらに、無料の手袋やマスクなど、商品を準備して無料で提供した人たちについても言及したい。一部の人々は、賃貸料を求めないことで、セールスマンと店主を助けた。彼らは、家賃が遅れることができ、他のサービスも人々によって提供されると言った。
●これらは、困難な出来事の中に現れる美しさである。イランの国家はこれらのグループとこれらのタスクを通じてその美徳を示した。私は、私が紹介したすべての個人に心から感謝する。神聖な報酬が、世俗でも死後でも、彼らを待っていることを知ってもらいたい。
●これは難しいテストであった。1398年のテストは難しいものであったが、このような困難を元気で乗り越え、通過することは国を強化する。国家は、自己満足と単に安らぎを求めてどこにも到達しない。困難に立ち向かい、困難に直面しても士気を維持することによって、国家は成功するであろう。ありがたいことに、イラン国民はこれを習得しており、今後もそうし続ける。これは、国家に力と信用を与える。
●これらの事件に直面する別の注目すべき点がある-洪水、地震などの自然災害、制裁などの外国人によって作られた事態-は、私たちの弱点、我々の自然な弱点を気づかせてくれるため、我々には傲慢でいる余地がないことを教えてくれる。私たちは皆、弱くて脆弱であり、自然な出来事の過程で直面する弱点を有しており、自分の弱さを知るべきであるという事実である。傲慢で怠慢になることを避け、神に注意を払い、助けを求めなさい。あなた以外の人に助けを求める人は損失を被り、あなた以外の人のドアに行く人は求めるものが手に入るであろう。」 これらはラジャブの月の祈りである。神の家のドアにのみ行くべきである。他の家に行くと失望し、神以外に手を伸ばすと手ぶらで戻ることになる。存在するすべての結果は神の因果である。これらの結果で作業し、これらの結果を活用する必要があるが、結果と効果については神にお願いしてほしい。これは別のポイントである。
●始まろうとしている1399年については、まず、高貴なるアッラーに今年の偉大な勝利の年を祈念する。この船のおかげで、イランの敬虔な人々を助け、支援し、彼の国が救いの海岸に到達するのを助けることの船の操縦士である時代のイマームにお願いする。そして、イランの国民は、1398年だけでなく、勇気をもってさまざまな出来事に立ち向かい、希望とモラルをもって、苦難が通過し、安堵する必要がある:「あらゆる困難に安心があります」[聖クルアーン、94:6]。救済は確実にイラン国民を待っている。これには疑いの余地はない。
●国のいくつかの組織には職務遂行上の欠点があると考える人もいるが、私はこれに同意しない。私はこれを間近で目撃しており、誰もが一生懸命働いているのがわかる。誰もが彼らの能力の範囲内で働いている。科学研究グループ、社会活動家、行政官および司法官はすべて、さまざまな方法で仕事に邁進している。高貴なるアッラーはこれらすべての努力を祝福し、国民がこの困難な道を安全かつ健全に、名誉をもって、この困難な道程を通過するのを助ける。
●今年のスローガンについては、1398年が生産を押し上げた年であり、このスローガンが実際に歓迎されたことをイラン国民に伝えたい。当初、専門家はそれを歓迎し、生産が主要な基準であると述べたが、現実にも同様に温かい歓迎を受けた。私が受け取った信頼できる報告によると、国の生産は前進した。稼働を停止し、閉鎖された工場の一部は職場に戻り、生産能力を下回った工場の場合、生産能力を増加させた。知識に基づく企業がこの領域に参入し、さまざまな組織が優れた努力を行った結果、生産が増加した。
●生産の源泉である研究の問題は国内で真剣に追求され、私たちはその事例を目撃した。これらのタスクは国内で実行されており、作業が行われていないということはない。しかし、私が言いたいのは、すでに行われていることは、国が必要とするものの10分の1でもないということである。もちろん、「1/10」は厳密な統計値ではないが、1/10程度であると推定する。これは、生産性の向上が人々の生活に影響を与えることができるように、研究、生産に関連する仕事、およびその他のさまざまなタスクを含む10倍の作業を行う必要があることを意味する。
●1398年、生産は増加し、前進したが、人々の生活への影響はまだ具体的なものではなかった。私たちは、生産を人々の生活に影響を与えることができるポイントに到達させるべきである。もちろん、国の経済的課題は山積している。銀行システム、税関規制、税制の改革、ビジネス環境の改善などの問題がありますが、生産の役割は独特で比類のないものである。
●国内に存在する大きな市場を考えると、生産を増やすことができれば、生産は外国市場を必要としているという事実にもかかわらず、主要な活動は8000万人の人口を抱える国内市場で行われる。もちろん、海外市場とも交流できる。私たちが生産を前進させることができれば、神が喜んで、経済的な問題は間違いなく終了し、彼らが課した制裁は私たちにとって有利であることが証明される。
●もちろん、彼らはこれまでいくつかの損害を与えてきたが、私たちに自分たちの資源、製品の製造、国内資源に依存することで国のニーズを満たすことを考えさせたため、利益も生み出した。これは私たちにとって非常に貴重であり、アッラーの恩恵により、それは続くであろう。したがって、引き続き生産が必要である。
●昨年のスローガンは「生産を促進しよう」であった。今年は、今年のスローガンとして、さらなる生産の急増が必要だと言いたい。今年は「生産の急増」の年である。これは今年のスローガンである。公務員は、生産が急増を目撃し、神が喜んで、そして人々の生活に目に見える変化があるように行動すべきである。
●もちろん、これには計画が必要である。計画・予算機関、イスラム諮問評議会、およびその研究センターと司法部門は、それぞれ異なる方法で役割を担っている。司法府にも役割がある。ありがたいことに数が多い知識ベースの企業や若くて革新的な組織にも、果たすべき役割がある。1年を通して-1398年-そしてその前の年、私は彼らの何人かと非常に良い貴重な会議を開いた。私は彼らを見て、近くで聞きました。彼らは仕事に興味があり、本当に希望があり、エネルギッシュで、やる気があり、才能があり、創造的な若者である。そのような人々のグループはありがたいことに存在し、彼らは計画に参加すべきである。このタスクは、神が喜ぶように計画に沿って前進する必要がある。
●皆様、幸せな新年と幸せなEid ul-Mab'athがありますように。あなたが神のご加護を受け、イラン国民がその精神を高め、日々神に嘆願する精神を強化することを願っている。
あなた方への挨拶とアッラーの慈悲と祝福に!
https://www.presstv.com/Detail/2020/03/20/621233/Ayatollah-Khamenei-Iran-New-year

Posted by 八木 at 13:52 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

ペルシャの新年の到来を告げるノウルーズ[2020年03月21日(Sat)]
3月21日、イラン人は、春の始まりを告げ、ペルシャの新年の始まりを告げる休日であるノウルーズを祝っている。ペルシャ起源の祭りであったノウルーズは、イラン以外にもクルド人やタジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギスタン、カザフスタン、アゼルバイジャン、アルメニア、トルコなど、いくつかの国で何億人もが春の到来を祝っている。ノウルーズとは「新しい日」という意味のペルシア語である。通常、この日は3月20日であるが、うるう年では3月21日と一致する。エジプトなどでもシャーム・ナシーム(春の香りを嗅ぐ日)といったり、シリアでは「母の日」とされたりしており、日本でも春分の日、春のお彼岸にあたる。すなわち、昼と夜の時間が均衡する日であり、イランでは、この日を新年の始まりとする独自の太陽暦を西暦、イスラム暦と並行して活用している。

ペルシャの新年は例年、イランでは家族が2週間の休暇を利用して、一緒に家を訪問したり、屋外の楽しいイベントに参加する。人々はまた、新年の到来を互いに祝福するために贈り物を交換する。特別な儀式の1つは、Haft Sinとして知られるテーブルセッティングで、家族がテーブルの周りに集まり、春分の正確な瞬間を待ちながら祈る。これらの象徴的なアイテムは、一年を通して家族の健康、繁栄、長寿、生殖、幸福を表しているとのこと。

連日、コロナウイルス感染拡大が報告されるイランであるが、イランの人々がこの災禍を克服し、来年のノウルーズが本当に幸せな春の到来になることを願わずにはいられない。

https://www.presstv.com/Detail/2020/03/20/621242/Persian-New-Year

Posted by 八木 at 11:55 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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