CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
イスラム世界との結びつきを通じて、多様性を許容する社会の構築についてともに考えるサイトです。

« 2019年09月 | Main | 2019年11月 »

検索
検索語句
<< 2019年10月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
最新記事
最新コメント
タグクラウド
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

中東イスラム世界社会統合研究会さんの画像
日別アーカイブ
https://blog.canpan.info/meis/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/meis/index2_0.xml
米中央軍司令官によるバグダーディISIS殺害作戦ブリーフィング(ほぼ100%の精度で遺体をバグダーディ本人と判定したDNA鑑定)[2019年10月31日(Thu)]
10月30日、米中央軍司令官のケネス・F・マッケンジー・ジュニア海軍大将は国防総省で記者会見に臨み、バグダーディISIS指導者殺害作戦を映像を交えてブリーフした。これによれば、トンネルに追い詰められて殺害されたバグダーディISIS指導者の遺体のDNA鑑定はほぼ100%の高い精度で本人であることを示したとされる。また、トランプ大統領がコメントしたバグダーディ指導者が最後の瞬間に泣き叫んだかについては承知していないと発言。トランプ大統領は、バグダーディ指導者が臆病者で、犬のように死亡したと記者会見で述べていたが、一方、勇敢な特殊部隊の軍用犬がバクダーディ指導者を追い詰めたと犬を蔑み、持ち上げた。トランプ大統領は、記者会見では、バグダーディは3名の子どもを道連れにしたと発言したが、マッケンジー司令官の説明では、2名を巻き込んで自爆したとされた。公開された記者会見のビデオは次のとおり。
(ワシントン・ポスト配給)(注)1時間のビデオの40分あたりから記者会見が始まる。https://youtu.be/ISgumAAey8Q

●作戦前日の10月25日にトランプ大統領に作戦を説明をした後、タンパにある空軍基地の本部から作戦開始命令を出した。
●米軍は、不測の衝突を避けるため、ロシアとトルコの軍関係者に事前連絡した。
●作戦開始前に米国の特務要員で構成された襲撃部隊がシリア国内基地に予め配備された。(襲撃部隊がどのようにシリア基地に移動したかには言及せず)作戦は説明されたものよりも「はるかに複雑」だった。
●捕獲困難なISIS指導者を拘束または殺害するための複雑な作戦には、第4世代および第5世代の航空機、ドローン、攻撃ヘリコプターが含まれていた。
●米国の作戦要員はCH-47チヌークヘリコプターを降下させ、ターゲットサイトに向かって低空を飛行した。(公開されたビデオでは、米軍のヘリコプターが攻撃中に米軍に敵意を示した目標近くの戦闘員に砲撃を加える様子が映し出されている。)
●襲撃部隊がバグダーディの住居と目されるコンパウンドに到着すると、目的地の近くの2つの場所からの戦闘員が米軍航空機に銃撃を加えた。米軍は、2回の空爆で戦闘員を殺害した。これらの戦闘員の一部は、襲撃部隊が目標地点に接近するにつれて、米軍に向かって移動し始めた。敵意を示した白いバンにも米軍は応戦した(何人の戦闘員が殺害されたかは確認されなかった)。これらの戦闘員がバグダーディ部隊ではないとみられる。この地域には他の過激派グループ(注:アルカーイダ系のシャーム解放機構HTS)がいて、バグダーディがこのコンパウンドに潜伏していることを知らなかった可能性がある。
●襲撃部隊が一旦目標に到達すると、米軍のコマンドは戦術的な呼びかけを行い、人々が戦闘行為を行わず出てくるように促した。 民間人の犠牲者を避けるためにあらゆる努力が払われた。米軍は5人の敵対するISISメンバー(4人の女性と1人の男性)をこのコンパウンド内で殺害した。
●このコンパウンドにはトンネルが存在すると確信していた。それは、現場の人々の尋問に加えて、人間の匂いを嗅ぎ、すぐに(逃亡者が)正体を現さない時、彼らを追いかけるのが非常に得意な軍隊の犬を含む、詳細に立ち入ることができないさまざまな情報によって確認された。
●バグダーディはトンネル内に逃げ込み、最終的に自爆ベストを爆発させ、彼自身と2人の子供を巻き添えにした。死亡前にバグダーディはトンネル内から武器を発射した可能性がある。ISIS指導者の死亡により、作戦中に殺害されたISIS戦闘員の総数は6人になった。
●ISIS指導者が最後の瞬間に泣き叫んで死んだというトランプ大統領の主張を確認できないが、バグダーディは2人の子供を連れて穴に潜入した。
●バグダーディISIS指導者を追い詰めて死亡させた襲撃行動に続いて、遠隔発射した弾薬でコンパウンドを真平に破壊した。このコンパウンドは、シリアのイドリブ県のトルコ国境から約4マイル付近にあり、大きなくぼみのある駐車場のように姿を変えた。
●(トランプ大統領がトルコのシリア侵攻に先立って発したシリア北東部からの部隊の撤退命令が作戦に悪影響を及ぼしたかどうかについて)絶対にそれはない。我々はさまざまな要因、天候、確実性、月のデータ、その他さまざまなことに基づいてタイミングを選定した。(シリア北東部の)基地を使用するのは便利だったかもしれないが、米軍はほとんどどこにでも行けて、遠距離でも自給能力を持っているので、それは制約要因ではなかった。インテリジェンスを総合的に勘案し、襲撃部隊の出入りに影響を与える他の要因を考えると、適当なタイミングであったので、作戦を実行した。
●ISIS指導者を追い詰めた軍用犬が爆発後に、露出した通電用電線で負傷した。米軍の特殊作戦犬は、50回の戦闘任務を遂行した4年の特別作戦のベテランであった。
●米国の特務要員がトンネルから破片を取り除き、バグダーディの遺体の破片を収集し、暫定基地に持ち帰った。マッケンジーによると、2004年にアル・バグダディがイラクのキャンプ・ブッカ(Camp Bucca)拘置所の囚人だったときのサンプルを使用して、国防省のインテリジェンス機関がDNA検査を実施した。結果は「完璧に一致」DNA鑑定は、1.04X10の26乗から一人を特定する精度でバグダーディISIS指導者と判断した。この精度は、現在の世界の人口70億人の14,800兆倍までの人を特定できるとの補足解説付き)
●バグダーディの死はグループが完全に敗北したことを意味するとの幻想は抱いていない。しかし、グループはそれ自体を再構築するのに時間がかかり、おそらくばらばらになる。他方で、ISISが報復攻撃を試みる可能性があり、米軍は対応する準備を整えている。
●(バグダーディにかけられた2,500万ドルの懸賞金を誰が受け取るのか尋ねられたのに対し)承知していない。(ペンタゴンのスポークスマンのジョナサン・ラス・ホフマンは「それは犬に行く」のが適当と答えた)。
●バグダーディの遺体は、彼の死から24時間以内に海に埋葬された。
https://www.militarytimes.com/news/your-military/2019/10/30/centcom-commander-releases-video-of-raid-on-baghdadi-compound-which-now-looks-like-a-parking-lot-with-large-potholes/

Posted by 八木 at 12:12 | イスラム世界で今注目されている人物 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

シリアを巡る軍事・政治両面での新たな展開の中で、孤立感を深めるシリアのクルド人[2019年10月30日(Wed)]
10月29日ロシア国防相は、去る10月22日プーチン大統領がエルドアン・トルコ大統領との2時間にわたるテタテ会談を含む6時間協議で合意した覚書に基づき、クルド人武装勢力がシリア北部の国境地帯からの撤退を完了したと発表。こうした中で、米国はシリア東部の石油地帯の支配を強化しており、ロシアは、米国の立場を非合法で、「傲慢」であると非難した。一方、政治プロセスも動き出しており、10月30日、150名で構成される新憲法起草のための委員会の初会合が開催される。委員会は、50名がアサド政権側、50名が反体制側、その他50名が両陣営が指名した市民社会代表で構成され、クルド人反主流派も参加しているが、ISIS掃討に貢献したクルド人民防衛隊(YPG)とその政治組織クルド民主統一党(PYD)の代表の参加については、トルコがPKK同根のテロリストを見なして参加に強硬に反対し、ロシアも事実上その主張を覆せないため、実現できない状況にある。シリア北部での「安全地帯」の設置で、自治統治機構立ち上げの見通しを失いつつあるクルド人は、シリアの将来を協議する憲法委員会のプロセスからも排除され、ISIS掃討作戦参加により11000名の犠牲を払ったにもかかわらず、米国の支援を失い、政治的にも軍事的にも孤立感を深めつつある。

1. クルド人民防衛隊(YPG)のシリア北部国境地帯からの撤退期限修了
●10月29日午後3時(GMT)にトルコ・ロシアが覚書を交わして設定した150時間のトルコ・シリア国境から30km以南の地域へのYPG戦闘員と重火器の撤退期限が切れた。それに先立ち、ショイグ・ロシア国防相は、「安全回廊が設定される地域からの武装勢力の撤退は、予定より早く完了した。」と述べ、YPG戦闘員が既に対象区域外に退去したと言明した。ロシア軍が支援するアサド政権軍幹部は、トルコ国境沿いに84か所の監視ポストを設けたと発表。今後、トルコ軍が実質的に支配するラス・アルアインとタル・アブヤドの帯状地帯をのぞいて、ユーフラテス川東方イラク国境までのトルコ国境から南方10kmまでの帯状地帯をロシアとトルコが共同でパトロールすることになる。

2.ロシアは、米政府のシリアの石油資源を防衛するとの立場を「傲慢」であると非難
●10月30日からジュネーブで開催されるシリア憲法制定委員会の初会合に出席するため、現地を訪問中のロシアのラヴロフ外相は、イランのザリーフ外相、トルコのチャブシュオール外相とともに記者会見に臨み、米軍がシリアの油田を防衛するために現地に駐留するのは、施設を誰から守るのか不明で、傲慢であると非難し、石油資源は、シリア人により保護されるべきであるとの見方を表明した。米国は、ISISの脅威からシリアの油田地帯を守るとしているが、アサド政権やロシア軍にも近づかせないとしており、米国がISISへの勝利を宣言し、ISISの指導者を殺害し、さらに、トランプ大統領がクルドとトルコに二重の保険をかけてISIS被拘束者の監視を万全にしていると説明する中で、シリアの石油資源の防衛を行う根拠と正当性が問われている。

3.憲法委員会初会合にあたってのペダーセン国連シリア担当特使記者会見要旨(10月28日)
(憲法委員会初会合の意義)
第一に、憲法委員会を設立するための合意は、TORと手順の核心的規則とともに、シリア政府と反体制派間の最初の政治的合意であること。
第二に、国連安保理決議2254で示されている政治プロセスにおける対話の相手として、相手方を明確に受け入れていること。
第三に、委員会は政府と反体制派と彼らが指名した者たちが直接膝を突き合わせて対話し、交渉することにコミットしていること。
第四に、市民社会の声を発信し、彼らの意見が聴取される場を、政府と反体制派がともに設定すること。
(ペダーセン補足)
●この委員会にはクルド人が参加しているが、シリア民主軍(SDF)の代表者がいないことはそのとおりである。
●憲法委員会の活動は「国連憲章、関連する安全保障理事会決議、シリアの主権、統一、独立、領土保全、およびプロセスがシリア主導で運用されるという重点原則の枠組みの中で作業が行われる。これらの原則には、新しい憲法に基づく決議2254で想定されている国連監視下での選挙の実施と、決議2254を履行するためのより広範な政治プロセスの必要性も含まれている。
●憲法委員会は、国連が促進するジュネーブプロセスの文脈の中で、シリアでの政治的解決と安全保障理事会決議2254の実施に貢献する憲法改正の準備と草案作成を義務付けられている。これは政府と反体制派の間で合意されている。
●可能な場合はコンセンサスによって決定され、それ以外の場合は75%の過半数によって決定される。これはどのひとつのブロックだけでは、結果を押し付けることができないことを意味し、それは中間グループと対立する両者の溝を乗り越えるインセンティブを生み出すことを期待している。
(参考)安保理決議2254(2015 年 12 月 18 日、安保理第 7588 回会合にて採択)
(第4項)国外離散者の構成員を含む、全てのシリア人が参加した、18 か月以 内に開催される、そして管理を納得させることのために、また透明性と説明責任の国際的な最高基準のために国際連合の監督の下で運営されることになっている新しい憲法に基づいた自由で公正な選挙に対する安保理の支持
(安保理決議2254日本語訳)https://www.unic.or.jp/files/s_res_2254.pdf
(ANF通信記事)https://anfenglishmobile.com/news/pedersen-main-criterion-of-constitution-is-integrity-of-syria-38855

Posted by 八木 at 11:26 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

次第に明らかになってきたバグダーディISIS指導者殺害作戦の全貌[2019年10月29日(Tue)]
10月27日の米特殊部隊によるISISの指導者バグダーディ殺害作戦の全貌が次第に明らかになってきた。英国ガーディアン紙が飛行図付きで詳しく報じている。現場が、トルコ国境に極めて近く、特殊部隊の飛行ルートの大半がトルコ上空を通過したとみられること、バグダーディ指導者の死亡後、わずか15分でDNA鑑定で身元特定が特定されたとされ、トルコと、バグダーディの血液情報を提供したとされるクルドの協力が、この作戦成功の鍵であったと考えられる。今次作戦について、ロシア国防省は、ロシアの支配地域通過の調整は行われていないと指摘しているが、現場がトルコ国境から極めて近い(5km)ことからロシア軍に事前通報無く作戦が実行された可能性が高い。
1.10月26日米東海岸時間午後5時(シリアの午後11時)に米国大統領を含むチームがホワイトハウスの状況室に集まった瞬間、8機のヘリコプター(主にツインローターCH-47)がイラク北部のエルビルの空軍基地から離陸。
2.ヘリコプターは低空で、トルコ上空を飛行し、トルコ国境の南3マイル(5km)、離陸から約1時間10分後(現地時間27日午前零時10分ごろ)イドリブ県バリシャ村のコンパウンド上空に到達。特殊部隊デルタ軍の部隊は、軍用犬と軍用ロボットを同行させていた。
3.バリシャ村の目撃者によれば、地上部隊の活動開始前の30分間ヘリコプターからの射撃があり、その後、2つの家屋にミサイルを発射し、1つを破壊した。
4.その後、家屋の複合ドアに爆弾が仕掛けられている可能性を踏まえ、地上部隊は、壁面を爆破して家屋の中に突入した。
5.バグダーディは3人の子どもを連れて、地下壕のトンネル内に逃げ込んだ
6.軍のロボットがバグダーディに忍び寄って、軍用犬が放たれ、バグダーディはトンネル内の行き止まりに阻まれた。彼は爆弾を装填したベストに点火し、自身と彼の子供たちを爆殺させた。トンネルを崩壊し、軍用犬は負傷したが、特殊部隊員によって救出された。
7.特殊部隊は、残骸を掘り進み、バグダーディの遺体にたどり着いた。検査技師は現場でDNA検査を実施し、爆死から15分以内に、本人であることを確認した(注:バグダーディは爆死したものの、顔は残っており、顔認証からも確認されたとのこと)。
8.米軍特殊部隊は、バグダーディの死後約2時間、米軍がこの場所に留まり、ISISの今後の計画に関する情報を含む非常に機微な資料を回収した。
9.部隊が撤退した後、米国の戦闘機が家屋に対して6発のロケットを発射し、完全に破壊した。
10.シリア時間の午前3時30分前に、ヘリコプター部隊はイラクへの帰還に向けて離陸した。
11.バグダーディの遺体は海上で投棄された(2011年のオサマ・ビン・ラーデン殺害作戦でも、遺体は海上で投棄された)。
https://www.theguardian.com/world/2019/oct/28/visual-guide-to-the-raid-that-killed-isis-leader-abu-bakr-al-baghdadi

Posted by 八木 at 13:27 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

米軍特殊部隊によるバグダーディISIS指導者の殺害[2019年10月28日(Mon)]
10月27日トランプ大統領は、米国時間26日(現地時間27日未明)ISISの指導者アブー・バクル・アル・バグダーディを米軍特殊部隊の夜間襲撃作戦により死亡したと発表した。バグダーディは、1971年イラクのサマーラ近郊のドブチという町で誕生し、2003年から武装活動にも参加し、米軍に囚われたことがあった。出獄後、アルカーイダの指導者のひとり、ザルカーウィに接近し、ザルカーウィが2006年にドローン攻撃で死亡してから、アルカーイダと袂を分かち、徐々に勢力を拡大し、2014年7月に、「カリフ国」を宣言していた。バグダーディの身辺情報については、米国が2500万ドルの報奨金をかけていた。
シリア民主軍(SDF)総司令部の発表と照らし合わせれば、殺害現場は、トルコ軍基地に近いイドリブ県北部の田園地帯にあるバリーシャ(Barisha)村で、米軍の急襲後、バグダーディ指導者は3名の子どもを連れてトンネルに逃げ込んだものの、米軍部隊の犬に追い詰められ、爆弾ベルトを点火し、子どもたちを道連れに爆死したとされる。バグダーディ指導者については、これまで幾度も、重症説や死亡説が流れていたが、4月にビデオ動画にメッセージを発信し、その健在が認識されていた。SDF総司令部は、今回の作戦は、過去5か月にわたるSDFのインテリジェンス情報を米側に提供した成果であり、そもそも作戦は、トルコによるシリア北部への大規模越境作戦が実施されたために、1か月遅れたと主張している。トランプ大統領は、オバマ大統領がかつて、米軍特殊部隊がオサマ・ビン・ラーデン・アルカーイダ指導者を急襲・殺害した展開を映像で見守っていたように、ペンス副大統領らと、今回のオペレーションを見守っていたとされる。トランプ大統領は、作戦は司令官である自分の支持で米軍のみが実施したものであると自負しつつ、ロシアやトルコ、シリア(?)、イラク、クルドに謝意を表明した。
既に、後継者の名前が噂に上がってきており、@アブドッラー・カルダーシュ(アブ・オマル・トルクマーニ)、Aハジィ・アブドル・ナーセル、Bモオタッズ・アルジャブーリ、などが有力候補者とされる。
(参考1)バグダーディISIS指導者の殺害に関するトランプ大統領声明(10月27日)
●昨夜、米国は世界ナンバーワンのテロリスト指導者に正義の鉄槌を下した。は死亡した。彼は、世界で最も冷酷で暴力的なテロ組織であるISISの創設者でありリーダーであった。米国は長年バグダーディを探してきた。バグダーディの身柄拘束または殺害は、私の政権の国家安全保障上の最優先事項であった。米国特殊作戦部隊は、この任務を遂行するために、シリア北西部への危険で大胆な夜間襲撃を実行した。
●バグダーディの戦闘員と仲間の多くが彼と一緒に殺害された、米軍兵士には作戦で犠牲はなかった。彼は行き止まりのトンネルに追い詰められ、泣き叫んで死亡した。敷地内はこの時点で一掃され、人々は降伏するか、射殺された。 11人の幼い子供が負傷せずに家の外に出た。残っているのは、トンネルにいたバグダーディだけであり、バグダーディは3人の子供を道連れにした。我々の犬がトンネルの端に追い詰め、彼は自爆ベストに点火し、3人の子供を巻き込んで爆死した。彼の体は爆風によって切断されたが、(DNA)試験結果は確実で肯定的な識別を与えた。
●他人を怖がらせようと懸命に努力した凶悪犯は、圧倒する米軍部隊に恐れおののき、最後の瞬間を完全な恐怖、パニック、極度の恐怖の中にうごめいた
我々は、約2時間、敷地内にいた。ミッションが完了した後、我々は襲撃から非常に機密性の高い資料と情報を入手した。バグダーディの死は、米国がテロリスト指導者を容赦なく追及していることと、ISISの恒久的かつ完全な敗北への我々のコミットメントを示している。米国のリーチは長い。ご存知のように、先月我々は最近、非常に悪いことを発言していたオサマ・ビン・ラーディンの非常に暴力的な息子、ハムザ・ビン・ラディンを殺害したと発表した。
●彼はアルカーイダに明らかな継承者であった。無実の人々を抑圧し殺害するテロリストは、我々が、彼らを完全に破滅に追い込むことを知って、決して安眠できない。これらの野蛮なモンスターは彼らの運命から逃れることはできない。そして、彼らは神の最終的な審判から逃れられない。
●バグダーディは、私が就任するずっと前から長年にわたって逃走を続けてきた。最高司令官である私の指示で、米国は今年3月に彼の「カリフ国」を抹殺した。今日の出来事は、我々がISISテロリスト残党を無慈悲に追及し続けることを想起させる。
●バグダーディと一緒に働いた敗者たち、場合によっては自分たちがどこに侵入しているのか、それがどれほど危険で、醜いかを知らない人々が、多くの人びとを殺害した。罪のない米国人のジム・フォーリー、スティーブン・ソトロフ、ピーター・カシッグ、およびケーラ・ミューラーの殺人は特に凶悪であった。すべての人が見ることができるようにケージで生きたまま焼かれたヨルダン人のパイロットの衝撃的な公開殺人事件、およびリビアとエジプトでのキリスト教徒の処刑、ヤジディ教徒の大量虐殺は、ISISを歴史上最も堕落した組織の一つに位置付けた。
●強制的な改宗、多くの斬首の前のオレンジ色の衣装着用、これらはすべて公然と世界に公開された。これはすべてアブー・バクル・アル・バグダーディの仕業である。彼は凶悪で暴力的でありながら、臆病者として、逃げまくり、泣き叫びながら、凶悪で暴力的な方法で死亡した。この襲撃は非の打ちどころのないものであり、他の特定の国々と人々の了解と支援がなければ起こり得なかった。
ロシア、トルコ、シリア、イラクの国々に感謝したい。また、シリアのクルド人たちが我々に提供した一定の支援に感謝したい。この非常に成功した作戦を可能にした偉大なインテリジェンスの専門家にも感謝する。
●昨夜の作戦に関与した兵士、船員、航空隊員、海兵隊に感謝したい。あなた方は世界のどこにいても最高である。マーク・ミレー将軍と共同参謀本部議長に感謝したい。また、米国政府の他の機関で働いており、ミッションの成功に不可欠だった専門家にも感謝したい。
●昨夜は、米国と世界にとって素晴らしい夜であった。あまりにも多くの苦難と死をもたらした残忍な殺人者は厳しく排除され。彼は二度と他の罪のない男、女、子供を傷つけることはできない。彼は犬のように死亡した。彼は臆病者のように死亡した。現在、世界はより安全な場所になっている。
https://www.whitehouse.gov/briefings-statements/statement-president-death-abu-bakr-al-baghdadi/
(参考2)シリア民主軍(SDF)総司令部によるISIS首領バグダーディの殺害に関する声明(10月27日、於:シリア北東部ハッサケ)
シリア民主軍(SDF)の軍事インテリジェンスと米軍の間の5ヶ月以上の共同努力の結果として、そして最高レベルでの調整において、「イスラム国」テロ組織、アブ・バクル・アル・バグダーディは、27日明け方、イドリブ県北部の田園地帯にあるバリーシャ(Barisha)のトルコ軍基地近くでの共同作戦で、殺害された。この歴史的な成果は、SDFと米国の間の緊密な協力の結果であった。
●我々は、我が地域に対するトルコの攻撃により、この作戦が1か月以上遅れたことを強調する。我々は、この作戦を、コバニ(アラブ名:アイン・アルアラブ)、シンジャール、ハブール盆地、ニナーワ平原、キルクーク、ハナーキン、マフムールのテロ組織による虐殺に対する報復であり、特にクルド系ヤジディー教徒女性に対する報復、ならびに人道、および世界中のISIS犯罪の犠牲への報復とみなす。
●この作戦は、我々の軍事インテリジェンスにより過去数ヶ月にわたって、トルコ国家の軍事支配下にあるバグダーディを含む高位のISISリーダーの存在を記録した後に実行された。 2019年3月にバグフーズ(Baghouz)の町が解放された後、この問題に関する詳細の一部をさまざまなメディアと共有した。
●我々は、トルコ軍とともにジハード組織が、トルコ支援民兵組織が占領するラス・アル・アインとテル・アブヤドの地域に侵入する危険性と、この地域でISISが再編成する機会を見つける新たな温床になる可能性があることを世界に警告する。 ISメンバーとグループの一部の幹部指導者は、すでにシリア北部のトルコ軍の支配地域に移動していることを指摘している。イドリブ、アフリン、いわゆる「ユーフラテスの盾」地域でのトルコ軍とその傭兵のプレゼンスと、トルコ軍が展開する同じ地域でバグダーディを殺害した最近の作戦は、我々が繰り返す警告の更なる真正の証拠である。
●SDFとして、この歴史的なプロセスの成功に貢献したすべての関係者および軍隊に感謝しつつ、米主導の有志連合との継続的な共同の取り組みと、我々のインテリジェンス機関がISISの指導者とその細胞を追い詰め、闘うための努力を強化することを確認する。
https://anfenglishmobile.com/rojava-syria/sdf-statement-on-the-killing-of-isis-leader-al-baghdadi-38816

Posted by 八木 at 10:38 | イスラム世界で今注目されている人物 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

米軍によるシリア東部油田防衛は、ISISの石油資源へのアクセスを拒否するためとするトランプ政権の苦しい言い訳[2019年10月27日(Sun)]
10月25日、エスパー米国防長官が、米国は、シリアから米軍部隊を撤収させるが、シリア東部の石油資源をISISから守るために一部の部隊を再配置させると発言。この発言通り、26日には、イラク側から米軍のコンボイが、アパッチ・ヘリやドローン等に守られながら、シリア領入りし、シリア東部の油田地帯に移動していることが目撃された。ロシア国防省は、ISISに勝利宣言し、ISISの被拘束者も、クルドとトルコの二重の監視体制のもとにあると豪語して、クルドを見捨てて、主力を撤退させた米軍が、逆に、シリア東部の油田地帯に兵力を増強していることに対して、石油資源は、シリアに所属しているのであり、米国の行為は「強盗」に過ぎないと強く批判している。ロシア国防省は、ディリゾールのオマル油田で、米軍に守られて、石油輸送車がシリア国外に石油を密輸しようとしている場面とする衛星画像を公表した。ロシアのタス通信は、石油密輸で得られる収入は、バレル38ドルとして、一か月あたり、3千万ドル(33億円)になるとコメントしている。
(画像1)アパッチ・ヘリやドローンに保護されて、シリア東部の油田保護に向かう米軍コンボイ
https://zh-prod-1cc738ca-7d3b-4a72-b792-20bd8d8fa069.storage.googleapis.com/s3fs-public/styles/inline_image_desktop/public/inline-images/usoilfieldssyria.jpg?itok=HO0bhlYR
https://pbs.twimg.com/media/EHzubj9X4AIIT3A?format=jpg&name=360x360
(画像2)ディリゾール県オマル石油ステーションに集結する米国石油輸送車両(ロシア国防省提供衛星画像)https://cdn.presstv.com//photo/20191026/15c76873-95c3-4903-b14e-0d1398110813.jpg

1.エスパー米国防長官のNATO会議に際しての記者会見シリア関連部分(10月25日、於:ブラッセル)
●有志連合は、ISISの敗北を維持するための取り組みにおいて団結されたままであり、ISISが再構成できないように協力しなければならない。米国は、シリアでの削減されたプレゼンスを維持し、ISISを敗北させるためのキャンペーンの次の段階に向けて再配置し、ISISの石油収入へのアクセスを拒否する。
●我々はシリア北東部から撤退している。それが大統領の指示であった。計画的撤退は、攻撃を直ちに受ける可能性のある地域から50名程度の部隊を撤退させることから開始された。現在、撤退の第二段階にある。我々は、最終的に、大統領が指示したとおり、タナフ(Tanf)駐屯地でのプレゼンスを維持することを意図していた。これに加え、油田地帯を確保するために、この地域の部隊をどのように再配置するかも検討している。
●詳細には立ち入らないが、我々は現在、ディリゾールの我々の拠点を強化して、ISISの油田へのアクセスを拒否できるようにしている。我々は、彼らが地域内で、欧州や米国を攻撃することを可能にする資源へのアクセスをできないようにしたいと考えている。さもなければ、残りのすべての米軍部隊は、帰国することになったであろう。
●我々は、拠点を強化している。詳細には入らないが、機械化部隊が含まれる。シリアにおける我々の使命は、開始以来変わっていない。それは常にISIS連合を打ち負かすことであった。それが使命の中核である。その使命は変わらない。
油田に関して我々が取っている具体的な対策は、これらの資源へのISISアクセスを拒否することである。 ISISが資源にアクセスすることにより、武器を調達したり、戦闘員などを雇ったりする手段になり、ISISを打ち負かすのが難しくなるためである。これはすべて ISISを打ち負かすためのキャンペーンの下に実施されるものである。
https://www.defense.gov/Newsroom/Transcripts/Transcript/Article/1999660/press-conference-by-secretary-esper-at-nato-ministerial-brussels-belgium/
2.ロシアの反応
10月26日、コナシェンコフ・ロシア国防省のスポークスマンは、米国国防長官のマーク・T・エスパーの声明について次のとおりコメント。
●米国が今行っていること、すなわち、米軍支配下でのシリア東部の油田の確保と維持は、単に国際国家による強盗である。シリアの石油資源およびその他の鉱物資源はシリア・アラブ共和国のみに所有権があり、ダーイッシュのテロリスト、あるいはダーイッシュのテロリストから保護しようとする米国には所有権はない。
●国際法からも米国の国内法からも、シリア軍とシリア国民からシリアの炭化水素資源を防衛するという米軍の目標を正当化することはできない
●ダーエッシュがユーフラテス川の北部で敗北を喫する前後に、ロシア国防省の監視衛星によって撮影された情報に基づけば、シリアの石油は、頻繁に吸い上げられ、米兵に守られながら他の国に密輸されていた。石油輸送タンク・トラックのコンボイで密輸され、米兵と民間の軍事請負業者)の傭兵の両方に守られていた。その一方で、米国は、米国企業だけでなく他のすべての者に対して炭化水素製品のシリアへの輸送に制裁を課してきた。石油の吸い上げは、米国の主要な企業が供給する機器を使用して実施されている。
https://sputniknews.com/middleeast/201910261077152862-international-state-banditism-russian-defence-ministry-explains-what-us-really-does-to-syrian-oil/

Posted by 八木 at 10:41 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

トルコ・ロシア間の北部シリアに関する合意に留保を付すクルド人勢力[2019年10月25日(Fri)]
10月24日、シリア民主軍(SDF)のマズロウム・アブディ司令官はシリア北東部ハッサケで記者会見に臨み、北部シリアに関するトルコとロシアの合意に関して、クルドの人々の利益に役立たないいくつかの項目について立場を留保したこと、ならびにトルコ占領軍の傭兵が停戦に違反し続けていることに留意し、保証国にこれらの違反に対する責任を負うよう求めた。SDF司令官が、電話会談でトランプ大統領ならびにロシア軍首脳に伝えた感謝は、トルコの軍事作戦の停止により、多くのクルド人の更なる犠牲が避けられたという一点に関するもので、クルド人にとっての悪化した状態を、最悪の状態にならないよう歯止めをかけたに過ぎない。2015年1月に3か月の激戦のすえ、クルド人民防衛隊(YPG)がISIS戦闘員を駆逐して、対IS戦のシンボルにもなったコバネ(アラブ名:アイン・アルアラブ)や、2016年8月にやはり数十日の激戦を経てYPG主導のSDFが制圧したマンビジからは、SDFは撤退し、代わりにロシア軍部隊が進出した。クルド人政治勢力は、2013年11月トルコ国境沿いのシリア北部のアルジャジーラ、コバネ、アフリーンにロジャバcantonとよぶ自治機構を発足させ、2016年3月17日には、3つのcantonを統合した「連邦自治統治機構」発足を宣言した。しかし、2018年1月に開始されたトルコの越境攻撃「オリーブの枝」作戦で、シリア北西部のアフリーンをまず失い、今回の「平和の泉」作戦で中部のコバネ、マンビジを失い、さらに、トルコ・ロシア合意でイラク国境に続くトルコ国境から深さ30kmの緩衝地帯から排除されることで、北東部アルジャジーラを失うこととなり、対IS戦で、1万1千名の犠牲者を出しながら、シリアのクルド人の自治権行使の夢は、結局主要国のどこからも見捨てられ、潰えようとしている。このような状況下においても、クルド人は、SDFをシリア国軍の中に位置づけることで存続の可能性を探るとともに、シリア東部のユーフラテス川沿いのオマル油田等の権益に関心を有するトランプ大統領とのパイプを維持し、米、ロシア、アサド政権間のかじ取りの中で、トルコの圧力に対抗していこうとしている。
(参考)アブディSDF司令官記者会見主要点(10月24日、於:ハッサケ)
1. トルコとの合意
●合意は存在しない。あるのは、トルコ国家の一派が違反して、今も攻撃を続けている「停戦」があるのみだ。保証国に攻撃を止めさせ、これらの違反に対する責任を負うよう求める。
2. 米国への期待
●米国はトルコの攻撃を軍事的に阻止しなかった。トルコによる攻撃をやめさせるよう強制させることに、ある程度肯定的に機能する制裁を課すことで経済的および外交的にトルコの攻撃を阻止することを望む。トルコの攻撃は続いている。これは米国とトランプ大統領の責任である。一方、シリア東部では米国人との関係は続いており、米国が過去の過ちを避けるように要請する。
●トランプ米国大統領との電話会話において、米国がトルコの攻撃を阻止しようとしたことに謝意を表明した。トランプ大統領は、米軍はこの地域で再展開しているとして、長期にわたる無期限の米軍の駐留を保証した。特にISIS傭兵のスリーパー細胞を除去する過程における次のステップと双方の協力方法について話し合っているところだ。
●シリアの解決策を見出だすことができる一つだけの勢力はない。米国の存在は政治的解決策を見つけるのに効果的であり、トランプ大統領はそれを確認した。
3. 国内避難民の発生
●この地域に対するトルコの攻撃の結果、この地域の40万人近くの住民がトルコ軍の都市への爆撃により国内避難を強いられることになった。
4. トルコとロシア間の合意に関する見解
●本日、ロシアに最終回答した。ソチ合意において留保する項目と我々の要求を伝えたトルコ・ロシア合意は、我々の利益に反して結ばれたもので、我々はその当事者ではなく、我が人民の利益がより重要である。
5. トルコ・ロシア共同パトロールについて
●共同パトロールがコバネ、マンビジ、およびディルバシーヤで行われるが、我が人民に関する事項が議論され、それらは、我が人民とその意思を守るための武力もないまま彼らを置き去りにすることはない
6. ISIS戦闘員の拘束維持
●カミシリ市のISIS傭兵が収容されている刑務所の1つに対するトルコの爆撃の結果、5人の傭兵が逃亡したISIS傭兵を収容するすべての刑務所は、(クルド側の)管理下にあり、誰も逃亡していない
ISIS傭兵とその家族の被拘束者ファイルはSDFの手にあり、彼らはその地域でSDFを支援した国々とのみ協力して責任を負い、将来はそれがシリア北東部に存在する勢力の責任となる。トルコもロシアもアサド政権もこれを心配していない。
7. SDFの今後の立ち位置
SDFがシリア国軍内で干渉をうけないことを条件に、シリアの政治的解決策を支持し、その立場を維持する。我々は、我々を支持してくれたすべての国々、米国議会、そして我が人民を支持してくれた人々に感謝する。クルドの政治勢力にSDFを支持するよう呼びかける。わが勢力の存在で勝利を得る大きな機会が存在する。
8. トルコとの関係
●我々は、トルコを決して信用していない。彼らは機会があれば攻撃を続ける。トルコの攻撃はまだ進行中であり、我が人民の未来は危険にさらされている。国際社会からの支援の継続が戦争を終わらせ、この地域の我が人民を守ることを望む。
https://anfenglishmobile.com/rojava-syria/abdi-we-have-reservations-on-some-items-of-the-agreement-38729

Posted by 八木 at 10:50 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

シリア北部停戦の成果を自画自賛するトランプ大統領[2019年10月24日(Thu)]
10月23日、トランプ大統領は、10月22日の北部シリアに関するトルコ・ロシア間の覚書の締結を受けて、さらに停戦が延長されたことをうけ、トルコ政府から停戦が150時間ではなく恒久的なものになるとの連絡をうけ、また、撤退するシリア民主軍(SDF)司令官からも、多くのクルド人の命を救ったとして感謝されたとして、オバマ政権では成し遂げられなかった成果を実現した、拘束されているISIS戦闘員については、クルドとトルコの二重のロックが掛けられていると自画自賛した。23日のトランプ大統領の発言のほぼ全文は次のとおり。
●過去5日間にわたり、シリアの国境に沿って設定した停戦が維持された。これは大方の予想を超えて非常に良好に維持されたことが判明した。今朝(23日)早く、トルコ政府は私の政権に、シリアでの戦闘と攻撃を停止し、停戦を恒久的にすると伝えてきた。そして、それは確かに永続的な停戦である。しかし、あなた方は、「永続的」という言葉に疑わしさを感じているかもしれない。しかし、私はそれが永続的であることを確信している。
●私は、財務長官に、シリアの北東国境地域でのトルコによるクルド人に対する最初の攻撃的な動きに対応して10月14日に課されたすべての制裁を解除するよう指示した。したがって、我々が満足できないことが起こらない限り、制裁は解除される。
●これは他の誰によるものでもなく、米国によってもたらされた成果である。とても単純である。そして、我々は責任を負うつもりである。これは何十年もの間、彼らがやろうとしてきたことである。そして、他の者たちが支援を申し出て、我々はそれを歓迎した。他の国は物事を前進させており、支援したいと考えている。それは素晴らしいことだ。この地域の国々は最終的に、トルコとシリアの国境警備を支援する責任を負わなければならない。他の国々にも参加してもらいたい。
●石油を確保したので、少数の米軍が石油のある地域に残留する。そして、我々はそれを保護するつもりであり、将来的にそれをどうするかを決定する。
●いずれにせよ、我々が起こした行動により、トルコとシリアの間に幅20マイルの安全地帯を含むはるかに平和で安定した地域を実現しようとしている。興味深い用語である「安全地帯」。これは我々が使用している用語だ。うまくいけば、そのゾーンが安全になるであろう。何千人もの人々が長年にわたってそのゾーンで殺害されてきた。しかし、それは何十年もの間求められてきたものであり、我々はそれが強固で持ちこたえるものになると考えている。
●トルコ、シリア、およびあらゆる形態でのクルド人は、何世紀にもわたって戦い続けてきた。我々は彼らに素晴らしい奉仕を提供し、彼ら全員のために素晴らしい仕事をした。そして今、我々は立ち去ろうとしている。我々はそもそも30日間だけそこに留まることになっていた。それはほぼ10年前である。我々は、30日間そこにおり、今立ち去ろうとしている。それは非常に迅速な介入であり、今立ち去ろう。10年近くとどまっていたことを除いて、素早い介入であった。この長い血まみれの砂の上で他の誰かに戦わせよう。
●ペンス副大統領とポンペイオ国務長官が、数日前にオブライエン国家安全保障顧問と共に、米国代表団を成功裡に率いてくれたことに感謝します。本当に感謝している。米国代表団は、クルド人戦闘員が安全に立ち去ることを可能にした当初の5日間の停戦を交渉した。それにより、彼らは退去し、実際に少し異なる方向にわずか数マイル移動することができた。
●トルコとの交渉の結果、無数の命が救われている。米国人の血を一滴も流さず、けが人もなく、誰も撃たず、誰も殺害しなかった。
●私は、すばらしい男、シリア民主軍(SDF)の司令官であるマズロウム将軍と話をした。彼は、米国の行為に非常に感謝していた。これ以上感謝できなかいほどであった。 マズロウム将軍は、ISIS被拘束者が非常に厳格な監視体制の下にあり、拘留施設が強力に維持されていることを保証した。脱走したものは少数で、彼らの多くは再拘束された。
●私は、彼(SDF司令官)がまもなく自身の声明を発表するだろうと確信している。私たちは素晴らしい会話を行った。我々は、多くのクルド人の命を救った。彼はそれを理解している。戦争は悪質であったが、それほど長くは続かなかった。そして、我々の副大統領、国務長官、そして私たちのチームの他のすべての人々がそうであるように、私はそれ(停戦の実現)に参加できてとても幸せである。その停戦を維持させたことで、我々は非常に特別なことを成し遂げた。非常に短い日数の間の厳しい戦争の後に停戦を実現することによって、それは非常に特別なものとなった。
●我々の軍隊は安全であり、発生した3日間の戦いの痛みと苦しみは、この短期間の衝突なしでは決して成し得なかったトルコとクルド人との合意をもたらす米国の能力に対する直接的責任が問われていた。
●トルコが宗教的および民族的マイノリティの保護を含む義務を履行しなかった場合、我々は本当にそうするだろうが、我々は、トルコから出てくる鉄鋼および他のすべての製品に対する関税の大幅な引き上げを含む、厳しい制裁を再び発動する権利を留保する。
●我々は今、かつてないほどの経済大国であり、非常に重要なことであるが、他に類を見ない。我々の経済力はかつてないほど強く、競合相手はあまりうまくいっていない。
●我々は、トルコがISISに関するコミットメントを遵守することを期待している。クルド人がISISを監視するためのバックアップとして、何かが起こった場合、トルコは彼らを捕捉するためにそこにいる。
●我々は、欧州諸国が米国が捕獲した戦闘員を、投獄と裁判のために彼らの出身国に連れ戻すことを呼びかける。つい最近まで、欧州は長い間本来あるべきことをすることに非常に無反応でした。今こそ最終的に行動する機会である。
●米軍は過去2年間にISISカリフ制を100%敗北させた。この努力で犠牲になったシリア民主軍(SDF)に感謝する。彼らは素晴らしかった。現在、トルコ、シリア、およびこの地域の他の諸国は、ISISが領土を取り戻さないことを保証するために努力しなければならない。それらの国々の近くにいるのだ。それらの国々はそれ(ISIS戦闘員の拘束)を維持し、それの世話をしなければならない。
●シリアでのトルコの攻撃に応じて、さらに別の米軍の投入を求める政治評論家がいた。私はそうすべきだとは思わなかった。軍事力による侵略を阻止するには、数万人の米軍をNATOの同盟国であり、米国がエルドアン大統領を含む非常に良い関係を築いた国トルコに対して展開する必要があった。
●私が見たり読んだりしたのと同じ人たち、つまり私や米国に助言を与えた人たちは、私が何年も見たり読んだりしてきた人たちであった。彼らは我々を中東の混乱に巻き込んだものの、我々を退出させるビジョンや勇気を持っていなかった。彼らはただ話しをするだけであった。
●古くからの宗派間および部族間の紛争のさなか、中東で何人の米国人が死ななければならないのか。貴重な血と財産のすべてが中東の砂漠に注がれた後、私は別のコース、すなわち、米国の勝利につながるコースを追求することにコミットしている。
●多くの作業を通じて、我々は誰もができないと言ったことを成し遂げた。本日の発表は、ほんの数週間前までは軽蔑されていたトルコとの我々の行動方針を検証し、今では人々は「うわー。なんて素晴らしい結果だろう。おめでとう。」と言っている。おめでとうとするのは時期尚早であるが、我々は良い仕事をした。我々は多くの命を救った。
●最も重要なことは、我々が壊滅的で広範囲にわたる結果につながる可能性のある、別の高価な軍事介入を回避したことである。数千人が殺された可能性がある。
●前の政権は「アサドは(権力の座から)立ち去らなければならない」と言った。彼らはその結果を簡単に作り出すことができたはずだが、そうしなかった。実際、子どもたちがガスで殺されたとき、彼らは砂上に非常に強力なレッドラインを引いた。あなた方は皆砂のレッドラインを覚えている。しかし、他の子どもたちが同じ恐ろしい方法で死んだときコミットメントを守ろうとしなかった。しかし、私は(シリアに)58発のトマホーク・ミサイルを撃ち込み、コミットメントを守った。
●シリアの政権交代に対するオバマ大統領の呪われた働きかけから8年経っても、米国軍隊はシリアの地上に残留している。 50万人以上が亡くなり、数十万人がひどく負傷し、さらに数百万人のシリア人が国内避難している。それは本当に悲惨な悪夢である。
●中東全域で、我々は巨大な規模で苦しみを目撃してきた。我々は中東での戦争に8兆ドルを費やしたが、戦争に勝つことを決して望んでいない。しかし、そのすべてのお金が費やされ、それらの命がすべて失われ、若い男性と女性は重傷を負ったにもかかわらず、中東はこれらの紛争が始まる前よりも安全でもなくなり、安定もしておらず、安全保障も低下している。
●これらの戦争を求めているのは、しばしば米国が戦争で荒廃した地域からの無制限の移住への扉を開き、自国の海岸にテロリズムとテロの脅威を輸入することを要求する人々である。もはやそうではない。私の政権は、出入国管理が国家の安全保障であることを理解している。
●大統領候補であった際、私は、イデオロギーではなく、経験、歴史、世界の現実的な理解に基づいた米国の外交政策への新しいアプローチが必要であることを明確にした。
●我々は大統領選挙以来2.5兆ドルを投資して、これまでにないような米国の軍事力を構築している。しかし、消耗させられることはない。二度と起こらない。私たちの軍隊が消耗し、我々がいるべきではない世界の地域で戦うことが再び起こることは許されない。
●米軍を戦闘に参加させるとき、重要な国益が危機に晒されており、明確な目標、勝利の計画、紛争から抜け出す道があるときだけ、そうしなければならない。それが必要である。勝利の計画が必要である。勝つだけである。我々の正しい計画に基づかなければならない。そうすれば、勝つだけである。誰も我々を倒すことはできない。
●シリアの停戦を達成し、トルコのエルドアン大統領と一緒に非常に多くの命を救った米国の全員に感謝する。同大統領は、私が非常によく知っている人物であり、彼の国を愛している人である。彼の心の中では、彼は国のために正しいことをしていると信じている。我々は非常に近い将来に会うかもしれない。
●マズロウム将軍にも、彼の理解と彼の部隊の強靭さと、彼が大統領である私に発したすばらしい言葉に感謝したい。彼は我々が、数万人のクルド人の命を救ったことを知っているからである。我々は長期的な展望について話しているのではなく、短期的な対応について話している。我々は今現在起こっていることと、率直に言って長い間計画されていたことを話している。
●我々の軍隊の仕事は世界を監視することではありません。他の国々はステップアップし、公平な分担をしなければならない。それは起きていない。今日のブレークスルーは、その方向への重要なステップである。
https://www.whitehouse.gov/briefings-statements/remarks-president-trump-situation-northern-syria/

Posted by 八木 at 10:38 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

トルコ・ロシア間のシリア北部問題に関する覚書の発表[2019年10月23日(Wed)]
10月22日、ロシアのソチを訪問したエルドアン・トルコ大統領は、プーチン大統領と6時間にわたって会談し、シリア北部問題に関し、10項目の覚書で合意した。その主要点は、@10月17日、トルコ・米間で合意した120時間の軍事作戦中断を引き継ぎ、トルコは150時間軍事作戦を停止すること、Aロシアは、タル・アブヤドとラス・アルアイン間の幅32kmの地域へのトルコ軍支配の現状を認め、そこからクルド人民防衛隊(YPG)の戦闘員と武器を排除すること、Bロシア軍警察とシリア国境警備隊は、タル・アブヤドとラス・アルアイン間以外の国境地帯で深さ30kmの幅でYPGとその武器を排除すること、C150時間が経過し、YPGの排除が確認されれば、タル・アブヤドとラス・アルアイン間の西方、東方では、シリア政府支配地域のあるカミシリを除いて幅10kmの国境沿いで、トルコとロシアが共同でパトロールを行うこと、Dマンビジ(ユーフラテス川西方)とタル・リファートからYPG戦闘員と武器を排除すること、Eロシアは、1998年10月にシリアがトルコと結んだアダナ合意(注:オジャランPKK党首をシリアから追放し、以後、PKKとその関連組織にシリア領内での活動を禁止する合意)の現在の脈絡での実施を促進すること、である。アサド大統領は、22日プーチン大統領から電話で覚書の説明をうけ、それを完全に支持する旨表明した。一方、22日クルド側のシリア北東部自治統治機構報道官アーキフ・ケマル氏は、10項目の覚書については、精査のうえ、コメントすると発言した。しかし、米国に見捨てられ、ロシアとアサド政権が、トルコと了解した内容に従わないことは自殺行為であり、受け入れざるをえないと考えられる。なお、今後の和平プロセスとの関連では、記者会見で、10月29日、30日にジュネーブで憲法委員会初会合の開催が予定通り実施されることへの期待が表明された。
(参考)シリア問題に関するトルコ・ロシア間の覚書(10月22日、ソチで合意)
1.双方は、シリアの政治的統一と領土の一体性の維持、およびトルコ国家の安全保護へのコミットメントを改めて表明する。
2.彼らは、あらゆる形態のテロと闘い、シリア領土の分離主義者のアジェンダを防止する決意と意思を強調する。
3.この枠組みでは、「平和の泉」作戦に基づく深さ32 kmのタル・アブヤドとラス・アルアインをカバーする地域で確立された現状が維持される。
4.双方は、アダナ合意の重要性を再確認する。ロシア連邦は、現在の状況下でアダナ合意の実施を促進させる。
5. 2019年10月23日(現地時間)正午から、ロシア軍警察とシリア国境警備隊は、「平和の泉作戦」地域外の、トルコとシリアの国境沿いのシリア側に入り、YPG戦闘員とその武器をトルコ・シリア国境から深さ30 km以遠に退去させることを促進する。これは、150時間で完了させる必要がある。その時点で、ロシアとトルコの合同パトロールが、カミシリ市を除き、深さ10 kmの幅で「平和の泉」作戦地域の西方と東方で開始される。
6.すべてのYPG戦闘員と彼らの武器はマンビジおよびタル・リファートから移動させられる。
7.双方は、テロリスト分子の侵入を防ぐために必要な措置を講じる。
8.難民の帰還を安全かつ自発的に促進するための共同の取り組みが開始される。
9.この覚書の履行を監視し、調整するために、共同のモニタリング・検証メカニズムが確立される。
10.双方は、アスタナ・メカニズムの枠組みの中でシリア紛争の永続的な政治的解決策を見つけるために働き続け、憲法委員会の活動を支援する。
http://en.kremlin.ru/supplement/5452

Posted by 八木 at 09:33 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

シリア北部情勢に関する新井春美氏の日経ビジネス・インタビュー記事ご紹介[2019年10月22日(Tue)]
日経ビジネス電子版に、ガバナンスアーキテクト機構上席研究員で、当研究会の共同運営者でもある新井春美さんのインタビュー記事「呉越同舟だったIS打倒、トルコとクルドが100年の怨讐再び」が掲載されました。新井研究員は、10月9日からシリアへの越境軍事作戦「平和の泉」を開始したエルドアン・トルコ大統領はなぜクルド人勢力を攻撃するのかクルド人よりもロシアが後ろ盾のアサド政権との方が交渉の可能性があるといったトルコ・シリア情勢の専門家ならではの見方をわかりやすく披露されています。本ブログの読者には、ぜひご一読願います
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00023/101800100/

Posted by 八木 at 17:44 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

ISISとの戦いで同盟軍だったクルド人を見捨てつつ、シリア東部の石油資源の確保にこだわるトランプ大統領[2019年10月22日(Tue)]
10月21日、トランプ大統領は、閣議の機会に発言し、米軍部隊のシリア撤退決定とトルコとの停戦合意について、自身の決定を正当化した。この中で、@クルドは米国を助けたが、我々もクルドを助けた、A我々は、400年シリア北部に留まるとは約束していない、BISIS戦闘員の収容は二重に防御されている、C撤退決定後米国兵の血は一滴も流されていない、D(撤退しても)石油は確保しろ、と主張する5点については、違和感を覚える。@については、シリアでの地上戦における米軍の犠牲者の数はわずかであるとみられるが、クルド人勢力は1万1千人の犠牲者を出している、Aについては、100年後、400年後の話をしているのではなく、現地情勢が落ちつき、政治的決着の方向性がみえるまでとどまるべきだというのがクルド人の見方であり、米軍の長期駐留の懸念をあまりに誇張しすぎている、Bについては、クルド側はSDF(シリア民主軍)司令官がすでに自分たちの人民を守ることが最優先事項であり、ダーエッシュ(ISIS)との戦いは凍結すると述べており、トルコがISIS戦闘員をすべて引き受けるとはとても思えず、既に脱走も発生していると報じられている、Cについては、確かに米軍兵士の血は流れていないかもしれないが、国境の双方で数十名以上の民間人が犠牲になっており、米軍に協力してISIS掃討作戦に協力したYPG主体のSDF戦闘員はテロリストとよばれて、10月16日段階でトルコ国防省によれば、既に637名が殺害されている。Dについては、ユーフラテス川沿いのディリゾール近郊のコノコ・ガス田(Conoco Gas Field)やマヤディーン近郊のオマル油田(Omar Oil Fields)等を米国がクルド人に多少の資金的見返りを与えることで、米国が維持開発したいとの考えを現したものと考えられる。これには同盟軍の兵士は見捨てても、石油資源は守りとおすという身勝手な姿勢が滲み出ている。21日シリア北部から撤退する米軍部隊のコンボイにこれまで味方であった現地のクルド人が投石する映像が流された。クルド人が米国の行為を「裏切り」と感じていることは間違いない。残念ながら、シリア情勢の今後の展開は、米国が決めるのではなく、本22日ソチで実施されるエルドアン・プーチン会談で、両者の利害調整が行われ、トルコ軍とロシアが支えるシリア軍の線引きが行われるのは間違いない。裏切られたクルド人が、支配地域にある油田施設に米企業を招き入れて、キャッシュ・フローを得るというトランプ大統領の構想は、絵に描いた餅であり、成功は期待しがたい。
(参考)トランプ大統領発言(10月21日)
●非常に良いニュースがある。停戦が維持されている。クルド人は、「安全地帯」と呼ばれる場所より安全なエリアに移動している。安全地帯を持つことは悪いことではない。それはいいことだ。多くのトルコ人が国境での紛争のために殺害されてきた。ご存知のとおり、物事は両方の面から見なければならない。停戦は絶対的に維持されている。小競り合いはあったが、ごくわずかである。もちろん、もしあなたが偽のニュースを見るなら、それは数多く―かなり無制御のようにみえる。停戦は現実に維持されている。
●私は、20年にわたってこの事態に取り組んでいる専門家を見てきた。彼らは20年間中東関係で活動してきた。彼らは何をしているのか分からずに、何をすべきかを私に伝えようとしている。彼らは、「トランプはそれから何を得たのか。」と語っている。私は何が得られるかをお話しする。我々は戦おうとはしていない。兵士を故郷に連れ戻そうとしている。彼らは30日間そこにいるはずであったが、今やシリアで10年間とどまり続けている。彼らはそこに入って、ISISを素早く打倒して、出てくるはずであった。
●ISISに関する限り、私が(大統領職を)引き継いだ、2016年11月時点では、ISISはいたるところに存在していた。私が話しているこれらすべての人々(ISIS戦闘員)を捕らえたのは、私とクルド人を含む他の人たちと協力しているこの政権だったということである。
●オバマ大統領の時代、それは混乱であった。私も、あなた方も、そして、他の誰もが言われたように、私が約1ヶ月半で成し遂げたこと(注:ISISへの勝利)は、前には何年もかかるだろうと言われていました。私はイラクに行き、将軍たちと会談した。そして、我々は計画を考え出した。そして、それは1ヶ月半以内に実行された。この拘束を成し遂げたのは私である。私はあなたや他の人びと、あるいは偽物の評論家よりもそれについてよく知っている。
●わが軍の兵士は、シリアで、非常にうまく移動している。 ISISはクルド人によって拘束されている。そして、念のため、トルコから、彼らを監視しているという絶対的なコミットメントを得ている。それゆえ我々は二重の防護策を有していることになる。我々はクルド人にも監視させている。
●ご存知のように、我々が捕らえたISIS戦闘員のほとんどは「我々(トランプ政権)」が成し遂げたことで、オバマではない。我々が、かれらを捕獲した。私自身と我が国が、クルド人を含む他の人と協力して彼らを捕らえた。そして我々は彼らを助けた。忘れないでほしい。我々がクルド人を助けた。皆がクルド人が我々を助けてくれたと言っている。それは本当だ。しかし、我々はクルド人を助けた。彼らは天使ではないが、我々はクルド人を助けた。
●更に、我々はクルド人に対して、我々が次の400年間留まって彼らを守るという約束を決してしていない。彼らはトルコ人と300年間戦い続けてきた。そして、誰もコミットしませんでした。誰も、「もしあなた方がこれ(注:有志連合への協力)をすれば、我々は、あなた方のところに永遠にとどまり続けるつもりである。」とは決して言わなかった。
●しかし、常に揚げ足を取ろうとする専門家たちは「我々は、そこから何を得ようとしているのか」と言っている。我々は、兵士を故郷に連れ戻そうとしている。それは偉大なことである。そして、おそらくうまくいくであろう。しかし、それがうまくいかない場合、人々はこれまで300年も戦ってきたように戦い続けることになる。とても単純である。
●我々は、我が軍の兵士を故郷に連れ戻す。これまでのところ、この期間中に米軍兵士から流された血は一滴もなかった。誰も殺害されていないし、指を切ったものさえいなかった。何も(危害が)なかった。彼らはむしろ、迅速というより、ち密に去っていくと思う。ただ去っていき、特定のエリアを離れる。
●我々は石油を確保した。覚えていることとおもうが、私は、イラクに行きたくなかった。私は民間人だったので、それに対して権限はなかった。しかし、私はいつもイラク侵攻に反対していた。それは大きな決断ではなかった。しかし、私はいつも言っていた。「もし軍を入れるのなら、石油を確保しろ」といってきた。ここで同じことを繰り返す。「石油を確保しなさい。我々は石油を確保したい。」
●クルド人にいくらかの資金とキャッシュフローを持たせるために何らかの調整を行うであろう。おそらく、我々の大手石油会社の1つが現地に入り、適切に対処するであろう。彼ら(クルド人)には、現在は基本的に存在しない幾ばくかのキャッシュフローが生じるであろう。大きな油田ではないが、誰もが何かのために戦っている。それで、我々はそこにたくさんの良いことがあり、それらはとてもうまくいっている。
https://www.whitehouse.gov/briefings-statements/remarks-president-trump-cabinet-meeting-15/

Posted by 八木 at 10:36 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

| 次へ