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イスラム世界との結びつきを通じて、多様性を許容する社会の構築についてともに考えるサイトです。

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中東イスラム世界社会統合研究会さんの画像
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新宿からわずか11分で行けるクルド料理店[2018年08月29日(Wed)]
十条駅南口出口から徒歩30秒の場所にクルド料理店「メソポタミア」があります。
P1070339.JPG
入り口はわかりやすく、クルド家庭料理との看板が、南口を出た瞬間にわかります。
P1070340.JPG
入口付近と階段には、料理の写真が飾られています。
P1070341.JPG
やや急な階段を上っていくと、店内にたどり着きます。
P1070342.JPG
店内には、イラクのクルディスタンの旗やクルド人の絵や写真が飾られています。
P1070344.JPG
店内は、2つ部屋があって、キッチンとつながっています。中東旅行者にとっては懐かしい水たばこシーシャも2セット置かれていました。グループ客が何組かいて、明らかにたまたま通りかかって入ってきたということではなく、「メソポタミア」を目指してきた中東に関心を持っている人たちという印象です。
さて、私と研究会パートナーが頼んだ最初のメニューは、ポテトヤニ、いんげんと牛肉煮込み、ピクルス、ラハマージュン(羊のひき肉のせナン)とヨーグルトでした。ザクロジュース、オスマンコーヒー、チャイとお菓子も試してみました。
P1070343.JPG
メニューについては、次のブログが詳しいので、ご一読願います。
https://mesopotamiajp.jimdo.com/

異国情緒あふれるクルド料理店「メソポタミア」に通いつめれば、中東研究者や中東の文化習慣に関心を持っているひととも知り合いになれそうです。料理の味は、折り紙つきです。
「メソポタミア」は、イラク出身のクルド人男性とトルコ出身のクルド人女性がパートナーを組んで営業しているお店です。女性の方は、ファーティマさんで、流暢とはいえないまでも、日本語をしゃべります。日本に来て5年で、日本語学校に通ったわけではなく、生活しながら覚えたということです。ファーティマといえば、イスラム教の創始者で預言者ムハンマドの娘で、4代目カリフとなるアリーの妻となった人物と同名で、イスラム教徒の女性として敬意を払われている名前です。クルド人は、民族としての結束は強いものの、信じる宗教としては、イスラム教スンニー派が多数とのことです。
P1070346.JPG
この写真の右上の赤い衣装の女性がファーティマさんです。昨年9月25日、イラクのクルディスタン自治政府が、独立の是非を問う住民投票を中央政府や周辺国の反対を押し切って実行し、92%以上の賛成を得ましたが、これに反発した政府は国際航空路を封鎖し、本年は春まで、イラク・クルディスタンの中心都市エルビルに空路到着することはできませんでした。今は、空路が再開されましたが、日本からは湾岸や欧州経由では10数時間かかります。新宿駅から埼京線でわずか11分で到着できる「メソポタミア」は、中東イスラム世界社会統合研究会として、一押しです。ぜひ、一度訪問してみてください。

Posted by 八木 at 14:47 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

ハッジ(大巡礼の開始)[2018年08月21日(Tue)]
 8月19日イスラム教徒にとっての義務的行為とされる5行のひとつであるハッジ(大巡礼)が開始された。ハッジは、イスラム暦12月(Dhul-Hijjah月)の8日から13日にかけて実施される。この期間以外のメッカ巡礼は、ウムラ(小巡礼)といって、大巡礼と違い、5行のひとつではないが、ウムラの実行も望ましい行為とされている。スンニー派やシーア派であるか否かを問わず、健康で財力がある男女は生涯に一回は参加することが求められている。期間中は、髪の毛を切ること、香水をかけること、性的交渉を営むこと等が禁じられ、心身を清めた状態にする必要がある。行の達成を祝い、イスラム教国では、断食月明けのイード・アルフィトルとならぶ2大祭礼である犠牲祭(イード・アルアドハー)を祝う。本年は、サウジ側と派遣国側の事前の取り決めにより、240万人が参加したとされる。サウジと政治的対立の激しいイランからも8万6千人が参加した模様。過去25年間では、5千4百万人が大巡礼に参加したとされる。ここで、大巡礼の動きをアラブ・メディアの報道(下記URL参照)に従って整理しておきたい。
https://www.aljazeera.com/news/2018/08/million-muslims-hajj-pilgrimage-180819081259928.html
(2018年8月19日付アルジャジーラ)
@ 聖域メッカ入域:男性は入域の際、イフラームという2つの縫製のない衣装を身にまとい、女性もゆとりのある衣装で体を覆い、ミカート(Miqat)というゲートから入場する。
A その後、メッカのグランドモスク内にあるカアバ神殿の周りを反時計回りに7回回る(タワーフと呼ぶ)。その後、サファとマルワという2つの丘を7往復する(サアイと呼ぶ)。
B テント村のあるミナ(Mina)に向けて出発する。
C ミナから夜明け前に出発し、約14.4km先の預言者ムハンマドが最後の説教を行ったとされるアラファト山で祈りを捧げ、1日過ごす。
D 日没後、移動を開始し、約9km先の岩山の荒野「ムズダリファ」で平地を探して一泊する。その際、翌日に備えて小石を拾う。
E 夜明け前に出発し、ミナで悪魔に見立てたジャマラートと呼ぶ3本の石の柱に小石を投げる(圧死事故等が多発したため、現在は柱の前は構造物が5層になって、交通整理されるようになっているとのこと)。
F 動物を犠牲にして、神にささげる。
G 男性は髪の毛を剃り、イフラームを脱ぎ捨てる。
H カーバ神殿に戻り、タワーフとサアイの両行事を行う。
I さらに、ミナに移動し、ジャマラートの柱に小石を投げる。
J 最後にカーバ神殿で、お別れのタワーフを行い、巡礼の行を終了する。
 因みに、巡礼参加者の多数は、巡礼の機会に、もうひとつの聖地メディナを訪問する者も多いが、メディナ訪問は、巡礼の一行事には位置付けられていない。

Posted by 八木 at 15:47 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)