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米銀行に凍結されたアフガン資金を911被害者に割り当てるとの決定にタリバーンは大反発[2022年02月14日(Mon)]
2月11日、ジョー・バイデン米国大統領は、米国の銀行で凍結されていたアフガニスタン資金90億ドルのうち、約70億ドルの処分を許可する法令に署名し、この金額の半分が2001年9月11日の同時多発テロの犠牲者の家族を補償するために割り当てられるとの見方を述べたことに対し、タリバーンは、凍結資金は、アフガン国民のためのものであり、その決定は誰もが納得できるものではないとして、激しく反発した。他方で、タリバーン報道官は、問題解決に向けて米国政府と協議を継続していく意向を表明した。
アフガン・米国関係活動家のひとりも、バイデン大統領が提案しているのは、9.11被害者家族の正義実現のためではなく、米軍の悲惨な撤退によってもたらされた飢饉の危機に瀕している貧困国アフガニスタンからの公的資金の略奪である、と指摘。911の被害者家族は、同時多発テロ事件にかかわった19名のハイジャック犯のうち15名がサウジアラビア国籍であり、サウジアラビア当局が何等かの支援を行ったのではないかとして、サウジを相手に米国の連邦地裁に訴えを起こしている。
https://www.aljazeera.com/news/2022/2/11/theft-afghan-americans-decry-decision-to

(アルジャジーラ・ムバーシャル記事内容)
タリバーン運動の政治事務所報道官であるムハンマド・ナイームは、ジョー・バイデン米国大統領の最近の決定は「アフガニスタンの人々とすべての人類に対して間違って不当であり、問題は個々人の問題ではない」と述べた。

報道官は、アル・ジャジーラ・ムバーシャルの夕方のプログラムとのインタビューで、米国の銀行へのアフガニスタンの資金はタリバーン運動関係者の所有物ではなく、アフガニスタンのあらゆる分野の人々のものであると付け加えた。

ナイームは、国際社会と「賢明な米国人」に、そもそも人道を支持し、アフガニスタンの女性と子供たちの権利を守るためにバイデンの決定に立ち向かうよう訴えた。

アフガニスタン国民がお金を取り戻すのを阻止する権利は誰にもない。また、現在の(タリバーン)政府だけが、アフガニスタン国民のお金の処分を含む願望を代表することができる」と付言した。

米国大統領ジョー・バイデンは、米国の銀行で凍結されていたアフガニスタンの資金のうち、約70億ドルの処分を許可する法令に署名し、この金額の半分が2001年9月11日の同時多発テロの犠牲者の家族を補償するために割り当てられることを示した。

ナイームはアル・ジャジーラ・ムバーシャルとの対話の中で、9月11日の(米国同時多発テロ事件の)犠牲者を補償するためにバイデンがアフガニスタン資金の一部を割り当てたことに驚きを表明し、「アフガニスタンの人々にいったい何の落ち度があったというのか」と疑問を呈した。彼は続けて、「我が国民が直面している問題は、政府が直面している問題よりもはるかに大きい。アフガニスタンの人々はこれらの出来事とは何の関係もないので、米国大統領を指している誰かがわが国民のお金を勝手に差し引いて、この醜い方法で処分することが許されるのか」と付言した。

ナイーム報道官は但し、「米国の決定は暫定的であり、最終的なものではないと聞いている。アフガニスタン国民の利益になると私たちが期待する他のステップがある(彼は明らかにしなかった)。それが実施され、米国の銀行のアフガニスタン人の凍結された金融資産が解放されることを期待する」と語った。

ホワイトハウスの幹部は記者会見で、バイデン政権によるアフガニスタンの資金の取り扱いは「法的に複雑」であることを認め、今回の発表は数ヶ月続く可能性のある手続きの始まりに過ぎないと述べた。

ホワイトハウスは、バイデン大統領が1977年にさかのぼる法律の下で彼に与えられた「特別経済権限」を行使したことを明らかにし、アフガニスタン中央銀行の資産をニューヨークの連邦準備制度の凍結口座に移管する予定であるとしている。

ナイーム報道官は米国の決定について、アフガニスタンの人々に害を及ぼし、子供、女性、そしてアフガニスタンの人々一般の苦しみを増大させる。人々の権利を侵害し、法律や慣習に違反して彼らのお金を処分するものである、とコメントしている。報道官は、「我々だけがこの奇妙な行動を非難しているのではなく、ほぼ全世界中が我々に同意している。一部の正気の米国人でさえこの決定を非難している、これは国際的な原則や規範に準拠しておらず、理性や論理に反しているため、私たちの国民のお金を処分する権利は誰にもない、と述べた。

米国の法令は、タリバーン政府が資金を処分することを可能にすることなく、35億ドルのアフガニスタン中央銀行の資金がアフガニスタンの人々のための「人道援助」プログラムへの資金供給のために使われることを規定している。タリバーン報道官は、この米国の法令の規定について、「現在の(タリバーン)政府以外に我が国民を代表する当事者はないので、それはまやかしであり冗談である」とコメントした。さらに、「このお金が特定の人々やタリバーン運動に使われないことを意図しているのなら、我々はそれを必要としないことを以前に強調した。むしろ、アフガニスタンに来る人道援助は我々(タリバーン)自身のためではなく、我が国民のためであり、彼らに届けられるであろう。我々こそがアフガンの人々を代表している」と述べた。皮肉な口調で、ナイーム報道官は「バイデンはアフガニスタンの人々の大統領であるのか。それはどの側からもアフガニスタンの人々を代表しているといえるのか。この決定どのように受け入れることができるであろうか。彼は支援金を人々に配布するために彼自身で来ることができるというのか。」と付言した。

タリバーン政権報道官は、最終的に決定が実施されれば米国の決定に立ち向かうための対応についてアルジャジーラ・ムバーシャルの質問に応えて、「問題を解決する最善の方法は、相互理解、対話、交渉の道である。これが私たちの方針であり、課題とすべての問題を解決するための我々の方針であり、我々はそれを望んでいる。将来のこの問題や他の問題についても同様である。」と述べ、さらに我々は、米国人と国際社会一般に、本件は、タリバーン関係者や誰かを罰することよりも大きな問題であり、我々は、アフガン国民全体の権利について話しているのであると、付言した。

彼は、懸案事項の解決のため、米国との直接の話し合いと会合が続いていることを指摘し、タリバーン政権側として、それを継続したいという願望を強調した。
https://mubasher.aljazeera.net/news/politics/2022/2/13/%D9%85%D8%AD%D9%85%D8%AF-%D9%86%D8%B9%D9%8A%D9%85-%D9%84%D9%84%D8%AC%D8%B2%D9%8A%D8%B1%D8%A9-%D9%85%D8%A8%D8%A7%D8%B4%D8%B1-%D9%86%D8%AA%D9%88%D9%82%D8%B9-%D8%B9%D8%AF%D9%85

Posted by 八木 at 16:35 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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