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第一回平和評議会会合におけるトランプ大統領発言の注目点[2026年02月20日(Fri)]
2026年2月19日ワシントンDCでガザの復興などを話し合う第一回平和評議会会合が開催されました。トランプ大統領の発言の中で特に注目されたのは、次の諸点です。

1. 資金拠出関係
●本日、カザフスタン、アゼルバイジャン、UAE、モロッコ、バーレーン、カタール、サウジアラビア、ウズベキスタン、クウェートが、救済パッケージに70億ドル以上を拠出したことを発表できることを嬉しく思います。素晴らしいことです。
米国は平和委員会に100億ドルを拠出することをお知らせします。この拠出金には、多くの方々から多大なご支援をいただいています。戦争の費用と比較すれば、この額はごくわずかなものです。
日本は援助資金調達のための募金会合開催を約束しました。これは非常に大規模なものとなり、既に成功を収めています。韓国、フィリピン、シンガポールなど、この地域の他の国々も参加する予定で、その規模は既に明らかです。中国も参加する予定であり、ロシアも参加すると考えています。(トランプ大統領は、日本の先の総選挙結果に言及して、私はつい先日、日本の首相を支持しました。彼女は接戦でしたが、おそらく勝利するだろうと思っていました。しかも、日本史上最多の支持者から支持を得たのです。ですから、彼女は私のことをとても気に入っています。でも、それは光栄でした、と発言)
2. ガザでの当面の焦点
●ガザでの戦争は終わりました。本当に終わりました。小さな炎、小さな炎が残っています。ハマスは――武器を放棄するつもりだと思います。約束通りです。もし放棄しなければ――厳しい、非常に厳しい対応を受けるでしょう。
3. 国連との関係
●11月、国連安全保障理事会は平和委員会を全会一致で承認し、先月ダボス会議では、この非常に重要な新組織に20名以上のメンバーを迎え入れました。そして、私たちは国連と非常に緊密に協力しています。実は、もうすぐ事務総長と話をするつもりです。事務総長は良い人で、前回のスピーチを除けば良好な関係を築いてきましたが、彼らは私のテレプロンプターをオフにしました。
●私たちは国連と緊密に協力し、彼らを復帰させます。国連には大きな潜在力、本当に大きな潜在力があると考えています。しかし、その潜在力を十分に発揮できていません。8つの戦争について、私は一つも国連と話したことがありません。しかし、私はそれらすべてについて国連と話し合うべきです。
●いつか、私がこの世を去った後、国連はもっと強くなるでしょう。平和評議会は国連全体を監視し、適切に運営されるよう努めることになります。私たちは国連を強化していきます。国連の施設が充実し、国連が支援を必要としていること、そして資金面での支援を必要としていることを確実にします。
4.ノーベル平和賞関係
●メモを見た時、ノルウェーが私にノーベル賞を授与すると宣言するのかと思いました。ああ、これはあまり興奮しません。ノルウェーが私にノーベル賞を授与すると宣言できることを嬉しく思います、と書いてあり、私は「ああ、素晴らしい、ついにノーベル賞を受賞する」と言っているのです。ついに彼らは正しいことを言いました。
https://rollcall.com/factbase/trump/transcript/doanld-trump-speech-board-of-peace-february-19-2026/
(参考)メンバー国、オブザーバー国
(1)平和評議会メンバー
− アルバニア
− アルゼンチン
− アルメニア
− アゼルバイジャン
− バーレーン
− ブルガリア
− カンボジア
− エジプト
− エルサルバドル
− ハンガリー
− インドネシア
− イスラエル
− ヨルダン
− カザフスタン
− コソボ
− クウェート
− モンゴル
− モロッコ
− パキスタン
− パラグアイ
− カタール
− サウジアラビア
− トルコ
− アラブ首長国連邦
− ウズベキスタン
− ベトナム
(2)オブザーバー国
− オーストリア
− クロアチア
− キプロス
− チェコ共和国
− 欧州連合
− フィンランド
− ドイツ
− ギリシャ
− インド
− イタリア
− 日本
− メキシコ
− オランダ
− ノルウェー
− オマーン
− ポーランド
− 韓国
− ルーマニア
− スロバキア
− スイス
− タイ
− イギリス
https://apnews.com/article/trump-board-of-peace-participants-b9b7e438caeca308c153b60c032895b9

(コメント)UNDPによれば、ガザ復興のためには、700億ドルは必要とみられているところ、うち、70億ドルを9か国が拠出すること(うち、7か国は、中東アラブ諸国)、米国は、平和評議会に(ガザとは限定せずに)100億ドル拠出すること、さらに、評議会の正式メンバーになっていない日本が、復興資金調達のためのドナー会合を開催することが注目点である。日本は、過去のアフガニスタン復興支援などで、幾度もドナー会合を開催してきたが、現時点で、700億ドルと拠出表明の170億ドルの差は大きく、3月に訪米する予定の高市総理は、日本としての応分の拠出を表明することになると思われる。とりわけ、トランプ大統領は、衆議院選挙での与党の勝利が、(プラスに影響したのかには一切かかわらず)自分の応援によるものと信じているところに違和感を覚えざるをえない。ガザ復興が実現するには、ハマスの武装解除が進むのかも焦点である。平和維持部隊の派遣を申し出ているのは、インドネシアやモロッコというイスラム教徒多数国が含まれる。トランプ大統領は、ハマスが人質全員を解放したことを評価しつつ、もし、武装解除しないのであれば、厳しい対応に直面すると警告している。最後に、自らが終身議長に就任する平和評議会が国連の機能を代替するのではないかという不安に対しては、国連を無視するものではないとしつつ、国連を米国の意向を受けた運営がなされるべきであると釘を刺している点が注目される。

Posted by 八木 at 16:48 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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