トルコの英語名の標記変更に関する新井春美さん投稿[2022年06月23日(Thu)]
6月1日、国連はトルコ政府の要請を受け入れて、Turkey という英語表記をトルコ語の Türkiye に変更すると発表したそうです。当研究会の新井春美さんの投稿をお読みください。新井さんは、「トルコは2023年に建国100周年を迎える。この節目に Türkiye という名を示すことにより、国際社会で Türkiye ブランドを確立し、国内の社会、経済の活性化にも弾みをつけたいという政権の意向、また、国名からもヨーロッパ色をできるだけ減じたいというエルドアン大統領の思惑もあると考えられる」と指摘しています。
http://meis.or.jp/products/Turkey/RenameTurkey2Turkiye.php
エルドアン大統領は、予定通りであれば、2023年6月に大統領選挙と国会議員選挙を迎え、そこで勝利することを目指しています。強いイスラム国家の指導者として、2020年7月アヤソフィアをイスラムのモスクに戻し、ウクライナ危機に際しては、ロシアと培ってきたパイプを利用し、ウクライナ・ロシア間の直接協議のアレンジを行ったり、黒海からのウクライナ産穀物輸送の途を模索する世界で数少ない国としてその存在感をアピールしています。この英語名の変更には、欧州の支配下にはない、独自の路線をとりうる能力を有するトルコの国としての自負が滲み出ています。
http://meis.or.jp/products/Turkey/RenameTurkey2Turkiye.php
エルドアン大統領は、予定通りであれば、2023年6月に大統領選挙と国会議員選挙を迎え、そこで勝利することを目指しています。強いイスラム国家の指導者として、2020年7月アヤソフィアをイスラムのモスクに戻し、ウクライナ危機に際しては、ロシアと培ってきたパイプを利用し、ウクライナ・ロシア間の直接協議のアレンジを行ったり、黒海からのウクライナ産穀物輸送の途を模索する世界で数少ない国としてその存在感をアピールしています。この英語名の変更には、欧州の支配下にはない、独自の路線をとりうる能力を有するトルコの国としての自負が滲み出ています。
Posted by 八木 at 15:04 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)