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英国・イラン間の政治的思惑と綱引きの中で翻弄される市民[2022年03月22日(Tue)]
3月16日にイラン当局から解放されて英国に6年ぶりに帰還した英国とイランの二重国籍者ナザニン・ザガリ・ラトクリフは、3月21日の記者会見で、自身は本来6年前に解放されるべきであったと語った。イラン当局にスパイ容疑で6年間拘束されていたナザニンは、通常であれば、解放に努力してくれた英国政府と外相にまず感謝の意を表明するところであろうが、解放が遅れた責任の一端が、英国政府にあることを示唆した。過去6年間、夫のリチャードは、ハンガーストライキさえ実行し、妻の早期解放を英国政府、イラン政府の両方に訴えてきた。夫は、娘ガブリエラとも一緒に解放を求め、デモンストレーションを繰り返してきた。家族の結束と熱意でラトクリフ一家の統合が実現したことは、このうえなく喜ばしいが、この件は、市民の運命が関係国間の利害対立、政治的思惑の中で、いかに翻弄されるのかを物語っている。
●今起きた(ナザニンの解放と帰国)ことは、6年前に起こるべきはずだった。私は6年間刑務所にいるべきではなかった。英国に戻るまでの道のりは「試練」であった。
6年間で計5人の(英国)外相が(イランに)やってきた。私は、英国外相に感謝を表明した夫リチャードに(夫の支援は心から感謝しているが)同意しない。外相からはあなたを(英国の)自宅に連れて帰るつもりだと何度も言われたが、それは決して起こなかった。私はこう言ったことがあった。「ご存じですか。私はあなたの言葉を信頼するつもりさえない。

なお、今回のナザニンの帰国に際して、ロンドン南東部出身で、退職したエンジニアのアヌーシェ・アシューリが、2017年に逮捕され、イスラエルのためにスパイした罪で10年間投獄されていた。ナザニンとアシューリの両家族は、ともに両名が英国とイランの間の債務問題が解決されるまで、政治的な理由で拘束されていたと信じている。3月16日の彼らの解放は、英国政府がイランに対してのシャー時代にキャンセルされた英国製戦車引き渡しの前払い契約に対して負っていた長年の債務支払いが確認され、ウィーンでのイランの核合意更新が間近に迫ったタイミングで実施された。

記者会見には、米英イラン三重国籍者であるモラド・ターバズの長女であるロクサーヌ・ターバズも参加した。モラド・ターバズは、2018年1月にイランで逮捕された、ペルシャ野生生物遺産財団の8人の自然保護メンバーの1人であった。当局は、環境および科学プロジェクトを実施するという名目でイランに関する機密情報を収集したとしてメンバーを拘束し、彼らはすべての容疑を否定したにもかかわらず、4年から10年の範囲で2019年11月に禁固刑を宣告された。ナザニンとアシューリと同じ日に刑務所から釈放されたターバズは、彼の家族と一緒に、彼も家に帰ることができるだろうと信じていた。しかし、48時間後、ターバズは刑務所に戻され、現在ハンガーストライキを行い、ホテルに移された。記者会見で、ロクサーヌは記者会見で、英国外務省が現在何を交渉しているのかわからないと語った。
彼女は、父親は期限のない自宅待機とされ、母親の渡航禁止令は解除されると言われたが、そうではなかったと説明した。英国外務省は、ターバズの釈放をイラン側に働きかけると述べている。
https://www.middleeasteye.net/news/iran-nazanin-zaghari-ratcliffe-says-should-have-been-freed-years-ago

https://www.bbc.com/news/uk-60819018

Posted by 八木 at 14:55 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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