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イエメンのフーシー派支配地区へのイラン「大使」コロナ感染死に関するイラン・サウジ関係[2021年12月22日(Wed)]
イラン・メディアによれば、(フーシー派支配地区に派遣されていた)駐イエメン・イラン「大使」ハッサン・イルルーは12月21日、COVID-19の合併症で亡くなった。「大使」は戦争で荒廃したアラブ諸国のサウジ主導の封鎖の中でイエメンのサナア(首都。但し、ハーディ政権の暫定首都はアデン)から本国に移送され、テヘランの病院で治療を受けていた。21日テヘランで行われた「大使」の葬列の参列者に語ったホセイン・アミール・アブドラヒアン外相は、イルルー「大使」がなくなる前に、イラン外務省は数日間、イランまたは第三国を経由して飛行機を送る許可をサウジ政府から得ようとしていた、しかし、残念ながらサウジ側はこの点に関する決定を下すのに非常に遅れており、サウジアラビアの一部の行政機関は足を引っ張った。我々は国際規約に従って正式に抗議を提出すると同時に、イエメンが政治的解決策を通じてこの戦争と厳しい人道的包囲からできるだけ早く脱出できることを願っていると発言した。

イルルー「大使」は、イランとサナアの関係を緊密にするため、米国の反対に対抗して、2020年11月にイエメンへの「外交」使節団として任務を正式に開始した。2020年12月、彼はイスラム革命防衛隊(IRGC)コッズ部隊との関連で、トランプ政権から制裁を受けていた。
(参考1)ハーディ大統領権力維持の根拠:国連安保理決議2216(2015年4月14日採択)
•イエメン大統領であるアブド・ラッボ・マンスール・ハーディの合法性に対する安保理の支持を再確認し、そしてイエメンの統一、主権、独立および領土保全並びにイエメン大統領の合法性を損なうあらゆる行為を慎むという全ての当事者および加盟国に対する安保理の呼びかけをくり返し表明
(参考2)フーシー派の駐イラン「大使」任命:フーシー派は、2020年8月18日、テヘラン駐在の使節団長にイブラヒーム・ムハンマド・アルダイラミ(Ibrahim Mohamed al-Dailami)氏を任命
(参考3)イエメンのコロナ累積感染者数は、12月22日現在10103人、死者1977人と数字だけ見れば少ないが、十分な検査が行われていないか、他の要因で亡くなる人が多いため、実態とはかけ離れているとみられる。
https://www.worldometers.info/coronavirus/country/yemen/

2.興味深い点がいくつかある。
@フーシー派が支配するサナアは、サウジ主導のアラブ連合軍の制空権内で、サウジの許可がないとサナアの空港に外国の航空機の到着ができない
Aイラクとオマーンがイランの要請をうけて、イルルー「大使」の国外移送をサウジ側につないでいた模様。今回は、イランの航空機ではなく、イラクが軍用機を派遣した模様。カーディミ・イラク首相は、2021年3月末にサウジを訪問し、サウジの実質的指導者ムハンマド・ビン・サルマン(通称MBS)皇太子ともパイプをもっている。また、イラクは、2021年4月9日バグダッドでサウジ・イランの対話をアレンジしたこともある。
BWSJは、イラン側がイルルー「大使」が新型コロナ感染を理由に航空機による移送を認めるよう求めたものの、背景には、イランとフーシー派の亀裂が生じていることを物語っていると報じた(フーシー派、イランともそれを否定)
CWSJによれば、サウジ側は、フーシー派に捕らえられているサウジ人捕虜との交換で、イルルー「大使」の出国・移送を認める交渉を行っていたとみられる。このため、イルルー「大使」の出国が遅れた可能性がある。イルルー「大使」の移送は、直接的には、フーシー派の要請に基づき、サウジが移送を認めたものである。
https://www.presstv.ir/Detail/2021/12/21/673134/Amir-Abdollahian-Iran-Saudi-Arabia-Ambassador-Yemen-Hassan-Irloo-COVID-political-solution-war-humanitarian-siege-
https://www.wsj.com/articles/irans-top-diplomat-in-yemen-leaves-the-country-11639868219
https://www.iranintl.com/en/20211219335081
https://thearabweekly.com/appointment-houthi-ambassador-iran-bad-news-yemen

Posted by 八木 at 14:30 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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