パレスチナ人にとっての衝撃の年
[2021年12月15日(Wed)]
2021年12月13日イスラエルのベネット首相は、UAEのアブダビで、UAEの実質的指導者であるムハンマド・ビン・ザーイド・アブダビ皇太子と会談した。イスラエル首相がUAEを訪問するのは歴代首相の中で初めて。2020年8月13日に国交正常化を発表し、同年9月15日にホワイトハウスで、一神教の父といわれる預言者アブラハムにちなんだアブラハム宣言に前首相が署名済のイスラエルの現在の首相が、アブダビを訪問すること自体はもはや驚きではないが、イスラエルとUAEの両首脳が握手し、にこやかに懇談する様子は、自らの権利が取り残されていると考えているパレスチナ人にとってはさらなる衝撃であることは間違いない。パレスチナ人やアラブ人にとって、イスラエルとの関係で過去どのような衝撃の年があったのかを振り返っておきたい。
(参考1)パレスチナ人にとっての衝撃の年
1947年 国連パレスチナ分割決議(イスラエル55%、パレスチナ45%)
1948年5月 パレスチナの地にイスラエル建国
1967年、73年 第三次・第四次中東戦争でアラブ敗北。イスラエルにヨルダン川西岸・ガザを占領される。
1970年9月 ヨルダンはPLOを追放。アラファト議長は女装してヨルダン脱出(ブラックセプテンバー)。PLOは、レバノン南部に移動。
1979年 エジプトはイスラエルとの和平協定締結
1982年 イスラエルのレバノン侵攻。PLOチュニスに脱出
1994年 ヨルダンはイスラエルとの和平協定締結
2004年 アラファトPLO議長死去
2018年 米トランプ政権UNRWAへの支援停止
2020年8月13日 UAEがイスラエルとの国交正常化発表
2020年9月11日 バーレーンがイスラエルとの国交正常化発表
2020年9月15日 ホワイトハウスで、UAE、バーレーン、イスラエル、米国間の「アブラハム宣言」に署名
2020年10月23日 スーダンがイスラエルとの国交正常化発表
2020年12月10日 モロッコがイスラエルとの国交正常化発表
2021年11月26日 英国議会はガザを実効支配するハマースをテロ組織に指定承認
(参考2)ベネット・イスラエル内閣の発足
2021年6月13日、イスラエルの国会に当たるクネセトは、第36代ベネット内閣の発足を賛成60−反対59−棄権1で正式に承認した。
●ネタニヤフ打倒で一致した極右、中道、左派、アラブ政党を含む中小8政党の連立内閣
●イスラエル歴代最長(2009年〜12年。全体で15年)の政権を率いてきたネタニヤフ首相は退陣。
●キッパー(ユダヤ教の民族衣装の一種。男性がかぶる帽子)をつけた右派の少数政党「ヤミナ」のベネット党首が連立内閣の首相に就任。4年間の任期の前半2年間首相を務め、入植地相を兼務する。
(参考1)パレスチナ人にとっての衝撃の年
1947年 国連パレスチナ分割決議(イスラエル55%、パレスチナ45%)
1948年5月 パレスチナの地にイスラエル建国
1967年、73年 第三次・第四次中東戦争でアラブ敗北。イスラエルにヨルダン川西岸・ガザを占領される。
1970年9月 ヨルダンはPLOを追放。アラファト議長は女装してヨルダン脱出(ブラックセプテンバー)。PLOは、レバノン南部に移動。
1979年 エジプトはイスラエルとの和平協定締結
1982年 イスラエルのレバノン侵攻。PLOチュニスに脱出
1994年 ヨルダンはイスラエルとの和平協定締結
2004年 アラファトPLO議長死去
2018年 米トランプ政権UNRWAへの支援停止
2020年8月13日 UAEがイスラエルとの国交正常化発表
2020年9月11日 バーレーンがイスラエルとの国交正常化発表
2020年9月15日 ホワイトハウスで、UAE、バーレーン、イスラエル、米国間の「アブラハム宣言」に署名
2020年10月23日 スーダンがイスラエルとの国交正常化発表
2020年12月10日 モロッコがイスラエルとの国交正常化発表
2021年11月26日 英国議会はガザを実効支配するハマースをテロ組織に指定承認
(参考2)ベネット・イスラエル内閣の発足
2021年6月13日、イスラエルの国会に当たるクネセトは、第36代ベネット内閣の発足を賛成60−反対59−棄権1で正式に承認した。
●ネタニヤフ打倒で一致した極右、中道、左派、アラブ政党を含む中小8政党の連立内閣
●イスラエル歴代最長(2009年〜12年。全体で15年)の政権を率いてきたネタニヤフ首相は退陣。
●キッパー(ユダヤ教の民族衣装の一種。男性がかぶる帽子)をつけた右派の少数政党「ヤミナ」のベネット党首が連立内閣の首相に就任。4年間の任期の前半2年間首相を務め、入植地相を兼務する。
Posted by 八木 at 14:48 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)