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スエズ運河庁は、スエズ運河を塞いだコンテナ船の日本船主に9億ドルを請求[2021年04月14日(Wed)]
3月23日にスエズ運河を塞ぐ形で座礁し、同月29日離礁した日本企業所有のコンテナ船エバーギブンの保護および補償保険会社であるUKクラブの声明によれば、エジプトのスエズ運河庁はエバーギブンの船主である正栄汽船に対して9億1600万ドルの補償請求を提出した。船主側の保険会社は、補償金が支払われるまでコンテナ船とその乗組員が運河に勾留されることに失望したとコメントした。船主である正栄汽船の船隊管理部門の副マネージャーである篠原由美氏は、スエズ運河庁が補償請求を行ったことを確認したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
●エバーギブンは、スエズ運河の中間地帯にあるビター湖に停泊させられている。スエズ運河庁は、イスマイリアの裁判所への法的措置を求める文書提出の中で、エジプトの海事貿易法の第59条と第60条に言及し、その請求が全額支払われるまで船は押収され続けることを明らかにした。
●公式の数字によると、スエズ運河は2019/20会計年度に57億ドル強の通行料収入を得た。運河庁のラビエ長官は国営テレビに運河当局による不適切な行為はなかったと語った。彼は、船の速度や砂嵐の際に船を襲った強風など、考えられる原因については話し合うことを拒否し、船主に過失があるかどうか尋ねられたとき、彼は「もちろん、そうである」と回答し、船主側は(賠償請求に対して)支払いを行おうとしていないと述べた。当局の事故原因調査結果が、15日に出ることが予想されている。
(参考)エバーギブン属性


@ 運航会社:台湾のエバーグリーン・マリン(長栄海運)
A 船主:今治造船グループの正栄汽船(愛媛県今治市)
B 全長:399.94m
C 総重量: 21.9万総トン(エッフェル塔20個分の重量とのこと)
D 製造元:今治造船。エバー・ギブンは連続建造されたシリーズ船の第7船
E 竣工:2018年
F 建設費用:推定約1.7億ドル
G 乗組員:25名(すべてインド人) 負傷者なし
H 積載コンテナ:TEU(20フィートコンテナ換算)で1万8349本のコンテナ
I 座礁日時:現地時間3月23日午前7時40分ごろ
J 座礁地点:スエズ運河の紅海側入り口に近い地点で座礁(下図参照)
K 座礁原因:調査中(砂嵐による視界不良との説がある一方で、スエズ運河庁は技術的、あるいは操船ミスとの見方をとっている模様)
L 航路:エバーグリーンが所属するオーシャンアライアンス(OA)のアジア―欧州航路に就航し、ロッテルダムに向けて航行中であった

https://www.aljazeera.com/news/2021/4/13/egypt-seizes-megaship-over-nearly-1bn-suez-claim
https://english.ahram.org.eg/NewsContent/1/64/409138/Egypt/Politics-/Egypts-Suez-Canal-Authority-impounds-Ever-Given-sh.aspx

Posted by 八木 at 18:22 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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