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サウジ人ジャーナリスト殺害に関するトルコ与党幹部の新たな証言[2020年04月16日(Thu)]
4月15日、トルコで開始された2018年10月2日、イスタンブールのサウジ領事館で殺害された著名なサウジ人ジャーナリストで、元ワシントンポストのコラムニスト、ジャマール・カショーギ氏の裁判で、ジャマールの友人であったトルコ与党公正発展党(AKP)幹部のアクタイ氏が証言し、米国のサウジ大使館員が、カショーギ氏に本国の皇太子に電話させるために、旅券の紛失を装い、大使館への出頭を仕組んでいたとの話を、カショーギ本人から聞いていたことを証言した。カショーギ氏の殺害については、サウジ本国で11名が起訴され、うち、5名に一審で死刑判決が下っていたが、トルコは、その裁判が国際基準に遠く及ばないとして、イスタンブールの検察は独自に3月26日サウジ人容疑者20名を起訴し、欠席裁判プロセスが開始されていた。
(これまでの経緯)https://blog.canpan.info/meis/daily/202003/27
(参考)アクタイ氏の証言に関するトルコ・デイリーサバーハ氏の記事骨子
●サウジアラビアの工作員はワシントンポストのコラムニストであるジャマール・カショーギのパスポートをワシントンの自宅から盗んで大使館に行くよう強要したと、与党公正発展党(AK党)のヤシン・アクタイ副会長は殺害されたジャーナリストの親しい友人の言葉を引用して証言した。
●カショーギの友人であり、カショーギ殺害裁判で証人として証言しているアクタイ氏は検察に、ワシントンのサウジアラビア大使館員が自宅から彼のパスポートを盗み、大使館に行って新しいパスポートを申請するよう強要したと語った。彼はパスポートを失ったと思った。大使館で、彼はサウジアラビアに戻るように説得しようとしたサウジアラビア皇太子ムハンマド・ビン・サルマン(MBS)と電話をするよう強いられた(注:当時の駐米サウジ大使は、MBSの実弟ハーリド王子)。
●カショーギは、サウジ大使館の館員達が彼を待ち受けていたかのように振る舞い、訪問後に不安を感じたと述べた。帰宅後、カショーギは紛失したはずのパスポートを発見し、この件がサウジアラビア大使館が計画したものであったことを友人である自分に伝えたとアクタイ氏は語った。アクタイ氏は証言で、カショーギはサウジアラビアを愛し、住みやすい場所になるよう努めたと付け加えた。
●彼の失踪についてカショーギの婚約者(注:彼女は当日、カショーギ氏が領事館から出てくるのをずっと待っていた)から電話を受けた後、彼がサウジアラビア大使ワリード・エルホレイジに電話したことを明らかにした。自分はカショーギが自分の友人であり、イスタンブールの領事館に入った後は決して出てこなかったと大使に話した、そして大使はジャマールは自分の友人でもあり、彼は数分もしないうちにあなたの元に戻るだろうと言ったが、そうならなかったと、アクタイ氏は証言した。
●アクタイ氏は、殺害されたジャーナリストを最後に見たのは2018年8月で、サウジ政府がサウジアラビアが英国、レバノン、独、エジプトの反体制派を排除するためのいくつかの活動を行っているが、彼はサウジアラビアがそのような作戦を実行することによってトルコとの関係を危険にさらさないと思ったのでイスタンブールでは安全だと感じていたと証言した。
●トルコの裁判所は最近、イスタンブールのサウジアラビア領事館での2018年のカショーギ殺害に関する起訴を受け入れた。ワシントンポストの元コラムニストであるカショーギは、2018年10月2日にイスタンブールのサウジ領事館を訪れた直後にサウジアラビアの工作員グループによって殺害され、解体された。彼の遺体は発見されなかった。国連および他の独立組織の報告によると、カショーギはムハンマド・ビン・サルマン(通称MBS)皇太子の命令で殺された可能性が非常に高いとされる。
●(サウジでの)9回の公判の後、襲撃チームの第2の男、マーヘル・アブドルアジーズ・ムトレブ(Maher Abdulaziz Mutreb)、およびサウジアラビア安全保障局の法医学的検査の責任者であるサラーハ・ムハンマド・アルトゥバイギ(Salah Muhammed al-Tubaigy)を含む襲撃チームの5人の容疑者がカショーギの遺体を解体した罪で、サウジアラビアの裁判所が死刑を言い渡した。報告によると、11人の容疑者のうち10人が手錠なしで公判に来た。裁判期間中、彼らは非常に落ち着いていたと報告書は付け加えた。
●最初の公判で、検察官は11人の容疑者の告発と自白を1時間15分で1人ずつ読み上げた。検察官の起訴状朗読では、今回の殺害チームの計画の詳細が再び明らかになった。たとえば、最初は領事館の庭に遺体を埋めることを考えていたが、発見される可能性があるため、その考えを放棄した。その後、ムトレブの命令により、遺体は解体され、黒い袋に詰められた。検察官は、袋が地元の協力者に配達されるか、イスタンブールから運び出されることが計画されていたと指摘した。
●容疑者の1人であるマンスールオスマン・.アバフセインは、公聴会で名前が言及されていなかった地元の協力者と会うために、殺人の2日前にイスタンブールに来たことを認めた。別の容疑者であるフゥアード・アルバラウィは、ムトレブの命令により彼らが(カショーギの)体を解体したと自白した。一方、ムトレブは、最初は殺すつもりはなかったと語り、交渉しようとしていた。トゥバイギは、彼らが「誤って」カショーギを殺し、必要ならば彼の家族に代価を支払うことができると主張した。暗殺団のリーダーのマンスール・アブ・フセインは領事館での夕食中にムトレブからカショーギ殺害のニュースを受け取ったと述べ、容疑者の1人であるムフリフ・アルムシーフ(Muflih al-Musih)は、プレス報道で事件を知ったと主張した。もう一人の容疑者、ムハンマド・アルザフラニは、彼が拘留された後にその情報を受け取ったとまで主張した。
●起訴状によると、サウジアラビアの将軍で諜報部員として働いていたアバフセイン容疑者は、MBSのオフィスで任務を課され、アハメド・ビン・ムハンマド・アルアッシーリ(情報部副長官)から、カショーギを国に連れ帰り、抵抗した場合は彼を殺すように指示された。さらに、アバフセインは、殺人のために自分自身を含む15人の襲撃団を集めたと付け加えた。彼はまた、襲撃団にタスクを分散させ、それらを3つのグループ(インテリジェンス、ロジスティクス、交渉)に分けた。アバフセインはまた、イスタンブール領事館を作業場としてカショーギに会う場所に決定し、殺害の前、最中、後のすべての不測事態に対する計画を立てた。起訴状はアル・アッシーリとサウード・アルカハタニを拷問による意図的な殺害を扇動したとして起訴し、両方のために終身刑を求めた。また、他の18人のサウジ人を起訴し、それぞれに終身刑を求めている。起訴状によると、これらの被告人は、カショーギがサウジアラビアに戻ることを拒否した場合、カショーギを殺害し、共同で犯罪を犯すことに合意していた。
●超法規的殺害に関する国連の特別報告者であるアグネス・カラマール氏は、裁判をあざけりとして非難し、首謀者は自由に歩き回れるばかりでなく、彼らは捜査でも、裁判でもほとんど触れられていない。それは正義の正反対にある、と述べた。さらに、ジャーナリストの殺害に対する不処罰は一般に政治的抑圧、汚職、権力の乱用、プロパガンダ、さらには国際的な共謀さえ明らかにしている。すべては#SaudiArabiaに存在している。MBSに言及して、皇太子のような殺人を扇動、許可、または殺害者を隠ぺいする人々を特定するための調査がなされるべきと述べた。カラマール氏は8月の報告で、サウジアラビアが国家として殺人の責任があると述べた。また、MBSをカショーギの殺害に関連付けた信頼できる証拠も見つかったとしている。報告者は、サウジ政府からの協力はなく、米国からの支援も最小限であったと述べた。
●トルコは判決を批判し、殺害と正義の提供に光を当てる期待には及ばなかったと述べた。トルコ外務省は声明のなかで、サウジアラビアの裁判所の決定は、殺人事件のあらゆる側面に光を当て、正義を提供するという我が国と国際社会の両方の期待に応えるにはほど遠いと述べている。
https://www.dailysabah.com/politics/saudi-agents-stole-khashoggis-passport-to-force-him-to-visit-embassy-witness-says/news/amp

Posted by 八木 at 10:42 | イスラム世界で今注目されている人物 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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