CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
イスラム世界との結びつきを通じて、多様性を許容する社会の構築についてともに考えるサイトです。
検索
検索語句
<< 2020年04月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
最新記事
最新コメント
タグクラウド
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

中東イスラム世界社会統合研究会さんの画像
日別アーカイブ
https://blog.canpan.info/meis/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/meis/index2_0.xml
社会デザイン学会で承認された中東イスラム世界社会統合研究会が運営する団体ブログです。
中東イスラム世界社会統合研究会公式サイト http://meis.or.jp
社会デザイン学会研究会案内 http://www.socialdesign-academy.org/study/study_application.htm
日本とイスラム世界とのネットワーク強化を目的として、以下の項目で記事を発信していきたいと考えています。
日本とイスラム世界との出会い:日本人や日本がどのようなきっかけでイスラム世界への扉を開いていったかを紹介します。
イスラム世界で今注目されている人物:イスラム教徒であるか否かを問わず、イスラム世界で注目されている人物を紹介していきます。
イスラムへの偏見をなくすための特色のある活動:イスラムフォビア(Islamophobia)と呼ばれるイスラム教への偏見、イスラム教徒排斥、イスラム教徒警戒の動きが非イスラム世界で高まっています。これらの偏見や排斥をなくすための世界の各地で行われている特色のある活動を紹介していきます。
中東イスラム世界に関心を抱くあなたへの助言:さまざまな分野で中東・イスラム世界に関心を抱き、これから現実に接点を持っていこうと考えておられるあなたへのアドバイスを掲載します。

情報共有:当研究会のテーマに関連したイベント、活動、寄稿などの情報を提供しています。

新着情報



中東におけるコロナウイルス感染拡大(トルコで急拡大する理由、4月2日時点)[2020年04月03日(Fri)]
4月2日現在中東諸国の感染者数拡大は、とくにイラン、トルコ、イスラエルで勢いを失っていない。イランでは、一日で感染者数2875件、死者124名増加した。トルコでも、前日比感染者数2456件、死者79名増加。イスラエルでも、感染件数は一日で765件増加した。イランでは、保健副大臣、二人の副大統領、ベラヤティ顧問他政府・議会等要人多数の感染が報告されてきたが、2日、アリー・ラリジャニ国会議長の感染が報告された。トルコでは、イランで感染拡大が報告されるとすばやくイランとの国境を閉鎖し、ウイルス感染者侵入防止に備えていたが、西側、南側の防備は対応が遅れ、欧州、サウジの聖地巡礼からの感染者の侵入を防げず、かつ、都市部の移動制限が不十分で、感染者の6割は最大都市イスタンブールで報告されており、医療従事者の感染拡大が感染数増大に拍車をかけているもよう。人口9百万のイスラエルでの感染拡大は、熱心な宗教活動を継続するユダヤ教徒同志の接触が背景にあるとみられている。
(参考)トルコの感染拡大(アルジャジーラ報道のポイント)
アンカラのガジ大学の感染症専門のエシンセノール教授は、トルコは現在、世界で10番目に多い感染者数を報告しており、今や世界で最もリスクの高い国の1つとみなされ、欧州、イラン、サウジの小巡礼ウムラへの旅行が原因で、最初の症例が報告されるずっと前に広がったようだ発言。当局は、感染症例の60%がトルコの人口の5分の1を占める国の商業ハブであるイスタンブールで報告されたことを明らかにした。トルコは107,000弱のウイルステストを実施しているが、イスタンブールの病院の100人以上のスタッフが陽性を示しており、トルコ全土で600人以上の医療従事者が感染していると政府は報告。
https://www.aljazeera.com/news/2020/04/turkey-facing-steep-curve-coronavirus-cases-200402131247613.html
https://www.aa.com.tr/en/latest-on-coronavirus-outbreak/iranian-parliament-speaker-tests-positive-for-covid-19/1790113

(参考)中東各国の感染者・死者数(4月3日00:53GMT現在)
イラン  感染者50468件(47593から増加) 死者3160名(3036名から増加)
トルコ  感染者18135件(15679から増加) 死者356名(277名から増加)
イスラエル感染者6857件(6092から増加) 死者36名(26名から増加)
サウジ  感染者1885件(1720から増加) 死者21名(16名から増加)
UAE   感染者1024件(814から増加) 死者8名(変化なし)
アルジェリア感染者986件(847から増加)死者86名(58名から増加)
カタール 感染者949件(835から増加)  死者3名(2名から増加)
エジプト 感染者865件(779から増加) 死者58名(52名から増加)
イラク  感染者772件(728から増加) 死者54名(52名から増加)
モロッコ 感染者708件(654から増加)死者44名(39名から増加)
バーレーン感染者643件(569から増加) 死者4名(変化なし)
レバノン 感染者494件(479から増加) 死者16名(14名から増加)
チュニジア感染者455件(423から増加)死者14名(12名から増加)
クウェート感染者342件(317から増加)
ヨルダン 感染者299件(278から増加) 死者5名(変化なし)
オマーン 感染者231件(210から増加)死者1名(変化なし)
パレスチナ感染者161件(134から増加)死者1名(変化なし)
シリア  感染者16件(10から増加) 死者2名(変化なし)
リビア  感染者11件(10から増加)
スーダン 感染者8件(7から増加) 死者2名(変化なし)
ソマリア 感染者5件(変化なし)
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries

Posted by 八木 at 10:52 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

中東におけるコロナウイルス感染拡大(過去にもあったメッカ巡礼中止、4月1日時点)[2020年04月02日(Thu)]
4月1日現在中東諸国の感染者数拡大は、とくにイラン、トルコ、イスラエルで勢いを失っていない。イランでは、一日で感染者数2988件、死者138名増加した。トルコでも、前日比感染者数2148件、死者63名増加。イスラエルでも、感染件数は一日で734件増加した。
3月31日サウジアラビアのハッジ・ウムラ担当相は現在のコロナウイルス感染拡大との関連で、メッカ巡礼を計画しているイスラム教徒に、状況の展開を見極めるよう発表し、本年7月下旬に予定される大巡礼(ハッジ)実施が中止される可能性もあることを示唆したが、4月1日付MEEは、歴史上メッカ巡礼が中止された事件・事態が約40件あったとして、その主な事例を紹介している。メッカのカアバ神殿の黒石が持ち去られ、10年間にわたって巡礼が中止されていた事例は衝撃的である

(参考)MEEが報じた歴史上のメッカ巡礼が中止された事件・事態
イスラムの宗教的義務5行の一つであるメッカ巡礼は何世紀にもわたって何度かキャンセルされたが、1932年のサウジアラビア王国の設立以降は、世界中で数百万人が亡くなった1917年から18年にかけてのスペイン風邪の大流行の際も含めて、一度も中断されたことはなかった。しかし、サウジアラビアが仮に2020年のメッカ巡礼をキャンセルした場合、それは629年以来、現在までの約40の劇的なキャンセル・リストに追加される。
865年:アラファト山の虐殺
バグダッドを本拠とするアッバース朝カリフとの紛争中に、アルサファクとして知られるイスマイル・ビン・ユーセフは、865年にメッカを見下ろす聖なるアラファト山への攻撃を開始し、巡礼者を虐殺した。襲撃によりメッカ巡礼はキャンセルされた。
930年:カールマティア攻撃
930年に、バーレーンに拠点を置く異端派宗派カールマティアの長であるアブー・ターヘル・アルジャナビがメッカへの攻撃を開始した。歴史的記録によると、カールマティア人は聖地で3万人の巡礼者を殺し、神聖なザムザムの池に遺体を投棄したと伝えられる。彼らはまた、グランドモスクを襲い、カアバ神殿か聖なる黒石を盗んで、バーレーンの島に持ち帰った
メッカ巡礼はその後、黒石がメッカに戻されるまで10年間中断された。
カールマティア人は平等主義社会を信じ、巡礼を異教の儀式と見なしたシーア派イスマイール派の一派であった。
983年:アッバース朝とファーティマ朝カリフの対立
政治もメッカ巡礼を混乱させた。983年に、イラクとシリアを支配するアッバース朝カリフと、エジプトを支配するファーティマ朝カリフの間の政治紛争は、メッカ巡礼を行うために旅行するイスラム教徒を妨害した。991年に再びメッカ巡礼が行われるまでには8年の年月を要した。
1831年:ペスト流行
紛争や虐殺だけでなく、ペスト流行によってもメッカ巡礼がキャンセルされた。1831年にインドで発生したペストがメッカを襲い、危険な不毛の地を何週間も旅してきた巡礼者の4分の3を死亡させた。
1837-1858:一連の疫病流行
上記のほぼ20年の間にハッジは3回停止し、巡礼者は合計7年間メッカに向かうことができなくなった。1837年、別の疫病が聖都を襲い、1840年まで巡礼は中止された。その後、1846年にコレラの疫病がメッカを襲い、15,000人以上が亡くなり、1850年までその住民を苦しめた。疫病は1865年と1883年に再発した。1858年、別の世界的なコレラの大流行がメッカを襲い、エジプト人巡礼者たちはエジプトの紅海の海岸に一斉に逃亡し、そこで隔離された。
https://www.middleeasteye.net/news/coronavirus-saudi-arabia-muslims-hajj-cancel-pilgrim

(参考)中東各国の感染者・死者数(4月2日1:13GMT現在)
イラン  感染者47593件(44605から増加) 死者3036名(2898名から増加)
トルコ  感染者15679件(13531から増加) 死者277名(214名から増加)
イスラエル感染者6092件(5358から増加) 死者26名(20名から増加)
サウジ  感染者1720件(1563から増加) 死者16名(10名から増加)
アルジェリア感染者847件(716名から増加)死者58名(44名から増加)
カタール 感染者835件(781から増加)  死者2名(変化なし)
UAE   感染者814件(664から増加) 死者8名(6名から増加)
エジプト 感染者779件(710から増加) 死者52名(46名から増加)
イラク  感染者728694件(694から増加) 死者52名(50名から増加)
モロッコ 感染者654件(617から増加)死者39名(36名から増加)
バーレーン感染者569件(567から増加) 死者4名(変化なし)
レバノン 感染者479件(470から増加) 死者14名(12名から増加)
チュニジア感染者423件(394から増加)死者12名(10名から増加)
クウェート感染者317件(289から増加)
ヨルダン 感染者278件(274から増加) 死者5名(変化なし)
オマーン 感染者210件(192から増加)死者1名(変化なし)
パレスチナ感染者134件(119から増加)死者1名(変化なし)
シリア  感染者10件(変化なし) 死者2名(変化なし)
リビア  感染者10件(変化なし)
スーダン 感染者7件(変化なし) 死者2名(変化なし)
ソマリア 感染者5件(変化なし)
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries

Posted by 八木 at 10:37 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

米国の経済制裁下にあるイランと欧州との貿易取引枠組み実行第一号[2020年04月01日(Wed)]
3月31日、仏、独、英はイランとの貿易を続けるための特別目的事業体である貿易取引支援機関(INSTEX)を利用した初のイランとの取引が完了し、医療品がイランに搬送されたと発表した。報道によれば、独外務省は、「INSTEXと輸出業者間の契約上の機密条項」を理由に、どのような種類の医療品がどの金額で輸出されたかについてのコメントを避けたとのこと。

(参考1)欧州3国によるイランとの貿易を可能にする特別目的事業体の創設発表(2019年1月31日)
 2019年1月31日、仏、独、英外相は、共同で声明を発出し、米国のイラン核合意(JCPOA)離脱に伴う対イラン制裁再開を受けて、核合意の当事者でもある欧州3か国は、イランが核合意を履行する限り、イランと貿易を行う欧州企業が米国の制裁を回避できるよう、イランとの貿易を可能にする特別目的事業体(SPV)である「貿易取引支援機関(INSTEX: Instrument for Supporting Trade Exchanges)」創設を発表した。
◆ジャンイブ・ルドリアン(Jean-Yves Le Drian)仏外相、ハイコ・マース(Heiko Maas)独外相、ジェレミー・ハント(Jeremy Hunt)英外相による共同声明(2019年1月31日発表)
@仏、独および英は、国連安全保障理事会決議2231によって承認された包括的共同行動計画(JCPOA)を維持するための3国の断固たるコミットメントおよび継続的な取り組みに従って、INSTEX SAS(貿易取引支援機関)の創設を発表した。それは欧州の経済母体運営者とイランの間の合法的な貿易促進を目指した特別目的事業体(SPV)である。
AE3は、JCPOAの経済的条項を守るための3国の取り組みが、IAEAとの完全かつタイムリーな協力を含む、イランによる核合意関連のコミットメントの完全な履行を条件としていることを再確認する。
BINSTEXは、欧州によるイランとの合法的な貿易を支援する。最初は、イランの国民にとって最も重要な - 医薬品、医療機器、農産物などの分野に焦点を当てる。 INSTEXは、長期的には、イランとの貿易を希望する第三国の経済母体運営者に開放されることを目指しており、E3はこの目的を達成する方法を探求し続ける。
CINSTEXの創設は、今日E3が取った最初の大きな第一歩である。 INSTEXの事業化は段階的なアプローチに従うことになる。E3はINSTEXと一緒に企業の運営方法に関し、具体的で運用可能な詳細を明確化するために取り組んでいく。 E3はまた、イランと協力して、INSTEXの運用を可能にするために必要とされる相手方の効果的で透明性のあるエンティティ創設に取り組む。
DINSTEXは、マネーロンダリング防止、テロ資金調達(AML / CFT)、EUおよび国連制裁の遵守に関する最高水準の国際基準の下で機能します。この点で、E3はイランがマネーロンダリングに関する金融活動作業部会(FATF)行動計画のすべての要素を迅速に実施することを期待している。
EE3は、本機関がイランとの貿易取引の支援のために利用可能になるよう、上記の手順に従い、関心のある欧州諸国と共にINSTEXのさらなる発展を追求するという3国のコミットメントを強調する。

(参考2)初のINSTEXを通じた欧州とイランの取引に関する英外務省声明(2020年3月31日)

仏、独、英(E3)は、INSTEXが最初の取引を正常に完了し、欧州からイランへの医療品の輸出を促進したことを確認する。 これらの商品は現在イランに到着した。
INSTEXは、JCPOAを保護するための継続的な取り組みの一環として、欧州とイランの間の合法的な貿易に持続可能な長期的な解決策を提供することを目的としている。
これで最初の取引が完了した。INSTEXとそのイランのカウンターパートであるSTFIは、より多くの取引に取り組み、メカニズムを強化する。

(コメント)2019年1月31日に欧州3国外相がINSTEX創設を発表して以来、実に1年2か月ぶりに同メカニズムを通じた初の欧州とイランの取引実施が確認された。そもそもINSTEX創設段階から、欧州外相は、イランの生命線である原油取引には言及しておらず、また、イランが輸入する物資も、医薬品や医療機器、農産物分野に焦点をあてるとしており、極力米国を刺激しないよう配慮しており、その後の、米国のイラン制裁強化を受けて、実際のINSTEXを通じた取引は実現していなかった。このメカニズムの下では、米国の金融制裁の対象となっているイラン中銀やその他の銀行を介して送金が行われるのでなく、欧州側に設置される貿易取引支援機関が、欧州企業との間で資金のやりとりを管理し、外貨が直接イラン側に届けられることがない仕組みになっており、例えば、@イランがピスタチオを欧州に輸出する、A欧州の企業はINSTEX指定の欧州銀行に代金を支払う、Bその代金の範囲内で、欧州の企業が医薬品をイランに輸出する、C当該欧州企業は、INSTEX指定の欧州銀行から代金を受け取る、などの流れになるものと予想されてきた。今回欧州がコロナ感染拡大阻止に取り組むイランに医薬品を供給し、その見返りにイランが欧州に何を輸出するのかは判明していない。この取引において、ドルはもちろんのこと、ユーロをはじめとする外貨は一切、イラン側にはもたらされない。欧州は、イランにおけるコロナウイルス感染拡大を受けて、このタイミングであれば、人道的見地からイラン国民に必要な医薬品をイランに輸出しても米国からクレームがつくことはないと判断したと考えられる。これをきっかけに、INSTEXを通じた欧州とイランとの貿易が活発になるのか、あるいは、コロナウイルス危機という例外的事態における一時的な取引なのかは、今後の展開を見守る必要がある。

Posted by 八木 at 11:47 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

中東におけるコロナウイルス感染拡大(大巡礼の実施に黄色信号が灯ったサウジアラビア、3月31日現在)[2020年04月01日(Wed)]
イランのコロナウイルス感染拡大は依然悪化している。感染は一日で3110件増え、死者数も141名増加した。トルコの感染拡大も勢いを増しており、一日で感染数2704件、死者数46名拡大した。イスラエルの感染者数も一日で663名増加した。オマーンでは初の死者が報告された。
サウジの感染拡大も収まっていない。3月31日、サウジアラビアのハッジ・ウムラ担当大臣は国営テレビで、本年7月28日ごろから始まる大巡礼(ハッジ)への参加計画策定については、コロナウイルス感染拡大の状況を見極めるよう要請した。2019年のハッジには、海外からの186万人を含む249万人が参加した。ハッジ月(イスラム暦12月)の8日から12日に実施される大巡礼以外の期間における聖地巡礼(ウムラ)はすでに3月初旬から一時的に停止されている。通常大巡礼に参加する各国割り当て数は、事前にハッジ・ウムラ担当省と各国の担当機関が協議し、決定する。ハッジ・ウムラ来訪者が入手する巡礼ビザ発給や旅行費用はサウジ政府の大きな収入源になっており、巡礼者数の拡大は、ムハンマド・ビン・サルマン副皇太子(現在皇太子)が2016年に発表したビジョン2030の主要目標のひとつになっている。
31日付アルジャジーラは、サウジの聖地メッカのカアバ神殿、イランの宗教都市マシュハドのイマーム・レザ廟を含む世界の主要施設の、制限措置をとる前と後の上空から撮影した画像を公開した。各画像の真ん中のラインを左右に動かすことで、規制措置の効果を認識できる。
https://www.aljazeera.com/news/2020/03/200331102825569.html
(参考)中東各国の感染者・死者数(4月1日1:13GMT現在)
イラン  感染者44605件(+3110) 死者2898名(+141)
トルコ  感染者13531件(+2704) 死者214名(+46)
イスラエル感染者5358件(+663) 死者20名(+4)
サウジ  感染者1563件(+110) 死者10名(+2)
カタール 感染者781件(+88)  死者2名(+1)
アルジェリア感染者716件(+132)死者44名(+9)
エジプト 感染者710件(+54) 死者46名(+5)
イラク  感染者694件(+64) 死者50名(+4)
UAE   感染者664件(+53) 死者6名(+1)
モロッコ 感染者617件(+61)死者36名(+3)
バーレーン感染者567件(+52) 死者4名(変化なし)
レバノン 感染者470件(+24) 死者12名(+1)
クウェート感染者289件(+23)
チュニジア感染者394件(+32)死者10名(+1)
ヨルダン 感染者274件(+6) 死者5名(変化なし)
オマーン 感染者192件(+13)死者1名(+1)(初の死者)
パレスチナ感染者119件(+2)死者1名(変化なし)
シリア  感染者10件(変化なし) 死者2名(変化なし)
リビア  感染者10件(+2)
スーダン 感染者7件(+1) 死者2名(変化なし)
ソマリア 感染者5件(+2)
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries

Posted by 八木 at 11:01 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

シリア内戦ぼっ発後初めてのMBZアブダビ皇太子とシリアのアサド大統領との電話会談[2020年03月29日(Sun)]
3月27日、バッシャール・アサド・シリア大統領は、UAEの実質的指導者であるムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アブダビ皇太子兼国軍最高副司令官から、地域と世界に広がるコロナウイルス感染の拡大と影響、およびこの流行に対処するために両国で講じられた予防策と対策について電話を受けた。電話の中で、ムハンマド皇太子は、シリアと同胞たるシリア国民はこの機微な状況で取り残されることはない、UAEは、この疫病克服のために支援を提供すると述べた、ことを明らかにした。

一方、ムハンマド・ビン・ザーイド(MBZ)アブダビ皇太子は、シリアのバシャール・アサド大統領への電話の中でコロナウイルスの拡大の影響について話し合い、この例外的な状況におけるUAEによるシリアとその国民への支援ならびにこの危機的状況における人道的連帯はすべての考慮を超越すると強調した。そして、これらのデリケートで重大な状況で同胞国シリアを見捨てることはないことを確認した。
https://arabi21.com/story/1256371/اتصال-هاتفي-بين-محمد-بن-زايد-وبشار-الأسد

(コメント)ハリーファ大統領に代わってUAEの事実上の指導者となっているMBZアブダビ皇太子とシリアのバッシャール・アサド大統領が直接電話会談するのは、2011年のシリアの内戦ぼっ発後初めてである。湾岸アラブ諸国のほとんどの指導者は、内戦開始後、アサド政権が人民を弾圧しているとして、アサド大統領の退陣を強く求めてきた。しかし、2015年秋以降ロシアとイランの支援を受けたアサド政権軍は、反体制派への反撃に転じ、シリア北東部のクルド人支配地域、反体制派が拠点を奪われた後移住してきたイドリブ県、ならびにトルコが実行支配しているシリア北部国境地帯をのぞいて、シリア国内での支配を拡大し、現政権の軍事的崩壊の可能性は極めて小さくなっていた。未だシリアがアラブ連盟のメンバーシップを停止されているにもかかわらず、2018年12月、UAEは大使館のダマスカス復帰を決定した。今回のアブダビ皇太子のアサド大統領への電話会談は、主としてコロナウイルスへの取り組みにおけるUAEによるシリア支援についてであったとされるが、この電話の実施は、湾岸諸国のリーダーが、シリアのアサド政権よりも、ムスリム同胞団を支援し、リビアのシラージュ暫定政権を支持するトルコのエルドアン大統領をより警戒すべき敵とみなしていることを物語っているように思われる。イドリブを巡って、シリア政府軍とトルコ軍が最近直接戦闘したばかりであり、MBZ皇太子の動きは、トルコの対外政策を強く意識したものであることは間違いない。

Posted by 八木 at 14:20 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

イラク・シーア派の最高宗教権威シスターニ師は、コロナウイルス感染死者の火葬を禁じるファトワを発出 [2020年03月29日(Sun)]
3月28日、イラク・シーア派最高の宗教的権威であるアリー・アル・シスターニ師は、公式ウェブサイトでのコロナウイルス犠牲者の洗浄、覆い、埋葬に関する問い合わせに応じて、@コロナウイルスが原因で亡くなった人々を公共の墓地に葬ることに異議はなく、関係当局はこれを促進する必要がある、A(ウイルス感染死者の遺体を火葬する可能性について)イスラム教徒の遺体を火葬することは許されず、彼の親族や他の人々はそれを控え、それを埋めることを主張しなければならない、とのファトワ(宗教的意見)を発出した。シスターニ師は、死者を棺に入れる手順について、「死者の顔をキブラ(メッカのカアバ神殿)の方向にあわせ遺体を棺の箱の右側に向ける」という条件で、手順を承認した。

3月28日イラク保健省は、前日比2人の死者と48人の新たな感染者が報告され、コロナウイルス感染者の死者は42人に、感染者総数は506人に達したと発表した。

Posted by 八木 at 10:27 | イスラム世界で今注目されている人物 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

トルコ検察によるサウジ人ジャーナリスト・カショーギ氏殺害容疑者20名の起訴[2020年03月27日(Fri)]
トルコのイスタンブール最高検の検察官は、2018年10月2日、訪問したイスタンブールのサウジ領事館で殺害されたサウジ人ジャーナリスト・ジャマール・カショーギ氏殺害容疑で、サウジ人20名を起訴した(関連記事要旨参考1参照)。容疑者20名はインターポールを通じて国際手配される。容疑者全員は、事件後サウジに帰国しており、今後、トルコ国内で欠席裁判が行われる見通し。サウジでは、起訴された容疑者11名に対して、昨年12月一審で5名に死刑、3名に24年までの有期刑、3名が証拠不十分として解放されている。

(参考1)トルコ検察によるカショーギ殺害容疑者20名の起訴に関するディリーサバーハ紙オンライン記事要旨
●イスタンブールの最高検察官であるイルファン・フィダンは、ワシントン・ポスト紙のコラムニストで、2018年10月2日イスタンブールのサウジ領事館内で殺害されたサウジ人ジャーナリスト・ジャマール・カショーギ(Jamal Khashoggi)の殺害に関与した20人の容疑者を正式に起訴した。検察官は、声明の中でトルコは、サウジアラビアの漠然とした説明と論争の的になっている殺害に関する声明に不満を抱き、独自の調査を実施してきたが、調査は終了したと語った。
●検察官声明によれば、起訴状はサウジアラビアのアフマド・アル・アッシーリ元総合情報庁副長官とサウード・アル・カハタニ元王宮府顧問を「おぞましい意図を持った計画的殺人を扇動した」として糾弾した。また同声明は、この2人に加えて、カショーギの殺害を実行したとして他の18人も起訴した。しかし、容疑者は全員トルコを離れており、サウジアラビアはトルコでの裁判実施の要求を拒否した。サウジアラビアは、王国の法廷こそが彼らが裁判にかけられるべき正しい場所であると主張し、殺害に関して11人を裁判にかけた。
●18人の容疑者の中には、MBS皇太子と頻繁に外国訪問に同行した諜報部員マーヘル・ムトレブ、法医学の専門家サラーハ・アル・トゥバイギ、およびサウジアラビアの王宮ガードのメンバーであるファハド・アルバラウィが含まれ、彼らは意図的かつおぞましい意図をもち、苦痛を与えた殺害で起訴された。有罪判決を受ければ、彼らは刑務所で終身刑に服することになる。
●ムトレブ、トゥバイギ、バラウィの3名は、リヤドで裁判にかけられていた11人に含まれる。西側の当局者によれば、被告人の多くが、作戦の指揮官としてアッシーリの命令を実行したと述べ、自分たちを弁護した。2019年12月にサウジアラビアで名前が公表されていない5人の人々が死刑を宣告された一方、他の3人は24年までの懲役刑を受け、3名が証拠不十分で釈放された。カハタニ元王宮府顧問は調べられたが、「証拠不十分な証拠」のためにサウジアラビア当局から起訴されず、アッシーリ副長官は起訴されたが、結局同じ理由で解放された。
●トルコの検察官は、欠席裁判で20人の容疑者に対して開かれると述べたが、日付は明らかにしなかった。検察はすでにトルコにいない容疑者に対して逮捕状を発行した。起訴状によれば、容疑者の携帯電話の記録、トルコへの出入りの記録、領事館での彼らの存在の記録、証人の声明、カショーギの電話、ラップトップ、iPadの分析に基づいて起訴が決定した。すなわち、殺害された故人、原告、および容疑者の電話による会話の記録が調査され、故人の領事館への入場、容疑者のトルコへの到着、領事館の建物および領事住居への映像が調査された。
●トルコ当局はサウジアラビア当局に容疑者を引き渡すよう要請する一方で、殺害に関与した20人の容疑者に対してインターポールによって国際手配された。
●国際調査をカショーギの殺害に関する調査報告をまとめた国連人権特別報告者アグネス・カラマールは、サウジアラビア人容疑者20人のトルコに対する起訴を歓迎した。
https://www.dailysabah.com/politics/turkish-prosecutors-seek-life-sentences-for-killers-of-saudi-journalist-khashoggi/news


(参考2)サウジにおける裁判経緯
2019年12月23日、リヤドの刑事裁判所は、著名なサウジ人ジャーナリストでワシントンポストのコラムニストでもあったジャマール・カショーギ氏が、2018年10月2日、イスタンブールのサウジ領事館を、トルコ人女性との結婚に必要な書類を取得するために訪問した際、本国から派遣された15名の暗殺団によって殺害された事件の容疑者への判決を下した。今回のサウジ側の発表によれば、31人が取り調べをうけ、21人が逮捕され、11名が起訴されていたが、第一審の刑事裁判所は、起訴された11名のうち、5名に死刑、3名に合計24年までの禁固刑、3名は無罪となった。残る11名は証拠不十分で解放した。有罪判決を受けた人物は、最終的な司法の判断が下されるまでは、名前が公表されないとのこと。この判決に対して、サウジ国内やUAEなど友好国は、判決を評価しているが、トルコや国連の人道分野の特別報告者であるカラマル氏などは、裁判が国際的に受け入れられる水準に全く達していない、事件を指示した幹部にはほとんど調査、審査された形跡もないとして厳しく批判している。控訴審で争われるのかは、控訴裁判所の判断に委ねられるとのこと。

(参考3)リヤド刑事裁判所(一審)での判決結果(2019年12月23日)
検察は、31人を含むこの事件の審査と関連手続きを終了したと述べた。31人のうち、21人が逮捕され、10人が拘留の根拠なしとして、逮捕されずに尋問のために呼び出された。審査の結果は次のとおり。
第一に、この事件では、11人が起訴され、リヤド刑事裁判所における被疑者に対する刑事告発が提出された。
第二に、リヤド刑事裁判所は、以下のとおり起訴された11人に関して判決を下した。
@ 被害者の殺人を犯し、直接関与した5名に対する死刑。
A この犯罪を隠蔽し、法律に違反した3名に対して合計で24年までの異なる禁固刑。
B 裁判所は、3名に対する検察官の告発を却下し、有罪ではないと判断した。
第三に、検察は残る10人に対しては、証拠が不十分であるために告訴をせず、彼らを解放した。
検察は、裁判所の判決を検討し、第二審に控訴するかどうかを決定すると述べた。
https://www.spa.gov.sa/viewfullstory.php?lang=en&newsid=2014204#2014204

(コメント)今回のトルコのイスタンブール最高検による容疑者20名の起訴は、サウジ国内で進行してきた裁判では、真相が明らかにされないほか、責任者の処罰も不十分・不公平という観点から、エルドアン大統領の意向を踏まえたうえで、検察が起訴に踏み切ったものと考えられる。サウジ側においては、2018年11月15日にサウジの検察が11名を起訴して、2019年1月からリヤドの刑事裁判が開始され、9回のセッションを経て、10回目のセッションで、判決が下された。この裁判は、完全非公開に近い形で進められてきたが、カショーギ氏の家族や、G5+トルコ大使館の代表は傍聴を認められた。但し、裁判のセッションは当然アラビア語で実施され、ローカル・スタッフの同行は認められず、また、傍聴の内容も外部に漏らしてはいけないとの条件で行われたとのこと。この事件では、CIAがサウジの実質的指導者ムハンマド・ビン・サルマン(通称MBS)皇太子の関与を指摘したが、皇太子は、最近でこそ国としての監督責任には言及したものの、自身の関与を一切否定してきた。第一審の判決では、@本国から暗殺団を実質的に指揮したとされるカハタニ元王宮府顧問は、起訴もなれておらず、嫌疑なしとして解放されたこと、Aアッシーリ元サウジ情報部次長も起訴はされたものの、無罪になったこと、Bイスタンブールのサウジ領事館の主で、事件の推移をすべて見守り、記者団を領事館内に招き入れて、カショーギ氏はどこにもいないとの虚偽の発言を行ったオタイビ元総領事も罪に問われず、逆に、C一審は、今回の事件は、事前に仕組まれたものではなく、現場のチームがやむを得ず実行したものと判断し、殺人の罪を本国関係者は除外し、現場にいた暗殺団15名の中でも直接殺害に関わったとされる5名に限定していることである。これについて、サウジ上層部は、今回の裁判を「茶番」ではないか、あるいは「トカゲのしっぽ切り」との見方が出てくるのは、あえて承知で、年内にこの件に一区切りつけたいとの意向があったものとみられる。2018年10月の段階で、当時のジュベイル・サウジ外相は、国王、皇太子は、「レッドライン」であるとして、防衛線を貼っており、この防衛線を高めに設定して、カハタニ、アッシーリも無罪にしてMBS指導のサウジ国家体制の維持のために多少の批判は覚悟のうえで、サウジは、自国流のやりかたで国内での法的手続きを着実に進めていることを印象付けようとしたものとみられる。判決後のシャアラーン次席検事の記者会見で、とりわけ、印象的なのは、あえて、トルコに13通の尋問嘱託書簡を送ったにもかかわらず、返事があったのは一通だけであるとして、トルコ側が協力的でないため、証拠不十分で嫌疑を固められなかったケースが多かったことを示唆したことである。サウジ側は、サウジ上層部への追求の手を緩めず、サウジの司法手続きから距離をおくトルコ政府に強いフラストレーションを抱いてきたとみられる。逆に、トルコ側は、15名の暗殺団が殺害に何らかの役割を演じており、本国から指揮したとみられているカハタニ、アッシーリは何の処罰も受けず、また、サウジ領事館の主であるオタイビ総領事は殺害を見届けながら、直後に記者団を招き入れて、カッショーギ氏は立ち去ったとしてしらばくれているにもかかわらず、何の処罰も受けていないこと、そもそも、未だに判決をうけた容疑者の名前も公表されていないことから、裁判が透明性においても、法の正義の実現という観点からも国際的標準にまったく達していないとみている。今回のトルコ側の起訴により、サウジ国内で罪を免れたカハタニ、アッシーリも国外に出れば、インターポールの国際手配を通じて逮捕される可能性が出てくる。
この件は単に法律的な正義の実現という観点と離れて、二国間関係においてもサウジの実質的な指導者MBS皇太子とトルコのエルドアン大統領の関係を、修復できないレベルにまで切り裂く可能性がある。両国指導部の関係悪化は、シリアやリビアの情勢をはじめとする地域情勢をめぐる両国の対立を招く可能性が大きい。

Posted by 八木 at 15:20 | イスラム世界で今注目されている人物 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

中東におけるコロナウイルス感染拡大(米国によるイランに対するさらなる制裁発動、3月26日時点)[2020年03月27日(Fri)]
3月26日、イランの感染者数は一日で2389件、死者数は同157件増加し、イランでの感染拡大は一向に収まる気配を見せていない。前日、8千万人のイラン国民の命を救うためとして、80時間にわたる米国財務省の外国資産管理局(OFAC)にイラン制裁の一時解除を求めるキャンペーンが開始されたことを紹介したが、OFACはイスラム革命防衛隊コッズ部隊やコッズ部隊と関係の深いイラクの民兵組織を直接間接的に支援してきた組織や個人に対する新たな制裁を発動し、コロナウイルス感染拡大によっても、イランに対する制裁の手を緩めることはなく、むしろ制裁をさらに厳しくしていく姿勢を鮮明にした(下記参考参照)。トルコでは、一日で過去最大の1196件、イスラエルでも324件の感染者数拡大を記録した。北アフリカでは、アルジェリア、モロッコで感染拡大が続き、死者も増えている。

イラン  感染者29406件(+2389) 死者2234名(+157)
 (前日)感染者27017件(+2206) 死者2077名(+143)
トルコ  感染者3629件(+1196) 死者75名(+16)
 (前日)感染者2433件(+561) 死者59名(+15)
イスラエル感染者2693件(+324) 死者8名(+3)
  (前日) 感染者2369件(+439) 死者5名(+2)
サウジ  感染者1012件(+112) 死者3名(+1)
 (前日)感染者900件(+133) 死者2名(+1)
カタール 感染者549件(+12) 
 (前日)感染者537件(+11)  
エジプト 感染者495件(+53) 死者24名(+3)
 (前日)感染者456件(+54) 死者21名(+1)
バーレーン感染者458件(+39) 死者4名(変化なし)
 (前日)感染者419件(+27) 死者4名(+1)
イラク  感染者382件(+36) 死者36名(+7)
 (前日)感染者346件(+30) 死者29名(+2)
レバノン 感染者368件(+35) 死者6名(変化なし)
 (前日)感染者333件(+15) 死者6名(+2)
アルジェリア感染者367件(+65)死者25名(+4)
 (前日)感染者302件(+38)死者21名(+2)
UAE   感染者333件(変化なし) 死者2名(変化なし)
 (前日)感染者333件(+85) 死者2名(変化なし)
モロッコ 感染者275件(+50)死者11名(+5)
 (前日)感染者225件(+55)死者6名(+1)
ヨルダン 感染者212件(+40)
 (前日)感染者172件(+18)
クウェート感染者208件(+13)
 (前日)感染者195件(+4)
チュニジア感染者197件(+24)死者6名(+1)
 (前日)感染者173件(+59)死者5名(+1)
オマーン 感染者109件(+10)
 (前日)感染者99件(+15)
パレスチナ感染者84件(+13)死者1名(変化なし)
 (前日)感染者71件(+11)死者1名(+1)(初の死者)
シリア  感染者5件(変化なし)
 (前日)感染者5件(+4)
スーダン 感染者3件(変化なし) 死者1名(変化なし)
 (前日)感染者3件(変化なし) 死者1名(変化なし)
ソマリア 感染者2件(+1)
(前日)感染者1件(変化なし)
リビア  感染者1件(変化なし)
(前日)感染者1件(変化なし)
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries

(参考)米財務省、イラン、イランのIRGC-QF関係者およびフロント企業の広大なネットワークを制裁対象に指定(2020年3月26日)
米財務省外国資産管理局(OFAC)は本26日、イスラム革命防衛隊(IRGC)コッズ部隊を支援またはそのために行動している20のイランおよびイラクを拠点とするダミー企業、幹部職員、およびビジネス関係者を制裁対象に指定した。彼らは、カターイブ・ヒズボラ(KH)やアサーイブ・アハル・アルハック(AAH)などのイラン支援のテロ民兵組織にも必要な援助を移送してきた。他の悪質な活動の中で、これらの組織や個人は、イラクのウンム・カスル港を通じての密輸、イラクのダミー企業によるマネーロンダリング、シリア政権へのイラン石油の販売、、イラクとイエメンへの武器の密輸、IRGC-QFとそのテロリスト民兵組織に代わってのイラクでの宣伝活動の促進、イラクの政治家の威嚇、IRGC-QFの予算を補うために、見かけ上宗教的な機関に対して行われた資金と公的寄付の活用などにかかわってきた。KHやAAHなどのイラン政権が支援するテロ民兵組織は、イラク駐留の米軍および連合軍への攻撃を続けている。
スティーブン・ムニューシン財務長官は、イランは、ダミー企業のウェブを利用して、地域全体のテロリストグループに資金を提供し、イランの人々からリソースを吸い上げ、人々の基本的なニーズよりもテロリストの代理人を優先している。米国は、イランの人々がコロナウイルスと戦うのを助けるために、農産物、食品、医学、医療機器を含む人道援助の幅広い例外と認可を維持している、と述べた。
今日の指定は、修正された大統領令(EO)13224に従って行われた。これは、テロリストおよび指定されたテロリストに支援を提供する、または指定されたテロリストのために行動する、またはテロ行為を支援する者を対象としている。
イラクの神聖な神社の再建組織
イラクの神聖な寺院の再建組織(ROHSI)は、イランとイラクを拠点とするIRGCコッズ部隊が管理する組織であり、その指導陣は、故人となったIRGC-QF司令官カーセム・ソレイマニ(Qassem Soleimani)によって指名された。表面上は宗教的機関であるが、ROHSIは数百万ドルを、IRGC-QFの管理下にある別のイラクに拠点を置く組織であるイラクに拠点を置くBahjat al Kawthar Company for Construction and Trading Ltdに送金した。同組織は、Kosar Companyとしても知られおり、イランが支援するテロ民兵グループへの武器や弾薬の輸送など、イラクにおけるイランの諜報活動の拠点を務めてきた。
さらに、Kosar Companyは、イラン中央銀行から数百万ドルの送金を受け取った。イラン中銀は、2019年9月にIRGC-QFおよびレバノンのヒズバラへの財政的支援のためにEO 13224よって制裁対象に指定された。IRGCコッズ部隊とヒズボラはどちらも、米国国務省によって移民国籍法の第219条に基づく外国テロ組織として指定されている。
さらに、IRGCコッズ部隊の幹部職員はROHSIの資金を使用してIRGCコッズ部隊の予算を補い、イラクのシーア派神社の建設と維持を目的とした公的な寄付を横領している可能性がある。
ROHSIとKosar Companyは、EO 13224に従って、IRGCコッズ部隊が直接または間接的に所有、管理、または監督されており、制裁対象に指定された。

(その他の制裁を受けた個人、企業省略。詳細はプレスリリース参照)
https://home.treasury.gov/news/press-releases/sm957

Posted by 八木 at 10:28 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

中東におけるコロナウイルス感染拡大(イランに対するOFACの制裁解除を求めるキャンペーン開始、3月25日現在)[2020年03月26日(Thu)]
3月25日、イランの感染者数は一日で2206件、死者数は同143件増加し、イランでの感染拡大は一向に収まる気配を見せていない。コロナウイルス感染拡大と闘う8千万人のイラン国民の命を救うためとして、80時間にわたって、5分ごとに米国財務省の外国資産管理局に電話で対イラン制裁の一時解除を求めるキャンペーンが開始された(下記参考参照)。トルコでは、一日で561件、イスラエルでは二日連続400件以上感染者数が拡大している。パレスチナでは25日初の死者が報告された。24日、サウジで初の死者が、リビアで初の感染者が報告された。

イラン  感染者27017件(+2206) 死者2077名(+143)
 (前日)感染者24811件(+1762) 死者1934名(+122)
トルコ  感染者2433件(+561) 死者59名(+15)
 (前日)感染者1872件(+343) 死者44名(+7)
イスラエル感染者2369件(+439) 死者5名(+2)
  (前日) 感染者1930件(+488) 死者3名(+2)
サウジ  感染者900件(+133) 死者2名(+1)
 (前日)感染者767件(+205) 死者1名(+1)(初の死者)
カタール 感染者537件(+11) 
 (前日)感染者526件(+25) 
エジプト 感染者456件(+54) 死者21名(+1)
 (前日)感染者402件(+36) 死者20名(+1)
バーレーン感染者419件(+27) 死者4名(+1)
 (前日)感染者392件(+15) 死者3名(+1)
イラク  感染者346件(+30) 死者29名(+2)
 (前日)感染者316件(+51) 死者27名(+4)
レバノン 感染者333件(+15) 死者6名(+2)
 (前日)感染者318件(+51) 死者4名(変化なし)
UAE   感染者333件(+85) 死者2名(変化なし)
 (前日)感染者348件(+50) 死者2名(変化なし)
アルジェリア感染者302件(+38)死者21名(+2)
 (前日)感染者264件(+34)死者19名(+2)
モロッコ 感染者225件(+55)死者6名(+1)
 (前日)感染者170件(+27)死者5名(+1)
クウェート感染者195件(+4)
 (前日)感染者191件(+2)
チュニジア感染者173件(+59)死者5名(+1)
 (前日)感染者114件(+25)死者4名(+1)
ヨルダン 感染者172件(+18)
 (前日)感染者154件(+27)
オマーン 感染者99件(+15)
 (前日)感染者84件(+18)
パレスチナ感染者71件(+11)死者1名(+1)(初の死者)
 (前日)感染者60件(+1)
シリア  感染者5件(+4)
 (前日)感染者1件(変化なし)
スーダン 感染者3件(変化なし) 死者1名(変化なし)
 (前日)感染者3件(+1)
リビア  感染者1件(変化なし)
(前日)感染者1件(+1)(初の感染者)
ソマリア 感染者1件(変化なし)
(前日)感染者1件(変化なし)
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries
(参考)8千万人の命を救うための80時間電話キャンペーン
●8000万の国民です。 米国の制裁が解除されなければ、8000万人のイラン人が悲惨な結末に直面します。
●イランがCOVID-19のホットゾーンとなるこの世界的危機の真っ只中、トランプ大統領は同じ週にイランに追加の制裁を課しました。
●制裁が解除されなければ、少なくとも350万人のイラン人の命がCOVID-19で失われると研究者たちは予測しています。 米国が制裁を解除しなければ、イラン人はマスク用の紙などの必要な物資を購入したり作ったりすることができません。
●米国財務省の外国資産管理局(OFAC)に電話し、米国がイランに対する致命的な制裁を解除する必要があることを知らせます。
●私たちは、8000万人に代わってOFACに80時間電話をかけます。#EndCOVIDSanctionsとの戦いに参加して、専門家がCOVID-19を阻止するために重要である指摘するイラン人に生命の危険に立ち向かうための120日間の制裁猶予を与えてください。
https://act.newmode.net/action/mpower-change/80-hours-80-million

Posted by 八木 at 12:07 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

中東におけるコロナウイルス感染拡大(収まらないトルコとイスラエルでの感染拡大、3月23日現在)[2020年03月24日(Tue)]
イランでの感染者、死者の拡大が止まっていない。感染者数は、前日比1411件、死者数は同127件増加した。一方、3月23日までの回復者は、8376人となった。EUはイランに対して2100万ドルの緊急人道支援を実施すると発表した。イラン以外では、トルコの状況がますます悪化しており、感染者数は中東でイランに次ぐ第二位となり、感染者数も前日比293件、一日で新たな死者は7名報告された。イスラエルでも感染者数の拡大が続き、一日で371件の感染増が報告された。湾岸アラブ諸国で最大の感染者を出しているサウジは、23日、王宮令で21日間の夜間外出禁止令を発令した。UAEは、今後2週間の商業フライトの停止を発表した。
(国別感染者・死者の状況 3月24日5:29GMT現在)
イラン 23049件(前日の21638件から増加) 死者1812名(前日の1685名から増加)
イラク 266件(前日の233件から増加) 死者23名(前日の20名から増加) 
バーレーン 377件(前日の334件から増加) 死者2名(変化なし)
クウェート 189件(前日の188件から増加)
UAE 198件(前日の153件から増加)死者2名(変化なし)
オマーン 66件(前日の55件から増加)
カタール 501(前日の494件から増加)
サウジ 562件(前日の511件から増加)

エジプト 366件(前日の327件から増加) 死者19名(前日の14名から増加)
イスラエル 1442件(前日の1071件から増加)死者1名(変化なし)
ヨルダン 127件(前日の112件から増加)
パレスチナ 59件(変化なし)
レバノン267件(前日の248件から増加) 死者4名(変化なし)
トルコ 1529件(前日の1236件から増加) 死者37名(前日の30名から増加)
シリア 1件(変化なし)

アルジェリア 230件(前日の201件から増加) 死者17名(変化なし)
モロッコ  14315件(前日の115件から増加) 死者4名(変化なし)
チュニジア 89件(前日の75件から増加)死者3名(変化なし)
スーダン  2件(変化なし) 死者1名 (変化なし)
ソマリア  1件(変化なし)
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries

Posted by 八木 at 15:32 | 情報共有 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

| 次へ