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2021年04月23日

【2021第2回】すぐやる→やり抜く→認められる技術(前編)

受講生のみなさん

今回は、すぐやる→やり抜く→認められる技術(前編)のお話をいたしました。
レジュメはこちら
21明大VB02配布用.pdf

それでは今週寄せられたご質問にお答えいたします。

21明大生の質問210416.jpg


Q自分は現状維持的思考をこれまでしてきたので、どうしても挑戦が怖いように考えてしまいます。挑戦の上で手に入れた成果は、挑戦に見合うものだと考えますか。ネガティブな質問で申し訳ないです。

A短期的には成果が挑戦に見合わない場合もあります。だからこそ人生は面白くて挑戦し甲斐があるのです。


例えば、ゲームを楽しむ際に、同じアクションをした時、いつも同じ結果が出たら、いつも成功していたら、つまらなくないですか?

度重なるゲームオーバーにもめげずに、ゲームに挑戦し続ければ、技術も向上し、攻略法も見えてきます。やがてはゴールに到達して、大いなる達成感が得られるはずです。

人生も同じで、失敗にもめげずに挑戦を繰り返せば、長期的には、成果に結びつく確率が高まることでしょう。仮に望む成果が得られなくとも、波乱万丈で充実した人生を送ったと満足できるのではないでしょうか。


Q正直、夢についてまだよくわかっていません。十年後にやっていたいことはありますが
夢のために十年後やっていることという感じではないです。先生はどのように夢を見つけましたか?

A夢は、師との出会い、修羅場で感じた問題意識、意情知の力向上、責任ある役職就任などで見つかり進化します。


まずは、この人のようになりたいという師匠=人生のロールモデルが見つかれば、その人の夢に引っ張られます。また挑戦する人生で修羅場に見舞われれば、そこで困っていること、困っている人の姿が夢のヒントになります。また、意思、情愛、知恵の力を高めれば高めるほど、より高次な夢が生まれてきます。さらに、努力が報われ、責任ある役職に就けば、大所高所から世界が見えるようになり、時間的空間的にもより大きな夢、しかも具体的で実現可能な夢を見ることになるでしょう。

つまり夢は次々に見つかり、変化、進化するものであり、だから人生は面白いのです。

現時点で、十年後にやりたいことがあるだけでも、立派だと思います。十年後にやりたいことは、なぜやりたいのか、何度も問いかけると、その先にある夢のヒントも見つかるでしょう。そして、十年後にやりたいことに必要なことを、今日からコツコツ実行することで、師匠が見つかり、修羅場にも出会い、自力も高まって、仕事も任されることになり、夢がより具体的に見えてくるはずです。


Q働きながら別のことをする場合、時間を確保するために時間的拘束の少ない企業に入社するべきだと思いますか?

A原則はそうですが、少ない時間を有効活用する知恵も大切です。


別のことが何かによりますが、私が敬愛する経営者などは、誰よりも働きながら、誰よりも遊んだり、社会貢献活動までこなす人も少なくありません。おそらく、学生や多くのお勤め人より拘束時間ははるかに多く、分刻みのスケジュールをこなしているにも関わらずです。睡眠時間も少ないのに、なぜか元気なのです。

そこには時間の有効活用の知恵が必要です。所要時間を最短にしながら、効果を最大にするような工夫を常に繰り返しているのです。しかし、世の中は、9時から5時まで漫然と仕事をこなしていて、はやく就業時間が終わらないか時計を見ている人の方が多いでしょう。ちょっと本で勉強すれば、タイムマネジメントやICT活用で、同じ時間で何倍も仕事がこなせるにも関わらず。

またクリエイティブな発想は、逆に単純作業のルーティンから生まれることも少なくありません。熟達すれば、同じ作業をはやく美しくこなしながらも、瞑想状態に入れて、そこで、ひらめきが生まれるからです。むしろ、新しいアイディアを出せと、部屋に缶詰めにされても、あるいは会議でブレストを繰り返しても、独創的なひらめきは生まれないものなのです。

つまり、どこに勤めるかよりも、どう働くかが大切です。時間ミニマム効果や幸福マキシマムになる工夫と、一つの仕事をしながら、同時にアイディアも考えるような、パラレル処理の仕事術を身につけましょう。


Q大学2年間で色々なことを学び知識が増え、将来の選択肢が広がったことで、将来絶対にこれがやりたい、という夢がまだ定まらないのですが、やはりもう定めたほうがいいのでしょうか

A20代にどれだけ効果的な自己投資をするかが大切。好きで得意なことと苦手で必要なことに集中投資しましょう。


自分の夢に近づくための自己投資の、時間やお金は、いつでも有限です。株式と同じように、リスクを分散するために多方面への投資も大切ですが、得られる利益も限られます。

かといって誰も10年後の世界が読めない状況で、夢やスキルを一本に絞って、あてがはずれるのも辛いことでしょう。夢は朝令暮改で、変わるものですし、変えても良いのです。

ですから、とりあえず、夢を定めずともいくつかに絞りながらも、それを実現するのに共通の学びに自己投資してはいかがでしょう。できれば、好きで得意なことと苦手で必要なことへの集中投資を10年続ければ、夢も徐々に具体化され(別の夢になっても可)その実現に挑戦するための自力=チケットも手に入るでしょう。


Q色んなものに参加することやアクティブなマインドの大切さについて語られていたとおもうのですが、自分の腰が重い日、時はどのようにモチベーションを上げていますか?

A元々ものぐさ信ちゃんなので、自分のためではない仕事を増やしてわがままできなくしています。


みなさんは学生なので、「今日はダルイから、学校に行くのやめとくわ」で済みますが、教員のわたしはそういうわけにはいきません。前日深夜まで教材を創り、こうして質問に答えた上で、大学に行かなければなりません(しかも明大は薄給な上、駐車場が有料なので自転車で)

つまり、自分だけで決められない、待っている相手がいる仕事、しかも世のため人のためになると自覚している仕事に関わると、ものぐさ心も消えて、わがままを言わなくなります。そのかわり、みなさんが受講レポートに嬉しいコメントを書いてくださったり、こうして質問をしてくださると、そんな苦労も吹き飛んでしまうほど嬉しいのです。

また、色々なものに参加する真のインセンティブは、人生残り少ない中で、ひとつでも多く未知なる知恵を学びたい、美や感動に出会いたいという半ば焦りにもにた気持ちです。みなさんのように若いと、人生はいくらでも時間があると思うかもしれませんが、気を抜いていると、あっという間に年を取ってしまいますよ。


Q文化芸術の素養はなぜ必要なのですか?

A1純然たる喜び、2創造のヒント、3ボーダーレスな心の合鍵、


何といっても、古今東西の有名無名の天才たちが生み出した美に触れることは大いなる喜びです。言葉にできない感動をもたらしてくれるのです。残念ながら、美を感じることは相互作用なので、見る側のセンサーも磨かないと感動を得ることができません。そのためには、やはり美しいものに触れる習慣を3年以上続けないとならないでしょう。

続いての理由は、これからフツーの仕事はAIに奪われていくので、人間が人間しかできない仕事を果たすには、美や感動の創造、クリエイティブなデザイン志向が大切になります。これは残念ながら教科書や大学の講義では学べず、自ら美しいものを求めて日々見て聴いて、五感で味わう必要があるのです。

それから、同世代の友だちと雑談するなら流行りの曲の話をしていれば良いのですが、国籍や年齢が違う人、それもその道で成功したような人たちと深い交流をするには、古今東西の文化芸術の知識と感性が必要になるのです。それは語学習得よりも、実は大切なことで、英語が上手で北斎やベートーヴェンを知らない人より、日本語しかできないけれど、それらの深い見識を語れる人の方が尊敬されるコミュニティがあるのです。


Q講義内容とは直接の関係はないのですが、F A Qの先生の回答が全て一文で明解に示されていたと感じました。そのように端的に言語化するために、普段から何か意識してされていることはありますか?

Aとにかく毎日文章を書くことです。SNSで1日1つは感動したことを素早く書く訓練をしましょう。


また、この授業の受講レポートもそのためにやっているのです。この授業だけでなく、すべての授業で、このレポートを勝手に書いて、勝手にSNSに書くのも良いトレーニングになります。

どんなことも、結局は、3日3カ月3年のやめたくなる壁を越え、10年1万時間の訓練を続ければ、上級者になれるものです。


Q取っておいたほうがよい検定があったら教えてください。

A英語とICT関連に加えて、簿記とビジネス法務はビジネスに役立ちます。


英語やICTは検定を取るというより、進みたいビジネスで困らないスキルが必須ですし、みなさん自覚されていると思うので省きます。

それ以外で、役立つと思うのは簿記とビジネス実務法務です。何か新しい事業プランを思いついても、そこでどんなお金が出入りするのか損益計算の推移がイメージできなくてはなりません。また法務がわからなければ、その事業プランがどんな法に触れたり、訴訟に巻き込まれるか、リスクが判定できないのです。

あとはグループワークが苦手なら、いずれ管理職になる前に受けるであろう、ビジネスマナージャー検定の教科書を読んでおくのも良いかもしれません。

https://www.kentei.org/


Qとりあえず、色んな分野で色んな人と出会うために、勉強会やボランティアのようなさまざまな経験をやってみることをお勧めして頂きました。そのような多様な分野での経験値を高めることや新たなことに挑戦してみることもとても重要であると思いますが、一つの分野での職人になることについて先生は、いかが思っていらっしゃいますか。 
 もし、差し支えなければ、色んな経験をすることと、一つの分野での職人になることのバランスをどのようにとれば良いのかについて、ご自身の経験から教えていただけると幸いです。

А二つの専門スキルを持ちつつ、様々な分野の基礎知識を有するπ字型人間を目指しましょう。


一つの分野で職人、プロになることは大切です。何かのプロでなければ、プロの集まりでは相手にもしてもらえないからです。ただし、専門バカ=それしかわからず、全体が見えない、連携ができない人=になってはいけません。まずは、専門性=縦棒と、俯瞰する知識=横棒を兼ね備える、T字型人間を目指しましょう。

そのためには、10年間、専門家になる努力を続けて、30代までに何かのプロになりましょう。同時に、自分の苦手分野をなくすべく、あらゆる知識を身に着け、異業種交流で師匠や仲間を増やしていきましょう。

そして、30代でひとつまた何か別の専門、できれば最初の専門と直接結びつかない意外なスキルを身に着けると良いでしょう。

例えば、私であれば、ネット活用もわかるし、中小企業経営もわかるという具合です。これが縦棒が日本に増えたπ字型人間ですね。60歳に近づいた今では、さらに、観光地域づくりもわかる、文化芸術もわかる、教育もわかると、専門性の縦棒を増やすことができ、おかげで毎日楽しく刺激的な日々を送れています。


Q私は学生の他に写真家としても活動しています。主にファッションフォトがメインです。久米先生が5月に文化服装学院で講演されるとおっしゃっておりましたが、私も講演を聞きに行かせていただくことは可能でしょうか。実際に文化服装学院に通っている友人も多くいるのですが、これからもしかしたら一緒に仕事をしていくかもしれない学生達の雰囲気・熱量を感じてみたいです。

A素晴らしい。先生に交渉して同行を赦してもらうようにしましょう。


その代わり、被写体としてはくたびれた私の講演風景を、実物よりマシに撮ってくださいね。

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