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2020年05月24日

【2020質疑応答1久米】就職活動に関する質問

受講生のみなさん

こんにちは!くめです!驚きました!明大でベンチャービジネス論を始めて15年になりますが、これほど多くの、しかも真剣な質問の数々が寄せられたことはありません。どうもありがとうございます。

私なりに要因を考えるに...

1 オンライン授業ゆえ5限でも参加できる学生が増えた
2 受講レポートを当日中提出にしたので考察時間が増えた
3 受講レポートの自由記入欄を質問と意見・感想欄に分けた
4 コロナ禍で就活への危機感や起業意欲が高まった
5 オンラインでむしろ講師が身近に感じられた


100近い、あまりにたくさんの質問が寄せられましたので、何回かテーマに分けて、心を込めて回答させていただきます。今回は、一番緊急度が高いであろう就職活動編です。

20明大VB3つの仕事.jpg

==========みなさんからの質問==========

Q 就活をしていくうえで、コロナによってどのような影響があるのか、また、どの業界が成長していくのかなどを教えていただきたいです。絞れては来ているものの、興味のある業界が決めきれないのですが、決める上でのアドバイスがあれば教えていただきたいです。

Q アフターコロナでの社会の変化、成長する業界などを先生の視点から教えていただきたいです。

A コロナ禍の直接的な影響だけではなく、その後の大恐慌や経済のブロック化、さらにはデジタルトランスフォーメーションの影響を考えましょう。

コロナ関連のニュースばかり見ていると、往々にして、交通・観光・旅行業界や、飲食・小売・サービス業界など、直撃を受けている業種ばかりが気になります。しかし、コロナウイルスは引き金に過ぎず、本当に恐ろしいのは、その後の恐慌レベルの世界的な景気後退、さらには、デジタルトランスフォーメーションによる産業構造と働き方・暮らし方の大変革です。

つまり、コロナウイルス騒動が終わった後は、特定業種だけでなく全業種が、大恐慌とデジタル産業革命の大波をかぶることになります。

その大波にうまく乗るべく、ビジネスモデルや事業スタイルを変革できた企業だけが、生き延びることができるでしょう。


Q 今後のエンタメ業界はどう変わっていくとお考えですか。収束後も自粛ハラスメントが懸念されます。

A 目先のコロナ自粛の影響よりも、好みと楽しみ方の多様化への対応が重要です。


懇意の乃木坂46関係者にお聴きしたら、卒業ライブができなかった代わりにオンライン配信をしたら100万人近く参加したそうです。我らが新日本フィルハーモニー交響楽団もテレワークで「パプリカ」を配信したところ200万アクセスを超えました。お笑い芸人でも、テレビや舞台に立てない分、ネット配信で人気を高めるケースも増えています。

ただし、Youtubeなどの参加型メディアは、プロ以外のアマチュアにもチャンスを広げます。プロの配信を見るだけではなく、自分で実演配信した方が楽しいと気づいてしまう人も、もっと増えていくでしょう。さらに、それぞれの好みも多様化しているので、ヒットを飛ばすことは難しくなっていきます。

また「あつ森」が世界中で大ヒットして、1300万本を超えたそうですが、こうした参加型コミュニティのオンラインゲームよりも、既存のエンタメの方が面白いと感じてもらうのはなかなか大変そうです。ただし、そこで握手会やライブをしてい芸能人も出ておりますが。

つまり、ここでもデジタルトランスフォーメーションに対応しなければ、乗り遅れてしまうわけです。


Q 就職活動において、ベンチャー企業も視野に入れているのですが、企業選びをする際のアドバイスがあればお願いします。

Q ベンチャー企業よりも大手の方が安定していて良いと大手企業を中心に就職活動を進めていますが、どのように感じられますか?

A 安定期においては大企業の方が安定していますが、大変革期にはベンチャーや中小企業の方が有利な場合もあります。


恐竜が気候変動に生き残れず、小動物が生き残ったように、企業規模が大きく、これまでの事業スタイルがうまくいっていた企業ほど、古い体質、古い人材、古い利権にしばられて変化対応が遅れる場合もあるからです。

世界のニュースを見れば、毎日のように、あっと驚くような大企業が経営破綻や大リストラをしています。同じ先進国でも、欧米の国々では、一時帰休(レイオフ)や、大量解雇などができる仕組みがありますが、日本では法的にそれが許されません。

私が20代の時に体験したバブル崩壊の時は、勤めていた証券会社は、割増の退職金を払って早期退職制度を導入しました。つまり小さくて素早い企業になるには、高給取りの中堅以上の社員がいる大企業ほどコストがかかるのです。しかも、こうした場合、優秀で他社や独立起業でも食べられるような優秀な社員からやめていくことが、ままあります。

さらに恐ろしいことに、これからAIやロボットが人間を追い抜くシンギュラリティが起きると仕事自体が激減しますし、こうしたデジタルトランスフォーメーションをうまく活用した新興企業や異業種からの参入企業の方が一気に有利になることも考えられます。

ですから、必ずしも大企業ばかりが安定しているとは言えないのです。


Q 今就活中で多くの企業に目を向けているのですが、やはり業界を絞るべきでしょうか。

A 10年後も必要とされる業界で、10年後も残る企業を選ばなければなりません。


単に、去年まで好調な業種、コロナ禍で浮き沈みする業種を、目先で選んでは失敗します。デジタルトランスフォーメーションで、10年後に発展あるいは縮小する業界は何か、大きく形を変えそうな業界はどこか、想像力を働かせる必要があるでしょう。

例えば、日本の基幹産業のひとつ、自動車産業ひとつ見ても、様変わりしそうです。どれだけ電気自動車が増えるのか?自動運転への対応はどうか?シェアエコノミーで台数が減るか?ドローンにどれだけ市場を奪われるか?などの要因で、業界地図は大きく変わりそうです。

ですから、業界研究を読む前に、デジタルトランスフォーメーションやシンギュラリティの勉強をしましょう。


Q 現在就職活動をしているのですが、もう一度新卒になって会社を選ぶとしたらどんな点を最も大切にして企業を選びますか?教えて頂けると幸いです。

Q もし久米先生が今大学生だとしたら、何を基準にして企業を選びますか

A 新時代に合う理念・商品×大変革に取り組むリーダーと社員の覚悟×強靭な財務体質の三拍子がそろった企業です。


大変革が起きる途上にある10年後は、現在の延長線上にはありません。望まれる新商品・新サービスは、まだ現れていない可能性も高いのです。ですから、私ならコロナ後の人々の新しい価値観とライフスタイルにあった企業理念と商品・サービスのコンセプトを持った企業を探すでしょう。そのため「10年後の世界を想像しろ!考え抜け!」と自分で自分に言い聞かせるでしょう。

また、この荒波を乗り切ろうと大いなる覚悟を持つリーダーと、そのためどんな労苦も厭わない役社員がいる企業を探すでしょう。具体的には、ネットでの経営者のインタビュー記事はもちろん、社長から社員までSNSなどで積極的に情報発信をしていて、そのメッセージに感激・共感できる企業を選ぶでしょう。(信じられないと思いますが、今時SNS禁止の大企業も多いのです)

それから、この恐慌を乗り切るための資金手当てができているかどうかが、ここ数年は一番大切でしょう。黒字でも大企業でもキャッシュがなければ行き詰るのが企業経営の怖いところです。ですから多くの学生が見ようともしない財務諸表をキャッシュフローまでチェックしましょう。私なら、メインバンクと設定したコミットメントラインなどのニュースも気にします(あのトヨタ銀行でさえ締結)


Q「公務員」に対して(将来の選択肢の一つとして)何かご意見がありましたら教えていただきたいです。安定を求めたい自分もいれば、やりがいのあるクリエイティブな仕事もしてみたい(民間企業など)という自分もいて非常に悩んでいます。

A 国も多くの地方自治体も赤字体質で、しかも多くの仕事がAIやロボットに取って代われることを肝に銘じましょう。


コロナ禍の今こそ、公務員が安心という論調があるのには驚きます。ただでさえ財政赤字体質なのに、このまま人口減少が進めば、有名な野村総研のレポートのように「2040年までに896の自治体が消滅する」という予想さえあります。

その上、今回のコロナショックで各種補助金や対策費の支出がかさみ、さらにこれから始まる大恐慌で税収が減るのは明らかなのです。お金が無くなれば、さすがのお役所も大リストラをしないわけにいかないでしょう。

そのお手本は、エストニアのような電子政府、つまりデジタルトランスフォーメーションの進化系にならざるを得ないでしょう。コロナ禍で、隠されていな真実、役所ごとに独自のやり方や人力でやった仕事スタイルが明らかになり、その結果、マスクもお金も届かない非効率性が見える化してしまったのです。日本にたった一つのベストプラクティクスの電子政府モデルがあって、全自治体が採用していた、自治体ごとの独自の仕事のやり方や多重重複投資など必要なくなってしまうのです。しかも必要な人材は半分以下どころか、無人の業務さえ増えそうです。

加えて、何もかも自治体職員でこなそうとせず、ネットで連携する民間企業やNPOとのコラボレーションを進めた方が、地域や日本の全体最適となるでしょう。そう考えると、むしろ公務員こそ、劇的な働き方改革を求められることになりそうです。それはそれでエキサイティングかもしれません。


Q 久米先生は様々な仕事を経験してこられたと思いますが、お金を稼ぐための仕事を選ぶ基準はありますか?ありましたら教えていただきたいです。

Q 私は現在就職活動中で、就職先を決める上で何が一番重要な要素なのか悩んでいます。周りの友達と話していると、ついついブランドや給料など分かりやすいものに惹かれてしまう自分がいます。久米先生がこれまで社会人としてご活躍してきた中で、ご自身の中での物事の優先度は変化してきたでしょうか?そして、現在最も重要だと思うことは何でしょうか?様々なご経験をされてきた先生の意見を知りたいです。

A 人気企業ランキングにない、友人や家族も知らない未来のオンリーワン企業を探します。


私の場合は家業に役立ちそうな、まったく未知の新規事業という視点だったのですが、ご質問のような勤めぬく就職だとすると、ちゃんと長持ちして稼げる企業でないといけませんね。

まずは、就職人気ランキングに入っていて、両親が勧めたり、友人がうらやんだりするような企業は全部除外します。就職前後の競争が激しい上、入社時がピークでその後下り坂になるケースが多いからです。例えば、私の卒業時は、銀行や保険会社が大人気でしたが、入社した時のままの社名の会社は、今やひとつもありません。全部、倒産や合併・支店統合に見舞われ、役員どころか部店長になることさえ難しくなってしまったのです。

一方で、あえて名前は出しませんし、学生に対する知名度もないでしょうが、ひそかに世界のトップシェアを握っているような地味な企業も、日本には調べれば多々あります。多くは、B2Bの特殊部品や生産財の企業です。本社が地方にあることも少なくありません。

それから、もちろん、来るべきデジタルトランスフォーメーション後の世界で、プラットフォームとなったり、コア技術を持ったりするICT企業も、当然、選択肢になります。ただ、この世界は、技術革新があまりにはやく、浮き沈みが激しいので、業種・技術・企業の吟味がシビアです。

とにかく、友人たちから「聞いたこともない企業だな、なんでそんな企業に入るの?」と言われたら、その就職は成功だと思いましょう。


Q 私はずっと自分の好きなことに関わる仕事がしたいと思っております。周りでも、好きなことを仕事にしたいと考える人は多いです。個人的に「好きなことはお金を使ってやればいい」と言う先生の言葉は、苦手なことだからって敬遠する必要はないという意味だと解釈しました。しかし、先生は嫌いなことに挑戦してほしいと受講生に訴えかけているような気がしました。私が考えすぎなのかもしれませんが、先生は好きなことを仕事にすることについてどう考えますか。

A 好きなことを仕事にできれば最高ですが、どんな仕事も好きになれる方が変化対応力に富み、結果として楽しい生き方だと私は考えます。



好きなことができると思って会社選びをして、逆に挫折することも少なくありません。好きな業種に入っても、会社には必要な職種が山ほどあり、希望部署につけるとは限りません。さらに、あなたと同じように好きな花形職種を目指して入社し、独自のスキルを持った先輩・同僚・部下と激しい競争を勝ち抜かなくてはなりません。がんばって花形職種につけても、自分の好きなように会社がやらせてくれるとは限りません。仮に希望部門の責任者(時には社長)になっても、こんなはずじゃなかったと思うかもしれません。

つまり好きな会社に入っても、好きであるがゆえに悩みや苦しみが逆に大きくなる可能性もあるのです。そんな辛くてさびしい事例をたくさん知っています。激しい恋愛結婚ほど、いざ冷めたり憎み合ったりすると悲惨な結末を迎えるのに似ているかもしれません。

一方、前の回答にあるような、人気もなく、よく知らなかった会社に入ったらどうでしょう。もともと期待もしていないし、知識もないので、どんな職場に回されても新鮮に映るかもしれません。自分の得意ジャンルでなければ、素直に上司のアドバイスを聞けて、かえって上達がはやいかもしれません。そして、理想と現実のギャップにも悩まずに気が付けば3年10年と経てば、いつしかその仕事が得意になり、好きにもなっているでしょう。

私も、苦手な業種・職種を渡り歩いているうちに、どんな仕事も面白いものだと思えるようになりました。だから、どこに放り込まれても、それなりに楽しみながら、人並み以上の成果が出せる自信が持てるようになりました。昔は、私の祖父母や両親も含めてお見合い結婚が多かったのですが、逆に離婚が少なかのは不思議です。きっと、過剰な期待もせず、こんなもんだと暮らしているうちに、いつの間にか馴染んだからではないでしょうか。。


Q 全く違う業種の仕事に就いていた印象が強かったのですが失敗するリスクは考えていましたか?

A 常に修羅場で自転車操業だったので、失敗するリスクで悩んでいるヒマがありませんでした。


振り返れば、常に崖っぷちを歩いていたので、もちろん失敗するリスクは大きかったのです。だからリスクを考えなかったわけではありません。

しかし、ずっと修羅場を歩いていると、リスクに対する感覚もだんだんマヒして慣れてくるから不思議です。とび職の達人が、私たちなら立つことさえできない高層ビルの上でも作業ができるようなものでしょう。

さらに、立ち止まったらコケてしまう、とにかくこぎ続けなければならないような自転車操業の状況では、悩みこむ時間もありません。ただただ一所懸命こいでいたのです。

かといって、今はどうかというと、やはり足元がぐらぐらしている感じです。新大学での新しいプロジェクトなど、いつも挑戦を続けているからです。ファンタジー映画によくあるように、吊り橋が、自分の後ろで、どんどん崩れていくようなイメージを持ち続けています。おそらくこの感覚は一生続くでしょうし、それが当たり前だと思えば、不思議となれるものですし、ちょっと楽しい感じもします。


Q PCスキル、言語力、コミュニケーション能力と就職活動でチェックされる点は色々あると思いますが、先生はどれが一番大切だと思いますか。

Q SNS以外で、一緒に働きたい若者像はどのようなものですか?

A ここに書かれていませんが、当たり前のことを「すぐやる→やり抜く」意思の力が一番大切だと思います。


懇意の経営者や人事責任者と話して不満を聞くと、逆にどんな若者を求めているかがすぐわかります。

「やれと言ってもやらない」「強く言うと会社に来なくなる」
「ただやれと言っても動かない」「具体的な指示やマニュアルをくれという」
「上司や部下と交わらない」「公私の区別が明確すぎて付き合えない」
「たった3カ月でやめてしまう」「これからという3年でやめる」

つまり、スキル以前に社会人基礎力、自ら一歩踏み出す主体性、自分の頭で考える問題解決力、さらにチームと成果を出す協調性に欠けている若者が多いのが悩みなのです。

だから、懇意の編集者と、このベンチャービジネス論を通じて「起業の教科書」を創ろうと考えていたのですが、イマドキの明大生を見て「すぐやる技術」「やり抜く技術」を書くことに決めました。そして思いがけず、ベストセラーになって若者や経営者に読まれているのも、こんな当たり前のことができない人が多い証左でしょう。

詳しくは、2冊の教科書や、より詳しく書かれた私の他の著書を読んでみてください。
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Q YouTubeがメジャーになってきている世の中ですが、私はテレビがとても好きです。久米先生のお知り合いでテレビ業界関連の人はいますか。また、テレビ業界に入るためにやっておくべきことなどを知っていれば、教えていただきたいです。

A 今年は予定が合いませんでしたが、昨年のゲスト講師 NHKの平田直樹さんの講演録をご覧ください。


明治大学ラグビー部OBで、NHKで活躍されている平田さんが、昨年、一昨年と、ゲスト講師をしてくださいました。講義ブログに紹介されているのでご覧ください。またfacebookもされているので、記事や番組の感想などを添えて、直接お尋ねになってはいかがでしょう。

ひとつだけアドバイスすると、北斎のことと、大英博物館・あべのハルカスでの北斎展のこともよく勉強してから、16のルールに従って、失礼のないようにメッセージをお出しください。

https://blog.canpan.info/meiji_venture/archive/369
https://blog.canpan.info/meiji_venture/archive/356


Q ベンチャー企業にも多種多様なものがありますが、なぜゲームのベンチャー企業を選択したのですか?

A ゲーム会社とい業態よりも、企業理念と経営者にほれ込んだからです。


私は、家業を継ぐ勉強のために就職先を探していました。中小企業向けのコンサルティング会社に内定をもらってからは、当時、注目されていたベンチャー経営者に会える好機と、会社説明会めぐりを繰り返していました。

そして、当時ユニークな経営をしていたミサワホームの会社説明会に行ったときに、その子会社、イマジニアの存在を知ったのです。今で言うスマートホームのようなコンセプトに感銘し、神藏孝之社長(当時)と面談しました。

正直に、私は「父の会社を継ぐための修行のために就職すること」や「コンサルティング会社に内定もらっていること」を話すと、「馬には乗ってみよ」で、実際に現場に出なければ経営の勉強にならないと叱咤されました。そこで、次の瞬間には社長と握手していました。

現状では後発のファミコンゲーム会社で、しかも経営危機の状態だと知ったのは入社してからでした。でも、この修羅場で飛込営業とゲーム開発をしたからこそ、今の私があります。


Q 進路の決定などをする際に、周囲の方からの反発を受けた場合はどのように対処されていたのでしょうか。

A 私が選んで生きていく人生だからと、心から説得するしかないでしょう。


私の場合は、父の会社に戻ると約束していたので、ゲーム会社への就職でさえ反対はされませんでした。しかし、証券会社に転職する時は反対されました。自分は株式投資が大好きなのに、不思議ですね。後で聞くと、大会社に入ると、もう戻ってこないと思っていたそうです。

でも最終的には押し切りましたし、バブル崩壊後、父の会社に戻るときには「いい勉強をしたな」と言われました。

私も親だからわかりますが、子供にはつらい思いをさせたくないし、自分の成功体験や価値観を押し付けたくなるものです。でも、私は、どこの大学の授業でも「親が勧めるところには就職するな」と熱く語っています。(もちろん私の子供にも)

就職は親の見栄や安心感のためにするものではありません。自分自身の幸せ、自己実現のために就職するのです。講師である私も含めて、もし誰かの意見を聞いて就職したら、何か悪いことがあるたびに、その人を恨むことになるでしょう。かといって、その人が後始末をしてくれるわけではありません。結局は他人事なのです。

だからこそ、就職先は自分で考え、自分の責任で、自分で決断するものです。その強い覚悟を、親を含めて反対している周囲の人に伝えましょう。


Q 就職活動において、明治大学よりも上の人と競争するのに必要な能力は何だと思いますか。

A 今時、学歴を気にして、学閥を大切にしているような企業に未来はないでしょう。


何が上だかわかりませんが、そんな細かいことは気にする必要はありません。上?の人ほど、就職人気ランキング上位の企業を、レミングのように目指しますから、上記の通り、「人の行く裏に道あり花の山」と逆張りの就活をすれば、無意味な競争を避けられます。

お示しした「16の習慣」を身に着け、SNSを使って、企業のキーパーソンと直接つながる独自の就職活動をしましょう。

その練習のために、このベンチャービジネス論では、facebookを活用しているような先輩経営者やキーパーソンをゲスト講師にお迎えしているのです。

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久 米 信 行  https://www.facebook.com/nobukume
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iU 情報経営イノベーション専門職大学 教授 https://www.i-u.ac.jp/
久米繊維工業株式会社 取締役相談役     https://kume.jp/
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連載コラム【日経産業SmartTimes】https://tinyurl.com/nikkei-kume
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多摩大学 客員教授 / 明治大学 講師 / 社会貢献支援財団 評議員
東京商工会議所 墨田支部 副会長 / 墨田区観光協会 理事
新日本フィルハーモニー交響楽団 評議員 / 日本舞台芸術振興会 評議員 
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