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ケンケンママ [2011年08月14日(Sun)]

今日は気仙沼のケンケンママのお宅にお伺いしました。現在4才のケンケンは呼吸器を付けて寝たきりの状態です。1才の時にリー脳症(ミトコンドリア病)と診断されました。

ケンケンママの悩みはレスパイト(看護士付き一時預かり)が気仙沼にないことと、停電時でも呼吸器が止まらないように自宅にソーラーパネルをつけたいこと。シニア施設はたくさんありますが、病気の子どもを預かってくれるところはなく、行政にかけあっても、この子一人のためには無理だと言われたそうです。ケンケンと同じ病気でなくとも、他の病気を抱えて同じように一次預かりもしてもらえず悩んでいるお母さんがいるはず。そう思い、ケンケンママは自分から発信を始めることを決意したそうです。だから、ケンケンの写真も撮って下さい、被災地にケンケンのような子どもがいることを知らせて下さいと言います。



ケンケンママが震災時のことも話してくれました。

地震が来たとき、小1と小2の子どもを連れて買い物に出てました。ケンケンは高校生の長女が見ていてくれました。すぐに自宅に戻り、子ども達を避難させました。何度電話しても救急車にはつながりませんでした。健常者は走って逃げることができるけれど、呼吸器をつけたケンケンはただ、ここにいるしかなかった。近くまで津波が来ていたのはわかっていたのでケンケンに「二人で流されようか。流されようね」って話しかけたそうです。津波は近くまで来たけれど自宅までは来ませんでした。車とバギーは流され、自宅の外壁なども地震で壊れました。

心配はケンケンのことだけではありません。小1と小2の孫を可愛がってくれていた別宅のおじいちゃんおばあちゃんが津波で流され、小1の女の子はすっかり落ち込んでしまいました。

でもね、悪い事ばかりじゃない。震災直後に何もモノがなかった時、お母さんたちのきずなは深かった。ないモノをわけあってお互いを助けました。そして「こんなこと他のどこでも起きなきゃいいね」と話しあっています。

地震や津波はいつどこであるかわかりません。でもその時に、より支援が必要な人が置き去りにされないように、今できることがあるはず。
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