ロシアは深刻かつ原則的な意見の相違にも関わらず、日本との平和条約交渉を続けていく ロシア外務省 [2019年09月30日(Mon)]
プーチンは自分の政権のうちに、日本との平和条約を締結したいと考えている。国際間で平和条約がないのは日本だけといっていい。
ロシアは極東、シベリアの開発には日本を有益なパートナーとなりえると考えている。中国に対する一定の牽制のためにも日本をうまく使いたいところであろう。 アメリカの軍事増強には神経質になっている。北方領土の問題はここが最大のネックかもしれない。 データ ロシア Sputnik /2019年09月27日 19:05 ロシアのイーゴリ・モルグロフ外務次官はスプートニクからの取材に答えたなかで、双方の見解に 深刻かつ原則的な相違はあるものの、日本との平和条約交渉を続けていくというロシアの姿勢を明らかにした。 「シンガポール合意実現の枠内で、3度の外相会談および 自分(モルグロフ外務次官)と森健良外務審議官の一連のコンタクトが成立した。 議論では、双方の立場に深刻かつ原則的な意見の相違が未だに残されていることが明らかになった。」モルグロフ外務次官はこう述べている。 茂木外相、ラブロフ外相と「率直に意見交換をしたい」 モルグロフ外務次官はさらに、日本の内閣改造は交渉プロセスには影響しないと強調し、理由として交渉プロセスは2国の首脳の直接的な管理のもとにあるからと述べている。 一方でモルグロフ外務次官は、アジア太平洋地域にMDを構築しようとする米国の行為が、ロシアの国家安全保障にリスクと平和条約問題の相互に受け入れ可能な解決のために新たな障害を生んでいることを指摘した。 モルグロフ外務次官は特に、米国防総省のマーク・エスパー長官が行った、アジア太平洋地域に中単距離ミサイルを配備する可能性についての声明と、日本に配備されうるイージス・アショアに搭載される巡航ミサイルトマホークの発射が Mk-41 垂直発射システムから行われたことにロシアは無関心ではいられないと強調した。 |