露米首脳、新STARTの協議開始で一致 [2019年06月30日(Sun)]
g20サミットはお祭りであるが、そのお祭りを利用して首脳会談がセットされることは、世界の平和維持に大きく貢献する。
今回の大阪サミットは首脳間の個別会談を開催できたことが緊張緩和に役立った。ただし解決というわけにはいかぬが、交渉の糸口は作り上げたといえる。 データ ロシア スプートニク 2019年06月29日 18:55 プーチン大統領は、露米首脳が新戦略兵器削減条約(新START)の協議開始を外務省に指示したと明らかにしたうえで、これが条約延長につながるか述べるのは時期尚早だと述べた。 プーチン大統領とトランプ米大統領は、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開かれた大阪で会談した。 プーチン大統領は、G20サミット閉幕後の記者会見で「新STARTについては、ロシアも、米国側も、協議を始めるよう外務省に指示した。 この協議が新STARTの延長につながるかは、まだわからない。(それを)述べるのはまだ時期尚早だ」と述べた。 米国、INF全廃条約で禁止されているミサイルの発射実験を計画 新STARTは露米が展開済みの戦略核兵器の相互削減する条約。2010年4月8日に調印され、2011年2月5日に発効した。 同条約は双方が合意すれば、2026年までの5年間延長される。 米国は今年2月、中距離核戦力(INF)全廃条約からの離脱を表明。その際、ロシアが長期にわたって条約に違反していると批判した。 プーチン大統領はINF全廃条約に関する状況で同様の措置を取った。 INF全廃条約はソ連・ロシアと米国に地上発射型の短距離(射程500キロ〜1000キロ)・中距離(射程1000キロ〜5500キロ)弾道ミサイル、巡航ミサイルとその発射台の実験と展開を行う義務を定めた。 |