スイスのジュネーブにてアメリカとロシアの外相による交渉が実施された。ロシアのウクライナ侵攻を阻止できたのかどうか。
ロシアがウクライナ国境に大軍を集結させといて、侵攻を拡散するなという呼びかけは首をかしげたくなるが、NATO軍が臨戦態勢に入ったのでロシアが踏みとどまったというところであろう。
また、呼びかけた、という表現は面白い。交渉相手に対して。

データ
ロシア・スプートニク 2022年1月19日, 05:35
ロシアのラブロフ外相はアントニー・ブリンケン米長官との電話会談でブリンケン長官に対し、ウクライナに対する「ロシアの軍事侵攻」が準備されているかのような疑惑を広めぬように呼び掛けた。露外務省がこうした声明を表した。
ラブロフ外相とブリンケン長官の会談を総括した露外務省の声明には次のように書かれている。
「ウクライナ南東部の情勢のコンテキストで(ラブロフ)外相は(ブリンケン)長官に『ロシアの侵攻』が用意されているかのような疑惑を拡散するな、逆にウクライナ政府にミンスク合意を完全に遂行させよと呼びかけた」
露外務省は、両外相は近日中にも継続してコンタクトをとる可能性を討議したと補足している。
これより前、NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、NATOは近くロシアへ書簡を送り、安全保障に関するロシアの提案に回答すると述べている。
主たる問題は依然として武器コントロール、軍事活動、ミサイルにおける透明性となっている。
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