SBI、新生銀のTOB成立 保有比率47.77%で連結子会社へ
By Reuters Staff
[2021年12月11日(Sat)]
証券会社が銀行を買収し子会社化する時代となったようだ。今までのイメージからすると、銀行が証券会社を設立するとか買収して系列化するものという固定観念があった。
銀行が万能でなくなったという証左となるかもしれない。 データ イギリス・ロイター2021・12・11 SBIホールディングスは11日、新生銀行への株式公開買い付け(TOB)の結果を発表した。 10日までに5692万2199株の応募があり、保有比率は47.77%に高まった。 [東京 11日 ロイター] - SBIホールディングスは11日、新生銀行への株式公開買い付け(TOB)の結果を発表した。10日までに5692万2199株の応募があり、保有比率は47.77%に高まった。SBIは17日付で新生銀を連結子会社化する。 新生銀は、SBIが提案する川島克哉氏、五味廣文氏、畑尾勝巳氏の3人を取締役に選任するための臨時株主総会を2022年2月初旬に開く。承認されれば、新生銀の現取締役は退任する。 新生銀の前身は国が公的資金を注入した日本長期信用銀行で、現在も約2割の株式を国が保有している。SBIの北尾吉孝社長は以前から、約3500億円の公的資金返済に全力を尽くすとの考えを示している。 |