中国、赤道ギニアに基地建設を検討=WSJ [2021年12月09日(Thu)]
中国は大西洋側に軍事上の補給基地を設ける構想のようだ。補給網を整備することが軍事上の優位性を確立する。
しかし、海外の軍事基地の維持には膨大な資金が維持費とともにかかってくる。中国はそれに耐ええる財政力を持っているということだ。 まだ、船舶は燃料を石油に頼っているので、燃料の補給基地は中国海軍の行動範囲をかなり大きく拡大することになる。 データ ロシア・スプートニク2021年12月6日, 10:07 米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が、米情報機関の機密情報に詳しい交換からの情報として報じたところによれば、中国は赤道ギニアに軍事基地の建設を計画している。 実現すれば、中国は、大西洋沿岸に初めて常設の海軍基地を持つこととなる。 米情報機関の機密報告書によれば、新たな基地の創設により、中国の艦船が米国の東岸の対岸となる大西洋沿岸で再軍備、再装備を行うことが可能となる。 また、同紙はホワイトハウスと米国防総省はこの脅威を警戒していると指摘した。 10月、米国のジョン・ファイナー大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)が赤道ギニアを訪れ、テオドロ・オビアン・ヌゲマ・ムバソゴ大統領とその息子で後継者とされるテオドロ・オビアン・ヌゲマ・マンゲ副大統領に対し、中国からの申し出を拒否するよう要請していた。 中国、2030年までに核弾頭を1000発にまで拡大=米国防長官 昨日, 12:00 米政府の匿名の高官は、WSJに対し、米国は海上の安全保障問題の解決に向けた外交政策の一環として、赤道ギニアに対し、中国の今後の計画に向けた潜在的な措置が米国の安全保障分野における懸念を呼んでいることを明確に伝えたことを明らかにした。 米国の政府高官の情報によれば、中国は赤道ギニアの最大都市バタに建設地の候補に挙げているという。 バタには、中国の専門家らによって建設された商用の深海港がある。またバタには、ガボンをはじめとする中央アフリカの他の地域とをつなぐ道路網が整備されている。 しかし、WSJは、今のところ、バタ港で大々的な建設が行われている兆候は見られないとしている。 |