アフガンの女性問題省が「勧善懲悪省」に、元職員ら施設に戻れず
By Alasdair Pal [2021年09月20日(Mon)]
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勧善懲悪省が作られ、女性問題省が廃止されたという。そもそも女性問題省などという省自体があることが問題なのであるが、それも廃止されると女性の立場はさらに後退する。
勧善懲悪省なるものは、おそらくアメリカ軍に協力した市民を徹底的に追及して処罰するものとなるのであろうか。 家など財産をすべて置き去りにして、祖国アフガニスタンから逃げるためにアメリカ軍の軍用機に殺到した民衆は、タリバンの報復を恐れてのことであろう。無残というしかない。 撤退するアメリカ軍はアフガニスタンに一体、何を残したのであろうか。 データ イギリス・ロイター2021・9・20 9月17日、アフガニスタンの首都カブールで女性問題省の施設から表示板が外され、「勧善懲悪省」に置き換えられた。 同省で働いていた女性職員らは、施設から締め出されたと語っている。 [17日 ロイター] - アフガニスタンの首都カブールで17日、女性問題省の施設から表示板が外され、「勧善懲悪省」に置き換えられた。同省で働いていた女性職員らは、施設から締め出されたと語っている。 女性職員らはここ数週間にわたり出勤を試みていたが、自宅に帰るよう言われ、追い返されていた。ロイターが施設周辺で撮影された複数の動画で確認した。 ある女性職員によると、16日には建物が施錠されたという。 別の職員は、「家族で収入があるのは私だけなのに」と嘆いた。「省がなくなったら、アフガニスタンの女性は一体どうなるのか」 イスラム主義組織タリバンからのコメントは得られていない。 私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」 |



