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コラム:米金融政策の正常化、待ち受ける「市場とのかい離」という難題=井上哲也氏 [2021年08月01日(Sun)]
ワクチンの普及でコロナを抑え込み、経済が早期に正常化するというように市場は見ているかどうかである。FRBのジャッジが的を射ているかどうかが今後の動向で明確になる。


データ
イギリス・ロイター2021・8・1


[東京 29日] - 米連邦準備理事会(FRB)は7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、資産買い入れの減速(テーパリング)の条件である「政策目標に向けたさらなる顕著な前進」に対して、米国経済が着実な歩みを進めていることを確認した。


経済活動が力強く拡大する下で、物価は既に目標をクリアし、雇用の改善も続いているだけに、FRBの評価は市場に支持されている。

このため、今回の声明文が、今後数回の会合で「前進度合い」の評価を続ける考えを示し、年内のテーパリング開始を示唆しても目立った反応はなかった。

このようにFRBによる金融政策の正常化は円滑に進んできたが、今後を展望すると、ポスト・コロナの金融経済の特徴やFRBが採用した政策運営の枠組みとの関係で、金融市場にとって注意すべきいくつかの課題も浮かび上がる。

<利上げの影>

FRBは上記の条件が満たされればテーパリングを開始する一方、インフレ率が目標を緩やかに上回るという条件(「平均インフレ目標」)が満たされれば利上げを開始する。

このように両者の条件は別であり、前者は目標の達成に向けた動きに関するフォワードな視点を有しているのに対し、後者は過去のインフレ実績を考慮する点でバックワードな視点を持つ。

しかし、これらの政策対応は時間的に連続した形で講じられるだけに、両者には密接な関係がある。

中でもインフレ率が高止まりしたケースでは、FRBの最優先課題であるインフレ期待の高位安定化に資するだけでなく、利上げ開始の条件が容易に満たされる点に注意すべきであろう。

なぜなら、既往のインフレ率が高水準である方が、今後のインフレ率が相対的に低くても平均インフレ率の意味での目標を達成する余地が生ずるからである。

FRBは、イエレン前議長による「量的緩和第3弾(QE3)」の終了から利上げ開始までに長期間を要した際に、金融政策の正常化戦略の適切さに対して疑念が生じただけでなく、利上げ開始時期を巡る思惑によって、市場がしばしば不安定化した経験を持つ。

その点を踏まえると、テーパリングの終了から利上げ開始までの間隔が、間延びする事態を避けたいはずだ。
Posted by ゆう東洋医学研究所 at 11:30 | 天国と地獄 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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