日本の陸上自衛隊の10式戦車は、ソ連軍(ロシア軍)の戦車の北海道上陸を邀撃するために作られた重戦車である。性能的には世界でもトップクラスの性能を持つ優秀戦車である。
ただし、それだけに重量があり50トンの重い戦車となる。アスハルトの国道を走ると道がでこぼこになり他の車両が通行できなくなる欠点がる。
日本の敵になりうる国がロシアから、中国に移ったという認識のもとに、ロシアの通信社の論調は主張している。南方では、沖縄ではこの重い洗車は役に立たないであろうという。
日本は、水陸両用戦車を大量生産して、沖縄列島に配備する必要がある。ヘリ空母を小型空母に改装することも、南方での有事の際の制空権維持を念頭に置いたものであろう。
それと、沖縄県民を守るには、ミサイルを撃墜する対空防御ミサイルの配備が必要となろう。 イスラエルは、パレスチナの攻撃ミサイルを80%強撃墜したという。

イスラエルの防衛ミサイルが、パレスチナのミサイルを迎撃して撃墜している写真
データ
ロシア・スプートニク 2021・6・6
陸自衛隊の戦車
日本にとって敵となりうる国がここ数年で変化したことを考えれば、これは非常に重要なことである。
現在、日本が敵として警戒すべき国は中国であり、それにより、戦闘が繰り広げられると予想される場所が北から南へ、あるいはさらに南の島に移動した。島では90式のような重量50トンを超える戦車は走行できない。
沿岸地域の防衛における戦車の役割は、敵の空挺兵が降下し、拠点を制圧する前に、素早く攻撃し、殲滅することである。つまり戦車の機動性は反撃を成功させるための重要な要素なのである。
日米の共同訓練は尖閣防衛だけを目的としているのか?
中国には2006年に水陸両用戦車(30ミリ砲を搭載した05式水陸両用歩兵戦闘車ZBD–05、105ミリ砲を搭載した走行突撃車ZTD-05、さらに中国は105ミリ砲を搭載した63式水陸両用戦車およそ300輌を有する)が製造されたことから、空挺兵に反撃を加えるためには戦車が絶対的に必要である。
そこで中国軍が日本の島(たとえば沖縄)に空挺兵を派遣したとすると、強大な砲撃支援を持つことになる。
歩兵隊がこうした空挺兵に対抗するのは難しく、戦車が必要となるのである。戦車は水陸両用戦車から降り立つ空挺兵にどんな場所でも反撃しなければならず、戦車は高い機動性を持ち、あらゆる橋を通過できなければならない。そしてこの条件をクリアしているのは74式戦車だけである。
10式戦車には10億ドル以上が拠出されたにもかかわらず、国の防衛力を高めるものになっておらず、実際に戦闘が必要となったときには30年以上も前に開発された戦車に頼らなければならないというのは、なんとも皮肉な話である。