潜水艦乗員の意思疎通に問題か [2021年02月11日(Thu)]
潜水艦の基本的事項である浮上するときの監視体制の問題として、最も近代的装備を施しているといわれる”そうりゅう”の事故としてはたるんでいるとしか言いようがないだろう。
自衛隊はいかなる時も戦時にいつでも参戦できる体制を維持しなければならないが、訓練中といえども実戦の緊張感を持たねばならない。 潜水艦が持つ抑止力というのは、軍事の世界では重視されているが一般的にはあまり知られていない。北朝鮮が潜水艦とミサイル発射装置の開発を急いでいることを考えねばならない。 ドイツのU−ボート潜水艦を引き合いに出すまでなく、潜水艦の軍事上の打撃力としての機能はますます重要となってきている。 ロイターが報道しているので軍事情報の世界では注視されているとみておかねばならない。 データ イギリス・ロイターBy 共同通信, Kyodo2021.2.11 海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」が高知県足摺岬沖で民間商船と衝突した事故で、潜水艦が海中から浮上する際の艦内の報告や指示が不適切だった可能性があることが10日、政府関係者への取材で分かった。 海自は最も危険とされる浮上の安全確保策として、周囲の船舶を多重チェックする手順にしている。 当日は定期検査から高度な任務に復帰する訓練中で、練度不足が事故の要因となった可能性もある。 第5管区海上保安本部(神戸)や海自の事故調査委員会は、乗員の訓練状況や事故前の艦内のやりとりを調べる。 |