新型肺炎、中国本土の感染者7万人強に 日本などの経済への影響懸念 [2020年02月17日(Mon)]
中国国内の企業活動の停止などの影響で、日本とシンガポールがリセッション(景気後退)に陥るとの懸念が強まっている。
武漢市には日本の自動車産業が多数(160社という)工場などを展開しており、工場の操業停止の長期化、交通手段の閉鎖の影響が出てくる。公道の走行禁止などの処置が出ている。 また、これから春に向けての観光客の移動も厳しく制限されるので、中国はもとより、日本、シンガポールの経済の減速が強まることになるだろう。 データ Reuters2020年2月17日 / 13:14 [上海 17日 ロイター] - 中国国家衛生健康委員会は17日、中国本土での新型コロナウイルスによる肺炎の死者が16日時点で新たに105人増え、1770人に達したと明らかにした。 感染者は2048人増の累計7万0548人となり、発生源とされる湖北省では3日ぶりに感染拡大ペースが加速した。 新型肺炎のまん延が収束する兆しが見えないなか、中国国内の企業活動の停止などの影響で、日本とシンガポールがリセッション(景気後退)に陥るとの懸念が強まった。 内閣府がこの日発表した2019年10─12月期実質国内総生産(GDP)は、5四半期ぶりのマイナス成長となった。 シンガポール政府は2020年の経済成長率見通しを従来の0.5─2.5%からマイナス0.5─プラス1.5%に引き下げた。 リー・シェンロン首相は14日、新型コロナウイルスの影響でリセッションに陥る可能性に言及した。 湖北省では16日に新たに1933人の感染が確認され、新たな死者は100人に上った。死者の増加幅は今月11日以来の小ささだったが、感染拡大ペースは加速した。 新たな感染例の9割近くは武漢市で確認された。 中国当局によると、本土で感染が確認された7万人強のうち、1万0844人が治療を受け、退院している。 中国本土以外の感染者は500人強に達し、死者は5人報告されている。 湖北省は16日、感染拡大を阻止するため、交通規制を一段と強化する方針を表明。 必要不可欠なサービス以外は車両の公道での走行を禁止し、企業にはさらなる通知があるまで閉鎖を続けるよう要請した。 |