ロシアも興味深々と言うところであろう。ロシアの通信社の報道であるが、匿名の情報源というとことに注目している。
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スプートニク日本 2019年06月27日 08:15短縮 URL
ブルームバーグが報じた、トランプ米大統領が日米安保条約の合理性に疑いをもち、同条約を破棄する可能性について側近との私的な会話の中で漏らした、という報道からすると、まるでトランプ氏は戦後の日米関係の根幹となるものをひっくり返そうとしているようだ。
しかし、スプートニクのアンドレイ・イリヤシェンコ解説委員は、この報道には数点の「興味をそそる」点があると指摘している。
まず注目したいのは、ブルームバーグ記者が情報源とし、記事の結論を導いたのが、3名の匿名の人物であるということだ。
とすると、現在の世界の秩序を支えているものを揺るがすことのできる情報は、簡単に漏れてしまい、それらの情報を一流メディアが利用することが普通になっている、ということである。
日米安保破棄に関するトランプ氏の突飛な発言:その裏にあるものとは?
ロシアの研究機関、メディアメトリックスセンターによれば、「ワシントン・ポスト」と「ニューヨーク・タイムズ」が引用した匿名の情報源は、この8年間で増大した。
もし検索システム「グーグル」を使い2011年の1月1日から2018年の12月31日までの各新聞社サイトに注目すると、「名のない情報源」「アイデンティファイされていない情報源」「匿名の情報源」といったキーワードで1303件ヒットした。