イギリスの参謀総長が、ロシアをIS1L・イスラム国やアルカイダよりも脅威と発言していることは、驚きである。
イギリスや、ヨーロッパの国々からみると、プーチンのロシアをいかに脅威として認識しているかである。日本から見てもロシアは恐ろしい国であるかもしれないが、その認識は低い。
第二次世界大戦(大東亜戦争)以後、日本とロシアは平和条約を締結していない唯一の国であることを認識しておかねばならない。
そして、イギリスの参謀総長の認識を共有しておかねばならないであろう。ロシアが択捉島、国後島に軍備を強化していることを深刻に受け止めることだ。
以下引用
ロシア
スプートニク日本 2018年11月25日 07:04
英陸軍のマーク・カールトン・スミス参謀総長は24日、英紙デイリー・テレグラフの取材を受け、ロシアは英国にとりイスラム過激派組織「ダーイシュ(ISIL、イスラム国)」や「アルカイダ」以上の脅威との考えを示した。
セルゲイ・ラブロフ露外相はこれを受け、ポルトガル外相との会談後の記者会見でスミス参謀総長の発言にコメントした。
ラブロフ外相は「英軍参謀総長の大胆な発言、そのような発言に対する『レッドライン』はロシアに敷かれておりましたかな?
われわれは誰に対しても知的能力や政治能力の発揮を制限することはできませんよ」と述べ、一線を越えたスミス参謀総長の発言に対し、皮肉を交えながら批判した。
同外相はさらに、英国防大臣でさえも以前にそのような発言をしたことがなかったと指摘。
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ラブロフ外相はまた、バラク・オバマ前米大統領が国連演説にて同様のロシア批判を行ったことを例に挙げ、スミス参謀総長がロシアを「脅威」と表明した唯一の人物ではないと強調した。
ラブロフ外相は「オバマ前米大統領は国連演説でエボラ熱の流行を(世界の安全保障上の)脅威であると指摘した。
まあ、エボラ熱はわれわれの積極的な支援のもと解決しましたけど。一方のISILについてはまだ最後まで対処できていませんがね」と述べた。
スミス参謀総長は先に、ISILの危険性は以前よりも減少したため、「ロシア脅威」の対応に集中する必要があるとの考えを示していた。
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