中国の後備軍(民兵)まで武装を強化し、戦争を想定し軍の支援体制を全民まで広げよう としている。国力と軍事力を背景に、南シナ海での岩礁埋め立てによる島の造営は強引すぎる。
一方、アメリカは、オバマの“世界の警察官をやめる”という不用意な発言が中国を つけあがらせる隙を作った。
この発言から中国による南シナ海の埋め立てが加速化したといえる。 アメリカの失策、失政から新たな緊張を高めたことになる。
東シナ海における尖閣諸島の問題も、約数十年前、アメリカサイトから、 “石油資源がある可能性がある”と不用意に発表された途端、中国が急に領有権がある と主張しだしたことは記憶に新しい。
また尖閣諸島の一部は、日本政府がアメリカに演習地として貸しているのだが、 それでもアメリカは日本の領有権を援護しないことも覚えておこう。
追記
フーバー元大統領の回顧録によると、アメリカ ルーズベルトが、第二次世界大戦のおり、ソビエトに膨大な軍事援助を与え赤軍を強化しドイツ軍を打ち破った。
そして、強大化したスターリン赤軍の援助によって中国は毛沢東革命を実現した。今の巨大な中国は、 ルーズベルトが作ったようなものである。これもアメリカの失政であろう。