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読書のすすめ「西洋医が教える、本当は速効で治る漢方」井齋偉矢著 [2020年01月26日(Sun)]
中国で肺炎が急速に拡散している。漢方の視点から書かれている本であるので紹介したい。
肺炎に関する書物であるので、小生も至急探して一読したい。

データ
2020・1・26
「サイエンス漢方処方が日本の医療を飛躍させる。」

肺炎を治癒させるものは抗菌薬ではない。

抗菌薬は細菌を死滅させるが、肺炎を治癒させるものではない。肺炎は宿主の免疫能により治癒に至る。著者、井齋偉矢氏の主張である。

原則通りの発言で、筆者も同意する。そして、「肺炎の治療に抗菌薬」という考えの中に西洋医学の限界がみられる。

感染症の発症と治癒過程はあくまでも生体と病原体の相互作用である。漢方薬は宿主の免疫能に関与する薬剤である。

井齋氏は<炎症><微小循環障害><水分代謝>をkey wordsとして漢方薬の機序を説く。

基礎的知見と実践に即した説得力のある記載である。井齋氏は講演で漢方薬の適応となる症状を、日常的な言葉で解説されている。

東洋医学の語彙を使用しないで漢方薬を使用できる方法を提示されている。

「東洋思想を切り捨てることで漢方は飛躍する」、井齋氏は断言する。しかし、井齋氏は漢方薬の背景となる東洋思想に精通していることを、筆者は付言しておく。

漢方とは現在の西洋医学の確立するはるか以前より続いてきた東アジア伝統医学が日本で発展したものである。

この伝統医学と西洋医学が統合されていることが日本の医療の優位点である。

本書には井齋偉矢氏の考えと実践が凝縮されている。すべての臨床医に読んでいただきたい著作である。適格な漢方処方が広がることが日本の医療の質をあげることにつながる。
Posted by ゆう東洋医学研究所 at 22:42 | 東洋医学 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
韓国キムチと中国キムチは根本的に違う [2019年02月16日(Sat)]
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70年前の戦時の状況下のことを蒸し返さず、両国民ともキムチを食し、お酒を日本人、韓国人とも飲み交わしたいものである。

日本とアメリカとの交戦中の戦時下という異常事態の中であったので、国内では中学生以上学徒動員で工場などにほとんどの国民が徴用されている。

当時、朝鮮半島は日本国であったので、そこの国民も動員されたということである。

データ
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]i2019年02月06日08時12分

トンチミ(大根の水キムチ)。(世界キムチ研究所)

キムチの語源は、朝鮮時代の漢字学習書『訓蒙字会』(1527)で漬け野菜を意味する中国の漢字「●(=くさかんむりに沮)」を「ディムチェ」と記録したのが最初だ。

キムチの過去の発音が「ディムチェ」であることが分かる資料だ。

また「塩漬け野菜」という意味を持つ漢字「沈菜」から「ディムチェ」、そして「ジムチェ」を経て「キムチ」に変わったという見解もある。

一方では「ディムチェ」という固有の韓国語を「沈菜」として音と意味を借りて表記したという見方もある。

漢字「●」は高麗史(1451)に「園丘壇(ウォングダン)の祭祀に使った」という内容が登場するが、どのようなものかは明確でない。

キムチの起源といえる「漬け野菜」を意味する記録は中国の文献『詩経』(紀元前10−7世紀ごろ)に見られる。

『詩経』に「畑のキュウリがあるので、これをむいて●菜を作って祖先に供える」という一節がある。

しかしキムチ専門家は「韓半島(朝鮮半島)と中国は環境はもちろん嗜好などによる差があるので、文化的な起源を中心にキムチの歴史性を判断する必要がある」と指摘する。

文化的起源の観点で見ると、韓国のキムチと中国の漬け野菜は漬け方に違いが発見される。

中国は酒・酢のようなアルコールなどで野菜を漬けて保存する半面、韓国は醤と塩で野菜を漬けて発酵させる。

このため中国は酢酸貯蔵食文化圏、韓国は乳酸発酵食文化圏に区分できる。キムチの独創性が分かる重要な違いだ。

キムチなど漬けた野菜を好む食文化は穀類中心の食事をする農耕文化圏のうち季節の変化が明確な国で主に発達した。

腐敗を防ぐため発酵を通じて保管した韓半島のキムチは、他国の漬け野菜より一段階発展した形と見ることができる。

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Posted by ゆう東洋医学研究所 at 13:07 | 東洋医学 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
腰痛を治す東洋医学の施術 [2018年07月26日(Thu)]
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腰痛を治す東洋医学の施術
腰痛に悩む日本人の数は1千万人を超えており、10人に1人は腰痛にかかっている。

日本人の約90%は一生に一度は腰痛を経験するといわれている。

人間は2本足直立であるから、内臓などの重みが腰にかかり、全重量の60%-65%の負荷がかかっている。

腰を前に曲げるときにはその負荷が4倍となる。特に加齢を重ねると筋肉が弱まり、腰への負担がまし腰痛にかかりやすくなる。

その腰痛全体の85%はレントゲンなどでは異常が見られない非特異的腰痛といわれる。

腰痛にかかるというのは日本人の宿命であるといってよいだろう。

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その腰に発生する“こり”は宿命であるが、そのこりを緩和するのが鍼灸マッサージ師による施術である。

腰にあるこりを取り除くには、腰にあるツボや足にあるツボを刺激して、身体を楽にさせ、気持ちよくさせることである。身体がすっきりと軽くなる。

ツボは、中国の歴史の3000年の施術の蓄積を経て確立されたもので、いまだにそのツボについて科学的に解明できていない。

小生は時々腰痛になるので鍼を打ってもらうのであるが、その針を打つ位置が足の先であったり、足首の周辺であったりするのであるが、なぜそれが効くのかはわからないのである。

ツボというのは不思議な体のポイントである。
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Posted by ゆう東洋医学研究所 at 09:48 | 東洋医学 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
睡眠中に同じ姿勢を続けていると腰痛になる 寝返りが少ないと腰痛になりやすい [2018年05月13日(Sun)]
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 慢性的な腰痛は、多くの場合、自分の日常生活に原因があります。

原因を探るヒントになるのが、痛みを感じる時間帯。腰痛を午前中に感じる人は、睡眠中に原因がある可能性が高いのです。

 東京大学医学部附属病院リハビリテーション部の理学療法士・山口正貴さんは、朝、腰が痛いのは、睡眠中に同じ姿勢を続けている、つまり「寝返りが少ない可能性がある」と指摘します。

 寝返りが少ないと、なぜ腰痛が起こるのでしょうか。主に2つの理由が考えられます。

 1つは血流が悪くなること。仰向けの状態では、内臓の重みが腰に集中し、血管が圧迫されて血流が悪くなります。

腰の筋繊維から、プロスタグランジンなどの炎症物質が放出されて痛みを引き起こします。

 もう1つは、長時間体重をかけられることで、腰の骨(腰椎)と骨をつないでいる靱帯がゆるむこと。

その結果、連結部である関節が不安定になり、動くと痛みが出るのだそうです。

 一方、午後や夕方以降に腰が痛くなる人は、日中の行動に問題があるかもしれません。

例えば、タクシーの運転手は同じ姿勢を長時間続けているため、腰痛に悩む人が多く、デスクワークで1日中座りっぱなしの人も要注意なのです。

■腰痛を引き起こす日常生活の要因は3つ

 日常生活の中で腰痛を引き起こしやすい要因は、「腰の動きすぎ、動かなすぎ、そして体の硬さの3つです」と山口さんは主張します。

 腰の「動きすぎ」というのは、重い荷物を持ち上げたり運んだりする動作を繰り返すなど、腰を酷使し、負担をかけているということ。

一方、「動かなすぎ」というのは、前述のように、腰をまったく動かさない状態が長く続くことで、睡眠中に寝返りが少ない場合や、デスクワークで座りっぱなしの場合のこと。

「体の硬さ」というのは、関節の可動域が狭く、柔軟性が低いことを意味します。

データ
2018/5/5 日本経済新聞

付記
日常生活が原因となることは、わかっていますがなかなか予防できないのが腰痛を患っている人に多いのです。癖になるというか、腰痛が繰り返されるのです。

寝返りが少ないと腰痛になりやすいというのは、小職の経験からも納得できます。朝起きたときに体が硬いと感じると腰痛が起こりやすいといえます。

小職の対策は、朝布団の上で軽い腰痛体操をします。これが体の硬直を軟化させ体の堅さを取り腰痛を防止できるようになりました。

万が一、腰痛になってしまったら、鎌倉の”メディカルゆう”にお越しください。
鍼灸マッサージ師が施術し改善します。HPに地図が出ています。

小職の経験からでは、鍼(はり)が効くように思います。即効性も高いと思います。
もちろん、マッサージによる施術も有効ですので、好みによるかもしれません。
Posted by ゆう東洋医学研究所 at 13:23 | 東洋医学 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
一番の夢はもっと多くの人に中国医学というこの素晴らしい医学を知ってもらうこと。今後も中国に残って中医師の仕事を続けていく [2018年05月03日(Thu)]
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東京生まれの豊田聡さんは現在、北京のある診療所で中医師の仕事に就いている。

2006年3月に中国医学を学ぶため、吉林省長春市へやって来た豊田さんは、今ではすでにカッピングから鍼灸までこなす「経験豊かな」中医師だ。人民網が伝えた。

中国にやって来て、その学業から日々の生活にいたるまで、中国人の友人たちにたくさん助けられたという豊田さん。

そんな豊田さんは、中国人との友達付き合いは腹を割って話すことができ、日本での人付き合いに比べるとずっと気軽だと笑いながら話す。

また、「今の中国はスマホさえあればどこへでも行くことができ、支払いもできて非常に便利」とその変化に感嘆している。

中国での夢について、豊田さんは、「一番の夢はもっと多くの人に中国医学というこの素晴らしい医学を知ってもらうこと。

今後も中国に残って中医師の仕事を続けていくつもりで、自分が学んだ中国医学を通じてもっと多くの人の役に立ちたい」とその思いを述べた。(編集TG)

「人民網日本語版」2018年4月28日

付記
中國では中医師という資格があり、東洋医学の医師として正式に認めれれている。西洋医学と東洋医学が並列で医療として位置ずけられているところにその特徴がある。

東洋医学は中国3000年の歴史を持つ治療として現代でもつずいている。

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Posted by ゆう東洋医学研究所 at 11:12 | 東洋医学 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
終末期リハビリで前向きに生きる力を [2018年03月06日(Tue)]

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リハビリテーションで「全人間的復権」

 がんなどで、死期が迫る終末期の患者さんにもリハビリテーション(リハビリ)が行われていることは知っていますか?

 生きていくために機能回復・維持を目的にする「リハビリ」と「終末期」の組み合わせは、一見矛盾するように見えますが、それは違います。

リハビリは、患者さんのQOL(Quality Of Life=生活の質)を最大限に引き上げ、「人間としての尊厳」を保つことを目指すものです。

終末期においてもそれは、変わりありません。さらに、終末期のリハビリでは、機能の回復や維持ばかりではなく「最期まで生きる力を持ち続ける」という見えない効果も期待されています。

<データ>
2017年2月8日 萩野浩 / 鳥取大学教授
毎日新聞

付記
人間の生活機能を維持していくのは、最終的にやはり筋肉です。筋肉が動かなるということが人間としての終わりとなります。

その筋肉を強くする、身体を動かせる筋肉を維持する、というのがリハビリです。機能訓練を通じで体を絶えず動かしていくことが大事です。歳をとっても筋肉をつけていくことは可能です。

東洋医学では、未病に対する取り組みが重視されます。病にかかる前にいかにその予防をしていくかということです。

筋肉を少しずつ鍛えて体力をつけていくということも未病に対する考え方です。

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Posted by ゆう東洋医学研究所 at 13:28 | 東洋医学 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
ヘルスケアとはなんだろう。 [2018年03月02日(Fri)]
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ヘルスケア(英語: health care)とは、健康の維持や増進のための行為や健康管理のこと。

東洋では、養生、あるいは未病といった概念によって、健康時からの健康の維持や増進が図られてきた。

近年になり西洋でも、健康の維持・増進や予防医学にも注意が払われるようになってきている。

未病
健康の維持や増進はもともとは東洋医学が得意としている分野である。

東洋には病気になる前の状態を呼ぶための「未病」という表現がある。


そして中国には昔から「上工治未病(上工は未病を治す)」という言葉がある。

つまり良い医者というのは、発病してからではなく未病の段階で異常を察知し対処するものだ、ということを言っている。

それに対して西洋医学では、未病を見過ごしてしまい、発病してからはじめて治療に取り掛かる。

西洋においては医療の役割というのは怪我をしたり疾病になってしまった後に事後的に治療するものなのだと考えられがちである。

病気を火事に喩えて言えば、中国医学が火事になりそうな危険な場所をあらかじめ点検したり、燃えそうな建材をあらかじめ不燃材にして無事に防ぐのに対し、西洋医学では火事が起きてしまってから対処しよう、という考え方である。

西洋の医療ではヘルスケアはなおざりにされてきたのである。

西洋医学のように発病するまで放置しておいて発病してから対処するという考え方は得策とは言えず、伝統中国医学のように、未病の段階でそれを的確に察知し、自己治癒力を高めることで早めに対処しておこうとする考え方のほうが適切であり重要である。
Posted by ゆう東洋医学研究所 at 13:39 | 東洋医学 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
米学者 がん予防にはまず減量を [2018年02月07日(Wed)]
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がん予防にはまず減量を

2018年02月07日 06:07短縮

米疾病対策センター(CDC)の専門家らが、過去に米国で確認されたがんのうち40%が肥満と関係している可能性があると発表した。

つまり、健康的な生活習慣の維持ががん予防の基本的な方法だということだ。



「Medical Xpress」が伝えたところでは、今回の調査にはがんと診断された63万人の米国人が参加した。

その結果、肥満と13種類のがんとの間に関連性が認められた。脳腫瘍、食道がん、乳がん、胃がん、肝臓がんなどがこれに含まれる。


CDCがん予防・対策部門のリサ・リチャードソン博士の発表では、体重を減らすことによってがんの発症リスクを下げることができるとしている。
Posted by ゆう東洋医学研究所 at 14:15 | 東洋医学 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
赤身の肉や乳製品の摂取頻度を引き下げるよう勧めれている [2018年02月07日(Wed)]
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カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究で、体内組織のコレステロールの量があまりに増大すると、大腸ガンの増殖速度が100倍以上にもなることが明らかにされた。

ポータル「サイエンス・アラート」に研究結果が発表されている。



実験では2グループのマウスが使われた。一方には高コレステロールの食事が与えられ、もう一方には特別な酵素をカットしたため、これにより、コレステロール値が上げられた。

その結果、すべてのマウスで幹細胞の分裂が活性化し、これから腸の組織が成長し、腸自体も長くなった。こうしたすべてが相まって、大腸に急速にがん細胞が生成された。



塩分のとりすぎが認知症を引き起こす理由が明らかに

学説では脂肪、トランス脂肪酸またはある種の炭水化物を豊富に含む食物は体内のコレステロール値を引き上げてしまう働きがあると書かれている。

このことから専門家の多くは、赤身の肉や乳製品の摂取頻度を引き下げるよう勧めれている。
Posted by ゆう東洋医学研究所 at 12:22 | 東洋医学 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
塩分の取りすぎは認知症や脳梗塞が発症する。論文は科学誌『Nature Neuroscience』に掲載された。 [2018年02月06日(Tue)]

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これは、塩分は脳や心臓の健康にとって極めて重要な分子の生成を妨げる細胞の増殖を促進するため。

米コーネル大学のジュゼッペ・ファラコ氏のチームは、塩分の取りすぎが身体に悪い理由を明らかにするため、基準値の8〜16倍の塩分を加えた食事をマウスに与え、観察した。

数週間後には変化が見られた。脳に向かう血液の流れが激減し、血圧が高くなった。そしてマウスに行動に、反応や記憶力の低下の最初の兆候が見られた。

塩分によって、体内で老化など様々なプロセスに関わる重要な分子、一酸化窒素の分泌が妨げられることが明らかになった。
Posted by ゆう東洋医学研究所 at 16:50 | 東洋医学 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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