
事業家としての"スピリット・経営マインド"
小生は、経営者は、事業家としての"スピリット"すなわち "経営マインド"というものが、 "必ず収益を上げる事業にするという強い意志力"が、 そして、多くの社員を守るため事業を存続させるという決意が、 最も大切であろうと思います。
また、それだけでなく、周囲の人々の応援・支援、そして、関連会社のトップの強いバックアップ があったことなどが、大きな支えとなりました。
(実際は、心の中では、再建など放り投げて、 止めてしまおうと何遍も思いました。笑 。ほんとに事業再建はしんどい。笑。決してカッコイイものではありません。 それでもやり遂げられたのは、やはり不器用な意志力であったのでしょうか。
歯切れのいい再建論を聞くとホントかいな、と思ってしまいます。笑。 事業を立ち上げた経験もありますがそちらの方がずっと楽でした。)
落日ーー経営力が無ければ潰れるだけだ。
後日談ですが、小生が退任後の、後任のトップ(2代)は業績給を廃止し、 元の年功序列給与に戻し、ボーナスも同じようにしたそうです。
そしてメイン商品中心に戻っていき、赤字転落しそのあと二度と黒字にならず、 時代の流れもあったのでしょうが、5年後に解体され、完全に消滅しました。 その後、その社員達の運命はどうなったのでしょう。 おわり
10年後の後日談ですが、当社のメイン仕入れ先が、小生のことを"奴は傑物であった” と評価していたと、伝わってきました。10年後ですから、あまりにも遅い話ですが。笑
しかし、そのことは上記の仕事に関することではなく、別の観点からの評価であったと思います。
小生の遠縁に松下電器(現 パナソニック)の人事部の幹部をしていたものがいて、 "半分メクラ、半分メアキ” とよく言っていました。"必ずしっかり見ている人がいるものだ。不遇の時も 悲観するな。”という意もあったと思います。
小生の実感では、6-7割が”メクラ”の印象でしたが、笑。当社だけの現象でしょうが。
若い人たちも、”半分はメアキである”ことを信じて、困難な仕事に取り組み、 是非、達成してほしいと願っています。
余談
東芝の事例を見るにつけ、トップの器量がやはり問われることになるでしょう。WHの入札のときアメリカの企業が入札に応じていません、しかも時価の3倍で買わされたともいいます。また、GEのトップは原子力発電は採算にあわないと2012年に発言しています。ババをつかまされたということで、東芝は倒産の危機に直面しています。
