米、見返り「包括案」提示か=非核化履行で経済協力など−韓国報道
トランプ氏
【ソウル時事】韓国紙・朝鮮日報は12日、ポンペオ米国務長官が9日、北朝鮮の平壌で金正恩朝鮮労働党委員長と会談した際、「完全な非核化」の履行の見返りとして、北朝鮮に体制保証や経済協力などを与える「包括的パッケージ」を提示したと報じた。
ソウルの外交消息筋の話として伝えた。
早期非核化なら経済協力=米長官、正恩氏と「内容ある会話」
同紙によると、包括的パッケージには、南北に米国を加えた形で朝鮮戦争(1950〜53年)の終戦宣言を行うことなどが含まれ、米韓のほか、日本や中国、欧州連合(EU)が役割を担う。
ただ、同パッケージが、日米の求めている非核化と見返りの一括実施を意味するのかどうかは明らかではない。
朝鮮中央テレビは10日、ポンペオ氏が正恩氏にトランプ米大統領の口頭メッセージを伝えるとともに、「新たな代案」を示したと報じていた。
朝鮮日報はこれに関し、包括的パッケージが新たな代案を指していると伝えた。(2018/05/12
付記
朝鮮戦争終結のため、一気に調印するために当事者の、中国とアメリカ、そして北朝鮮、休戦協定には調印しなかった韓国を含め停戦条約、平和条約を締結するかもしれない。
アメリカのトランプ氏は劇的な効果を狙っていると思われる。