
中国沿岸部にクジラの群れ現る
広西チワン族自治区北海市政府は先ごろ行った記者会見で、国内の専門家が率いる2組のチームによる1ヶ月以上の追跡・調査を経て、広西チワン族自治区北海潿洲島の海域に姿を現したクジラの群れは中国大陸の沿岸部で初めて発見された大型クジラの群れであることを確認したと発表した。
人民日報が伝えた。
同島の島民と観光客は今年3月より、同海域でクジラの活動をたびたび目撃している。
専門家は科学観測により、これらのクジラをニタリクジラとした一方で、カツオクジラではないかとしている専門家もいる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年5月2日
付記
大型クジラの群れの中国大陸の沿岸での発見は初めてであるそうだ。
この時期に中国沿岸に現れるとは、海中の気温の変化か、或いは餌となるプランクトンの中国大陸周辺への移動か、或いはその海域で大量発生している可能性がある。
やはり、海水の水温の変化により、クジラの生息区域が変化してきたのか、クジラの大量発生により移動する群れが出てきたのか、興味あるところである。
日本近海でも三陸沖に現れるが、遠く中国沿岸とは驚きで調査の必要があるだろう。