【高陽(韓国北西部)時事】韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は27日午前10時15分(日本時間同)ごろ、軍事境界線のある板門店の韓国側施設「平和の家」で首脳会談を開始した。
正恩氏はこれに先立ち、軍事境界線で出迎えた文氏と握手し、徒歩で韓国入りした。
北朝鮮最高指導者の訪韓は初めてで、南北分断の歴史に新たな1ページが刻まれた。
午前9時半ごろ、文氏と正恩氏は初対面。にこやかに言葉を交わした後、文氏は韓国入りした正恩氏と手をつないで共に北朝鮮側にも入った。
正恩氏は会談冒頭、「平和繁栄、南北関係の新しいスタートラインにしたい」と発言。
文氏は「金正恩氏が軍事境界線を越えた瞬間、板門店が平和の象徴になった」と応じた。
会談は昼食を挟んで午後も続けられる。
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時事通信 2018年4月27日